今日から第四回定例会が始まり、冒頭補正予算や各種条例改正案など13本の議案提出と知事からの説明がありました。これには、人事院勧告による官民給与格差是正のための給与に関する一部改正案も含まれ、知事を始めとする特別職(議員も含む)道職員・学校職員・警察職員等の期末手当を減額するための改正案が含まれています。共産党からは、コロナで本当に苦労してきた職員の期末手当を減額することには反対の意見が出されましたが、民間、特に小規模事業者の従業員がコロナのために大きな収入源となっていることを考えると、0.05パーセント程度の減額はやむを得ないものと思わざるを得ません。この他、決算特別委員会報告もあり、賛成者多数で議決されました。この後、3日金曜日から論戦が開始されます。
月: 2021年11月
第四回定例会
10日もの間怠けましたが、今日から再開します。明日からの第四回定例会を前に、今日は提出議案について説明するとともに、各種計画の改定など競技するなどの協議するなどの委員会でした。農政委員会では、改正建築基準法の施行に合わせた法施行条例改正案 の説明と、事業見直しや入札による差額等の予算減額提案などが説明されました。午後に開かれた「人口減少問題・地方分権改革等調査特別委員会」では、第2期北海道創世総合戦略に関する報告がありました。これは2015年に策定され、「2040年に460~450万人を維持する」との長期展望に立った戦略ですが、2020年に情報通信技術の進展、海外との交流の拡大、道内7空港の一括民営化、ウポポイの開設、北海道新幹線の札幌延伸などのビッグプロジェクトを踏まえて改訂されていたものですが、今回新型コロナウィルスの蔓延と経済状況の激変、「ゼロカーボン北海道」への取り組みなどを踏まえて改訂しようとするものです。内容については良く練られたものですが、分厚い資料が、前の週に事務所に届けられ、また議会でも事前説明に渡され、委員会でもおいてあるという念の入れよう。ゼロカーボンを目指すなら、一回で良いのではと提案しました。
もっともっと
立憲民主党の党首選挙が開かれていて、今日たまたま記者クラブでの共同討論会があってその一部を視聴していました。どのような国にしたいかという問いに『嘗ては、「人はみな今日より明日が良くなる」との希望を持って暮らしていたが、今は分断と格差の世の中になっている。なんとか再びみんなが希望を持って暮らせる社会にしたい』との意見が有りました。確かにその通りでしょうが、そうした希望をもっともっとと追求した結果、その実現のためには激烈な競争を必要とし、新自由主義などと言うものが導入されて、格差が広がり分断が進んでしまったのでは無いだろうかと思われる。新自由主義の究極はアメリカンドリームであり、そこには勝ち組と負け組が出来てしまう。もういい加減に「もっともっと」をやめてここに安住できるのだろうか?
山荘での贅沢な時間
知人に武佐岳の山懐に山荘(セカンドハウスか?)を持っている人がいて、今日そこの冬収めをするのでと誘われて出かけてゆきました。武佐岳がすぐそこに大きな山容を見せ、自然そのものの中で小川に囲まれた芝生や、傾斜を利用したブドウ畑、結構広い芝桜園、様々なものを炭にする小さい炭窯とそれを作品にする工房など、決して立派なものでは無くとも野趣味にあふれた贅沢な空間です。永年素人がコツコツと整備してきたものですが、本当に素敵な環境の中での親睦会でした。毎年春と秋に仲間が集まっての会合で、お酒の入った人は泊まり込みも出来るそうです。ただ、昨年秋と今年の春はさすがにコロナの影響で中止。こんな贅沢の出来るのも田舎なればこそです。
最後のさいご
ファイターズファンの私だが、セリーグはヤクルトファンでもある。それはもう40年近くにもなる昔、ジャイアンツファンだった私だが、そのジャイアンツが折角若手の力を伸ばしつつあった長嶋監督を首にしたことに腹を立て、後半若手がぐんぐん力をつけて活躍し始めたヤクルトの、ひょうひょうとした関根監督が好きになり切り替えた。同時に元ジャイアンツの高田監督のファイターズにも注目して密かに応援するようになった。そのヤクルトが、今日からオリックスと日本一を争う日本シリーズが始まった。奥川の好投もあって9回裏まで2点リードで、第1戦は勝つと思ったのもつかのま、ノーアウト満塁となりサヨナラ負け。最後の最後まで勝負は分からないものだと思い知らされた。
MVP
大谷選手が予想通り、ア・リーグでのMVPに満票で選ばれた。今年の投打にまたがるこれまで誰も成し遂げていない(あのベーブルース以外は)活躍では当然と言える。大リーグではイチロー以来の日本人受賞者となったが、あの松井秀喜でさえ超えられなかった46本ものホームランを打ったことだけでも凄いと言えるのに、投手としても9勝を挙げ(エンゼルスがもう少し攻撃力があればもっと勝っていただろうが)、盗塁も長打率も打者として一流の成績を残している。ファンとしてもとても誇らしいことではあるが、彼を日本で育ててから大リーグに送り出すとして、日本のプロ野球への入団を拒否していた彼を日本ハムの栗山監督が半ば強引に指名し説得しての功績も評価されて良いと思う。もしあのまま二刀流実現のためにアメリカに渡ったら今日の大谷翔平は有っただろうか?
