空港の効用

 中標津空港の今年の利用客数が好調だと、昨日の新聞に書かれていました。
 中標津を中心とする根室管内は、鉄道がすでに無く、札幌や、東京方面へ出向くためにはこの空港利用が必須です。
 今年はアベノミクスの影響か、ビジネス何の搭乗が多いのではと書いてありましたが、確かに今まではかなり空いていた、朝の千歳発1便が、最近結構混んでいることを見ても解ります。そして、その中に知り合いはわずかで、殆どが出張の会社員風の方です。  
 こうして利用数の向上が見られる空港ですが、日本一利用客の多い地方空港の新千歳空港の民営化が検討段階に入っています。国が、各空港の費用負担減少と規制緩和のため、空港の民営化方針を打ち出したことによります。
 北海道は、大幅な黒字の見込める千歳空港と、そのほかの空港を一体で民営化して、千歳の黒字を他の12空港維持のために使おうという考えを持って居て、千歳空港株式会社と交渉しようとしていますが、交渉は進んでいません。

期成会要望

 予算編成時期を前にして、各振興局管内の開発期成会の要望会が相次いでいます。
 今日は、根室管内と、宗谷管内が議会を訪れました。
 農業、漁業、林業といった一次産業や、交通網の整備、地域活性化、医師確保など医療福祉の充実、各振興局独自の要望など、多岐にわたった予算要望を積み上げています。
 北海道も赤字体質の自治体ですから、どの要望にも応えることが出来るわけではありませんが、一部から聞こえてくるのは、どの部に行っても、部長の答えは「国に要望します」「国に伝えます」ばかりで、北海道がどうするという話がない、との不満でした。
 知事答弁にそのフレーズが多いので、口癖になっている面もあるとは思うのですが、私たちの議会での追及が甘いせいもあるのではと思った次第です。

議員の質

 東京都議会でのセクハラヤジや、兵庫県の県議会議員大泣き会見を切っ掛けに中間議会である都道府県議会議員に対する批判が多くなりました。
 今朝のテレビでもこれを取り上げ、「大して仕事もないのに報酬が多い」とは・・・・。言葉を失います。
 そういうキャスターは、私たち以上に報酬を得て、言いたい放題言っていればよいのではと思ってみたくなります。
 議員全員が、質の良い人ばかりとは言いませんが、少なくとも、選挙で選ばれてくる議員は、それぞれ選挙区の人達にその人となりを判断されて選ばれてくるのですから、そんなにおかしい人が成れる筈もないのです。
 確かに報酬は一般的なサラリーマンより多いのは確かですが、行政の特別職とはほぼ同等で、しかも退職金や、年金は全くありません。
 地元での事務所維持費や、人件費には政務活動費が充てられますが、それも、後援会や、政党の事務所を兼務していると、その数で割った分しか充当できません。
 今時はいわゆる政治献金は、地方の企業が苦しくなって、そうした費用を賄うだけは求められません。議員報酬から、その穴埋めにも使います。
 制度上こうした事を防ぐために皆さんの税金から「政務活動費」が支給されていますが、これとて、純粋に政務調査かどうか解らないからと返還訴訟を起こされ、仮に勝訴しても弁護士費用は私たちが払わなければなりません。
 愚痴ですが、土曜・日曜もなく地域を走り回り、ひたすら頭を下げ、この上報酬を下げろと言われれば、この役目を担う若い人が出て来るでしょうか?
 残念ながら、私は勧められません。

頑張りました。

 中標津マラソンが、絶好の天気(マラソンにしては、少し気温が高かったかな?)の中でスタートしました。
 小学生とファミリーが対象の2キロコースでは、早い子は7分ちょっとで帰ってきました。5キロでも17分、ハーフは1時間15分を切る記録で、たいしたもんだと思うのは、私が年を取ったせいでしょうか。
 20キロを走りきる皆さんには、尊敬の念さえ感じます。これも、日々の努力の積み重ねの結果で、いくら体力に自信があっても突然走れる距離ではありません。
ファミリーや、ママさんランナーと一緒に表彰台に上った子供を見るとほほえましく、親がこの様に頑張っている姿は、きっと子供に受け継がれるだろうと、表彰状を読みながら想いました。
 来年もまた沢山の方が参加してくれるよう、待っています。
スタート.jpgハーフマラソンのスタート
ファミリー表彰.jpgファミリーの部の表彰式
女子5キロ.jpg女子5キロのほほえましいメダリスト

