非情な霧

サハリンからチャーターした飛行機DSC_0086

昨年の日ロ首脳会談で合意されたビザなし訪問事業のうち、元島民の墓参事業で始めて航空機での墓参が実現し、その見送りのために中標津空港に行きました。政府からは鶴保大臣も出席し出発式を行う予定でしたが、朝から道東特有の深い海霧が立ち込め、9時半にはあすへの延期を決定。

遠くから来た方も多く、今回が最後のチャンスとの思いということを考えると、本当に非情な天気です。

移動政調会2日目

日高管内の移動政調会は、新日高町(旧静内町・三石町)から新冠町、日高町、平取町と移動しながら行われました。今日は国会も終わったことから堀井代議士も参加し国政にかかわることは答えてくれたので、私は総体的な話をするだけでしたが、現地に来なければ聞けない様々な要望を聞くことができました。議会に居て陳情を受けるだけでは管内全体の限られた要望が開発期成会要望として挙げられたものに限定され、地域全体のさまざまな課題が分からないものです。

まだ正式に就任していない自民党道連政調会長という役目の最初の仕事でした。

日高移動政調会

東京方面の視察を一日早く離脱して、千歳空港から浦河町に移動し、様似町、えりも町と日高管内の移動政務調査会に出席しました。この管内の今の最大の課題はJR日高線の問題で、大時化で崩壊したままになっている鉄道をどうするかです。

すでにJR北海道にはそれを修復して列車を走らせる力はもうなく、復旧をあきらめたかのように「単独では維持困難な路線」として全道13の路線を発表しており、日高線はそのきっかけになった路線です。今後北海道が地方と協議しながら総合的な交通体系の構想を立てて国と協議していかなければならないと思っています。

震災の後始末

今日は大震災の津波で大きな被害を受けた、福島第一原発の現場視察をしました。

歴史に残る大震災と、その津波によって大事故を起こした福島第一原発は放射性物質との戦いながらも一歩一歩は色作業が進んでいることが見て取れました。爆発当時は数値が高く近寄れなかった現場周辺では、私たちもバスの中からながら普通の服装で見て回ることができるほどになっていました。最初に水素爆発を起こした一号機はまだ上にがれきが残ったままになっていて当時の姿が残っていましたが、一つ一つ新しい技術を導入して、年数はかかるものの廃炉に向けて作業が進んでいました。

放射能によって帰宅困難地域となった、楢葉町や双葉町、大熊町などゴーストタウンとなった地域も通り、住んでいた人たちの生活が一瞬の事故で奪われた現実も実感できました。

夢の装置

有志で、茨城県大洗にある日本原子力研究開発センターの視察に出向きました。

ここでは、高速実験炉「常陽」やHTTR(高温ガス炉)、軽水炉安全技術研究装置などを視察し説明を聞きましたが、原子力に対する逆風の中、将来のエネルギーを確保するための研究が行われていることを改めて知ることになりました。

高速実験炉は液体ナトリュウムを介して、中性子を高速で動かすことで、不活性なウラン298を活性のあるプルトニュウム299に変えて発電に使うというもので、核廃棄物を減らし燃料の利用度をあげることができるものです。

また、高温ス炉は燃料となるウランをセラミックコーティングし安定性を高めたうえで、水素爆発の危険のないヘリウムを使い950度という高温で運転をし、発電のほか水素を作ることや化学反応を進め化学物質の製造に活用するなど得られるエネルギーをより効率利用できるもので、最大30万キロワットと小規模ながら、安定性も高く地下に作ることができることで、万一の時の対処や、必ずしも海岸に作らなくともよくなるなど、夢のような可能性を秘めた原発です。

悩みは東日本大震災以降研究費が少なくなり、研究が滞っていることです。

意見交換

今検討中の「受動喫煙防止条例」について、関係する各団体からの意見聴取を行いました。午前中は、衛生同業組合連合会の皆さんと北海道調理師会連合会の方に来ていただきました。皆さんは経済行為をされている方ですので、条例の行方がどうなるか、小規模とはどの程度の事か、分煙をするにしても資金的に厳しくて簡単ではない、などの意見を述べられました。

午後はがん患者連絡会の皆さんで、こちらはより厳しく、完全な防止策を求めています。がんという病気の中ですし、その中には肺がんになった方もいて、それもまた当然のことです。今日戴いた意見をどう取り入れていくか、今後しっかり検討していかなければならないと思います。

(追:患者会からまず最初に、この議会は公的施設なのかどうかと問われ、仲間に甘い私は返答に詰まってしまいました。)

自民党道連大会

今年度の自民党道連大会が開かれ、昨日の予備会議に続いて多くの代議員や市町村長、各界の代表などの来賓も交えて自民党に対する期待が感じられました。昨日の予備会議でも発言がありましたが、今の安倍内閣の政権運営には地方を大事にしない傾向がみられ、その分地方選出の代議士と私たち地方議員の連携のもと産業振興などに努めていかなければならないと思います。

党大会予備会議

自民党道連の党大会を明日に控えて、予備会議が開かれました。28年度の活動報告と会計報告など、大会では簡潔に済ますところを丁寧に説明し、全道から集まった代議員の意見を求めるものです。

質疑では、特に昨年の参議院選挙における他党との選挙協力の効果についての質問と、次の衆議院選挙に対する他党との関係や、公認候補の扱いについて10区と7区から意見が出ました。他党との選挙協力も大事ですが、苦しい時を支え続けてきた地域の党員の気持ちをもっと大事にすべきという強い意見でした。

こうした基礎となる党員を大事にしないと、地方での信頼はなくなります。

後援会総会

中司根室管内後援会連合会総会が開かれました。金曜日の午後という忙しい時間帯でしたが、会場に用意した席いっぱいに集まってくれました。会議は淡々と進み、終了後に、道政報告をさせていただきました。

諸課題が山積する中で地域の主産業である酪農は力を付ける状況、漁業は各魚種で不漁が続きその原因究明と育てる漁業に力を入れる必要がある、建設業は昨年の災害復旧が多いが、それだけでなく災害時に緊急対応できる力を蓄えておき必要があること、などを話しました。

前川氏

加計学園の問題で、文科省に特区での獣医学部新設の手続きを早く進めるようにという、官邸筋の要請を受けた文書があったとか見つからなかったとかの話で、前事務次官の前川氏の証言が面白おかしく取り上げられている。

前川氏の名前が出た時、札幌の夜間中学に視察に来た時のことを思い出しました。なかなか見向きもされないところに単身で来るということは、心のこもった教育に対する情熱と受け止めていました。今回の文書が存在したことは確かなら、あったものはあったということが正しいというのも理解できます。そして不正に進められたのでなければそれが出てきたところで行政がゆがめられたということにもならないと思います。

もともと獣医学部の新設は獣医師が過剰になる心配があるとして、57年間認められてこなかったのですが、小動物病院が、ペットブームに乗って爆発的に増え、そちらに獣医師が偏在するようになって、仕事のきつい大動物の臨床獣医師や、給与の低い公務員獣医師が不足しています。これまで獣医学部のなかった四国でもそれが悩みで、過去20年間に15回にわたって今治市が岡山理大と新設の要請を続けてきたことは、前愛媛県知事の取材でも語られているところです。これを特区で認めるということが、なぜこんなに問題とされ、野党が追及しなければならないのかわかりません。

安倍一強を突き崩すためにする議論はむなしくはないのだろうかと思う。