霜の朝

 暑かった今年の夏でしたが、このところ急に冷え込んできて、9月末まで半袖で過ごしたのが遠く感じられる程冷え込んできました。
 ここ数日は毎朝真っ白な霜に見舞われ、いつもより長く咲き誇っていた我が家の花壇の花も、”煮え湯”をかけられたように色をなくしぐったりとしています。季節とはいえ、残念な光景です。霜に弱い畑の作物は殆ど収穫を終え、今では土の中の馬鈴薯や、寒冷地作物のビートの収穫が真っ盛りとなっています。
 今年は、豊作気味との話を聞いていますが、昨今の自由化圧力や、競争原理導入で必ずしも豊作を喜べない状態が続いています。明日その辺の緊急対策を、自民党の中で協議するため、札幌に行きます。

乳牛改良の道

 夜「根室乳牛改良協議会」の30周年記念式典が開かれ、出席して御祝いを述べさせて頂きました。
 この会は根室管内の各農協単位に作られた「乳牛改良同志会」の連合組織として結成されたもので、この30年間会員が切磋琢磨しながら根室管内の乳牛改良をリードしてきた会です。
 開拓以来度重なる冷害に見舞われたこの地域の農業を、冷害の影響の少ない牧草を主体にした酪農に切り替えて以来、低かった乳牛の能力を少しでも高めようと、遺伝的能力の向上を図る努力が続けられてきました。高い能力を出した種雄牛の子供を輸入し、それを基礎牛や、種雄牛として使う事が主でしたが、長命性や、草を牛乳に変える効率の高さなどを理想の体型に設定して、それにどの位近づけられたかを競う「乳牛共進会」もかなり以前から行われていました。
 最近では、検定事業が普及し、データーでその能力が測られるようになって、共進会はかつての盛り上がりはなくなりましたが、それでも、若い人達の乳牛育成技術や、改良意欲向上の大事な場として、続けられています。2010年には、北海道で初めて全国共進会が開かれます。酪農王国北海道の主産地として根室乳牛が活躍することを期待します。

福祉大会

 朝便で中標津に帰り、友人達が係わっている展示会に顔を出したあと、中標津の公民館で開かれた中標津町福祉大会に出席しました。毎年この時期、長年福祉向上のために尽くした方達の表彰と、他地域での住民福祉向上の優良事例の講演などを聴いて、また更にこの地域でもより良いものをと言う研修をするために開かれています。地元中標津での活動事例紹介では、「子育てコミュニケーションスペースるるる」が取り上げられていました。これは、中標津の子育て支援の拠点として、「るるる」という場所を設け、そこで9つの団体が子育てに関するさまざまな支援や、交流をして、孤立しがちな子育て中の母親達のサポートをしているものです。完全ではないでしょうが、こうしたボランティアのおかげで、どれ程子育て中のお母さん達が安心できるか知れません。こうした活動が、全道で広がっていけば、子育ての負担感がどんなに軽減されることかと思います。
 後半の講演は、千葉県流山市副市長石原重雄氏の、「住民の力を活かした地域作り」で、行財政改革の中で、必要に迫られてではあるが、大胆に住民の力を活用してさまざまな業務をNPO法人化した団体に管理してもらっている例を話されました。
 まず住民が自主的にするものという考えを浸透させること。次に住民にどうしても出来ないことを行政が後押しする。市町村で出来ないことだけは、県でやるという自治の基本にしっかり立ち返ることだと言うことでした。北海道民もこのような考え方に戻らなければならないのではないかな?

随時調査

 常任委員会では、年に一回の道内調査か、道外調査が行われることになっていますが、この他に、随時調査と言って、原則日帰りで時の課題についての調査にでることがあります。
 今回も、来年のサミットを控えて、道内の環境に対する取り組みを調査する目的で、1日かけて札幌市モエレ沼公園での雪冷房、石狩市の市民風車の取り組み、酪農学園大学の家畜糞尿のバイオガスプラント、そして、ルイ・イスカール&ガラス石狩美術館を視察研修させて頂きました。どれも皆まだ試行錯誤の最中のもので、本格的に普及するには課題もありますが、北海道らしい取り組みや、市民出資による先進的な取り組みなどです。採算面や、効率を問われると行き詰まるものが多いのですが、政治の環境に対する取り組みもまた同時に問われている施設ではないかと思ってみてきました。
 ちょうど今日、アメリカのゴア元副大統領と国連IPCCの、地球温暖化に対する取り組みを評価してノーベル賞が与えられることになったとのニュースが伝えられました。既に実感として温暖化が進んでいると感じられるようになっていますが、経済成長を優先する国が多い中では、難しい問題だと思います。
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モエレ沼公園           石狩市役所での懇談
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市民風車「かりんぷう」         酪農学園でのバイオガスプラント視察

道政と市町村

 議会が終わり、連休が明けて漸く地元を歩く時間がとれました。昨日今日と何人かの人達と会って話をする機会があり、この中で感じるのは、道と市町村(住民)の考えの違いです。
 