中標津マラソン

 中標津町では、町民マラソン大会から範囲を広げて、「中標津330開陽台マラソン」として、ハーフマラソン大会を開催するようになって、今年で第6回を迎えました。
 今日夕方6時から、その開会式が開かれ、名誉大会長として挨拶をさせて戴きました。
 回を重ねる毎に参加者が多くなり、今年は1300名を超えるエントリーとなっています。
 時期的には、全国の他に比べて、気温が低く、ようやく濃くなった緑の中を、どこまでもまっすぐな直線道路を走る楽しさが好評のようです。
 明日の大会では、タイムもさることながら、完走を目指して頑張ってもらいたいものです。
中標津マラソン.jpg選手宣誓

判決

 会派に支給されている平成20年分の政務調査費(今は政務活動費となっている)の使い道について、札幌の市民オンブズマンから訴えられていた裁判で、政党に調査委託費として支出していた金額について、政党活動と政務調査の区分けが判然とせず、半額は政党活動に使われたとして返還するようのとの判決がありました。
政務調査費は、以前はそれ程厳しい縛りが無く、領収書も1万円以下のものは提出義務がなかったのですが、10年ほど前から税金によって支出されているものなので、領収書を全て揃え、議会事務局でしっかりチェックしていますので、こんな判決が出るとは予想していませんでした。
私たちの活動は、あらゆる方面で行いますので、後援会活動や、政党活動は政務調査とは区別しなければならないのかも知れませんが、こうした活動の全てから地域の意向を吸い上げ、道政に反映するのが議員活動と思っていますので、本当はどれも政務活動だと言いたいところです。

大谷頼み

 今日の楽天戦。先発の大谷翔平が、16奪三振で完投勝利。
 昨日は武田勝が1回に8点を失う情けなさ。
 今年の日本ハムは投手陣がきりっとせずに、浮上しきれない状態が続いて居る。
 打撃でも、やっぱり大谷が居なければと言うような試合が多く、補強が出来なかったツケが出ているように思う。
 二刀流について批判的な向きも多かったが、こうまで専門のふがいなさを見せられると、大谷がいなかったらどんな成績になって居るだろうと思ってしまう。
 中田もそこそこ4番の役割を果たして、打点は挙げているものの、強力な4番打者の怖さはなく、前後の打者の活躍を引き出すところには至っていないのではないか?
 優勝候補のソフトバンクと先行して争っているオリックスなどは、最下位候補だったのに、この強さはどこから来ているのだろう?
 早く日本ハムも大谷頼みから抜け出して欲しい。 

学力

 地元の、所々で地域のことを話す機会があります。
 経済が行き詰まり感があることや、人口減少が実感として感じられることなどから、かなりの危機感を持っています。
 その中に、高校の間口減や、閉校になるのではという危機感があります。
 中学の卒業生が、高校の定員以上にあるのに1間口分以上に管外へ進学してしまうと言うことで大きく定員割れして学級数(間口)削減となるのです。
 原因は様々で、スポーツや、職業科などは管内にないのでやむを得ないのですが、進学希望者がここからでは実現できないとよそへ行ってしまうのが問題です。
 医師が定着しない、地元出身の教員が確保出来ず、常に新任教員が多い、地元に就職する子供の能力が低いなどの問題は、常にここに原因を発していることに、地域がみんなで意識することから始めなければなりません。

本当に?

 議会での集団的自衛権に関する論争の様子がテレビニュースに流れたせいで、会う人に、「あれを決めて、本当に戦争にならないか?」と聞かれることが多くなっています。
新聞が、これまでより一歩踏み出した憲法解釈についていかにもすぐ戦争に巻き込まれるかのように書き立てるからではと思います。
解釈変更に至った経過や、連立している公明党の修正、安倍総理の「他国に出向いて戦争をすることは許されない」との発言などのことについては意識されていないことなのかも知れません。
集団的自衛権を私たちの生活に当てはめてみると、いじめられている仲間を見ぬふりしていると、自分にもいじめが及んでくることを防ぐために、いじめられている仲間を助けるために一緒にいじめっこに対抗するといえばわかるでしょうか?
それも、他に方法がない場合という条件付ですが。
勿論過剰防衛になら無いよう監視する仕組みも欠かせない事です。 

kaikaku

 政治の世界では、何かに行き詰まるとすぐ「改革」という言葉を持ち出して、いかにも良くなるような幻想を与えます。
 済みません、私は、小泉改革で何が良くなったか全く解りません。そうした期待感を持たせるのも、政治家の仕事なのかも知れません。
 ですが、小泉改革で何が良くなったでしょうか?
 格差を拡大し、年末テント村が出来るほど非正規雇用が多くなり、仕事をしていても低賃金。
 これが改革に隠れた現象の一端です。
 そして景気は浮上せずに終わりました。
 今、アベノミクスが功を奏しているように見えますが、実は、通貨供給量を増やしたものが出回っているだけなのかも知れません。
 昔から続いて居るものは、それぞれに意味があり、それを変えるにはもっと慎重であるべきと思います。
 現場を知らない人に、改革という言葉を使ってもらいたくないものです。