20億円
道東沿岸で発生した未曾有の赤潮被害対策として、20億円の支援をすることが明らかとなった。共済制度の対象とならないウニ漁民を直接救うことは、生活保障のために国税を使うことが出来ないという政府の原則上できないため、漁場整備や種苗育成放流、原因究明のための研究費として補正予算で措置すると言うことのようだ。一年限りでは無く、収入が得られるまでの継続支援と言うことで、被害推定額の80億円(当初は170億円と言われていたが?)までには及ばないが、一応再生のための措置はされたことになる。しかし、漁獲が再開できるまでの生活保障では無いため、これを機に漁業から足を洗う人たちが出ることが心配だ。
人は城人は石垣
今日は中標津町表彰式がありました。様々な分野で永年活動に貢献してきた方や、社会活動の支援をした方、スポーツの振興に顕著な成果を上げた方、優れた技能を発揮した方などを町が表彰する式です。私も来賓として出席させていただき、お祝いを述べる機会をいただいたのですが、表彰される皆さんを間近に見ていて突然「人は城、人は石垣」と言う言葉が浮かんできました。この方達は地味な目立たない役目を永年果たされてきて、それが中標津町の発展や安定につながってきたこと、まさに城の石垣のようにその石の一つがかけても城は崩れていくそんな大事な役割を果たしてきたのだと。そのことを挨拶の中で話させていただきました。そう、大きな石も小さな石も石垣に複雑に組まれていますが、それがあって石垣もその上の城(ここでは町・社会)が成り立って、維持されているのだ。
「てっちゃんと道議会」でありながら
努めて毎日書き込もうとしてはいますが、時々何日分かをまとめて投稿するのはともかくとして、この頃道議会の話題が少ないのが気になってきました。それだけ議会に係わることが少なくなっていることと、コロナもあって地元を歩く機会が減っていることかも知れません。地元の行事はこの一年半殆どなくなり、人に会うのは葬儀の時くらいになっているので、ゆっくり話を聞く機会も無く、地域事情に疎くなってしまうのが心配です。地域の様々な話を聞きながら、それを議会に持って行って提案したり政策に反映したり、理事者と議論したりするのが地方議員の役割でもあることを考えると、もっと足を使わなければと反省。
研修そして意見交換
地元の中春別農協酪農対策協議会の役員と道農政部の、研修と交換会を道議会会議室で開きました。今回のテーマは、最近の酪農情勢、人材確保対策、クラスター事業など経営支援事業、土地基盤整備事業などで、最初に農政部幹部から夫々の内容について説明を受けた後、現場で経営している役員の皆さんから、率直な質問や意見が出され、それに農政部職員が答えたり、逆に質問をしたりと、非常に有意義な意見交換が出来ました。コロナ禍と言うことだけでなく、職員がこうして現場の話を聞く機会が少なく、職員にとっても有意義な時間だったと思います。