昨年構想を出しながら一向に進展の気配の感じられない市町村合併論議、先日道が示した「自治体病院等広域化・連携構想」、国の方針を受けて出された「消防広域化方針」、自治を拡大しようという「道州制・権限移譲」、行財政改革の一環の「支庁再編」等々これまであったシステムの大幅な見直しが目白押しに出されることに市町村やその住民の考えや認識がついて行けず、反発となって出てきていることです。
 誰でもこれまでなじんだ制度や利便性などの中で暮らせるのが良いのです。それらが維持できなくなるだろうことは想像が出来ても、まだ手直し程度で維持できる、努力で続けられると思いたいのです。
 道の側から見ると、これらの対策を急がなければ、手遅れになると思っても、改革はまずこういった住民に繰り返しねばり強く説明をし、時間をかけることの方が早い場合があると認識すべきだと思います。

政治資金

 昨日と関連して、政治資金について書きます。
 私の場合、中標津の議員事務所には、二人のスタッフがいて、私の政務調査の手伝いの他、後援会、自民党支部などの事務処理を行っています。これを支える資金は、地域の支援者の皆さんからの後援会費と、私の政務調査費(月43万円)のうちから30万円を入れてやり繰りしています。二人のスタッフは民間並の高い給料は払えないので、退職者とパートで賄っています。後援会費は月500円ですが、景気が良くないこともあって、そう沢山は集まらず、スタッフもやり繰りに苦労しているのが実態です。
それでも私は家業をもって家族がそれを支えてくれているので、報酬を足りない分の政務調査や、議員活動費に充てられるのですが、議員報酬だけで生活もしている議員は大変です。しかも選挙で落選したらその日から収入はゼロになります。
 先の参議院選挙でも問題にされた政治資金ですが、領収書は勿論全て整えていますが、何故一円まで公開の必要があるのでしょう。民間もやっていると言いますが、保存義務があるだけで、税務署から求められたとき提示するだけではないでしょうか。何故議員だけという疑問が湧きます。

議員とお金

 先日札幌の市民オンブズマンから、道議会に3項目の申入書がもたらされました。「期末手当の15%カット」「日当の実費支給」「政務調査費の8万円カット」でした。会派代表者会議で検討していくとのことですが、財政再建で道民に我慢を求めざるを得ないのですから、多分ほぼ受け入れることになるのでしょう。これをもって「世知辛い世の中」と言ってはいけないのでしょうが、政治資金報告で締め付け、議会費で切りつめられていけば、本業をなげうって議員活動をしている者は、家族も養っていけなくなりはしないかと、その結果議員活動は昔のように名誉職に戻ってしまわないかと心配になります。なってみて思いますが、議員というのは本当にお金がかかるものだと言うことです。全てが、選挙に向かっているからかも知れません。私のような、地域代表にとっては、皆さんの期待に応えていくためには、自分の為にではなくとも選挙に勝っていかなければならないのです。そのためにマイナスになりそうなことは全て取り除いていくとお金がかかることになるのです。

情けないもの

 日曜日で、行事もなく、昨日詰め終わったデントコーンをビニールで覆う作業の手伝いをしました。昨日暗くなって終わったものですから、端が大きくはみ出したり、予定より高く積んでいてビニールの幅が足りなかったりで、それを修正するのに1日かかってしまいました。久し振りに1日農作業をしたものですからくたくたで、もうとても眠いので今日はこれまで。
 体力が落ちました、情けないものです。

収穫の秋

 今年は暖かい日がまだ多く秋と言ってもまだ一ヶ月程前のような気がしていますが、着実に季節は進んで、今朝地元中標津に帰ると、我が家ではデントコーンの収穫作業の真っ最中、道路では澱粉原料の馬鈴薯を満載した大型ダンプが走り回っています。まだ初霜は来ていませんが、作物はちゃんと時期を感じて実ってきているのだと感じました。
 我が家の作業ですから、早速バンカーサイロに行って、最後の仕上げの作業などを手伝っているうち、なんだかダンプが多くて滞ると思ったら、刈り取るハーベスターが2台入っているとのこと。15ヘクタールを今日一日で仕上げてしまうために機械を集めたのですが、ならして踏むタイヤショベルが一台ではどうしてもこうなって、思惑通りには行かないものです。午後からトラクターに乗って、ならして踏む作業を手伝って、夜7時頃終了しました。
 今年は前半は寒くて、さっぱり伸びずに心配しましたが、8月からの暑さで遅れを取り戻し実の入ったコーンが出来ました。3ヶ月もすると牛達に美味しいサイレージが食べさせられます。

三定議会最終日

 今日で、第三回定例会25日間の会期が終わりました。午後から開かれた本会議はいつものように、委員会に付託していた議案のそれぞれの委員会での審査結果報告をした後議決。このあと人事案件の上程と知事による提案理由説明の後簡易採決。最後に北方領土や、品目横断経営安定対策、アイヌの権利に関する意見、貸金業金融の予審義務づけの意見、など11本の意見案採決ですが、意外に共産党が「北方領土の返還促進に関する意見案」で反対にまわりました。これは、彼らの本部が、”うるっぷ島”から北も日本の固有の領土と主張し続けているからで、今回初めて「歯舞・色丹・国後・択捉」と、このあとに付けていた「等」をはずして、日本が返還を求めているのが4島だと言うことをはっきりさせたからです。このあとの採決では、この件以外は全会一致で決まりました。
 今回は特に、私が代表質問をしたこともあって、印象に残った25日でした。