TPPの結果評価

 今日の新聞によると「重要5品目の3割が関税撤廃」となっていますが、少なくとも2回目の内容発表では、関連製品は関税撤廃されているものの本体は枠内や、不足分の一部などに限定されており、国会決議を守ったと言えると思います。
 大体、この交渉に入った段階で、聖域が完全に守れることや、守れないことが解った段階で脱退できると考えた人はいるのかと思います。
 今回の交渉に参加した国の中で、日本は最も関税を残した国として批判されるのではと思うほど厳しい交渉をやり遂げたことを評価すべきなのに、敢えて不信感を持たせるような意図を持った記事は考えものです。
 影響をしっかり見極め、正しい影響緩和策をとりながらグローバル時代の北海道農業のあり方を考えたいものです。

漁業資源とロシアトロール船

 今日は羅臼町の主立った役の人達が道庁と議会に来訪し、ロシアトロール船の操業停止実現を要望しました。
 もうこの要望は10年以上になりますが、領土問題や、相手がロシアの漁業者と言うこともあって一向に前進しません。
 その間にスケソウダラだけでなく、ホッケやカレイ、コマイといった魚まで資源がなくなったと見えて獲れなくなっています。
 このために羅臼漁協では60人の漁業者を退職金を払って引退してもらい、48隻の刺し網漁船を整理してまでして羅臼の漁業を守ろうとしています。
 中層トロールとはいえ、時期によっては標津沖まで進出してきて根室海峡の魚資源が根こそぎ奪われているとしか思えません。
 スケソウダラの漁獲量と、ロシアトロール船の操業隻数の相関がはっきりしているのに、資源管理のために規制できないのはお互いのためにならないことは解っていながらどうにもできない政府とは一体何のためにあるのかとさえ思います。

ついに中国並み?

 横浜にあるマンションが傾いていることが解り、調査の結果弱い地盤を補強するための杭が硬い地層まで届いていなかったり短かったりしているもののデータを改ざんしたことが解ったというもの。
 日本の建築基準は震度7にも耐えられるほど厳しいもので、私たちは世界一と思っているのだが、これではまるでいい加減の象徴としている中国と大して変わらないじゃないかと言う感想を持つのは私だけではないだろう。
 建物にそれ程重量がなく、例え傾いてもそれ程問題のない牛舎や育成舎にまで杭打ちを求めてコストを掛けさせる建築基準法の監視はどうなっているのでしょうか。
 これでは技術大国日本が泣きます。

TPP情報

 大筋合意したTPPですが、なかなか全容がはっきりして来ません。
 そうした中で、今日農水省が北海道の農業関係者向けに内容の説明会が開かれましたが、これまで明らかになっていなかった野菜や、魚などの関税が撤廃というニュースが入ってきました。
 主要5品目については、関心も高く事前にマスコミが報道してきましたが、その他の農産物については明らかになっていませんでした。
 今後北海道農業にどの様な影響があるか、今、道庁での検討が行われており、23日までには取りまとめられることになっていますが、その後の対策も含めて国にはこれ以上食糧自給率を下げることがないよう、また地域崩壊を招くようなことがないようこちらからもしっかりとした対応策を求めて行かなければならないと思っています。

台風と漁模様

 台風による漁業被害は、地域によって大きな違いが出ています。
 別海漁協と野付漁協地域では、被害の大小は有るものの網の修理程度で済んだと言うことですが、標津漁協の港よりしも(羅臼寄り)では沖だししている網以外は、殆ど岡網(岸よりの網、定置網は沖・中・岡の3箇所に網が入れられている)が使えなくなり、片側だけ取り替えたところや、小定置の網に取り替えたところなど最盛期を逃すまいと苦労しています。
 羅臼漁協管内でも大破が1箇所、その他も多かれ少なかれ被害を受けていますが、なんとか漁は続けられそうです。
 漁模様は昨年に比べると良いようで、大漁とまでは行かなくともなんとか一息付けそうな様子で、今後の漁に更に期待するというところです。

デントコーン収穫終了

 先の二度にわたる爆弾低気圧で倒伏したデントコーンでしたが、今日収穫が無事終わりました。一昨日の午後から20ヘクタールを丸二日で収穫したのですから、それほど時間がかからずに終わったことになります。
 今年のように倒伏した圃場で能力を発揮する機械があったことと、そのような状態での収穫方法の経験が積まれたことで、ほぼ90%以上の収穫ができたと思います。
 機種によっては倒れたコーンを根ごと引き抜いてきて土が混ざってしまうことも多く、良質なサイレージにならないことになります。
 機械の進歩と技術の進歩のおかげで、今回はクリアーできましたが、根元から完全に倒れたものはさすがに無理で、倒伏しないコーンを作ることも大事と思わされました。
DSC00699.JPG

TPPについて

 TPP交渉の合意内容について、特に農業部門についてできるだけ詳細に知りたく、農政部に情報を求めました。
 衆参両院での国会決議が守られたかどうかという疑問もあり、国会議員が守られたといっている根拠は何かも読み取ろうと、詳しく精査しました。
 コメの無税輸入枠を新設したのは、アメリカに屈したといえますが、その分を国内備蓄を増やして調整するとか、WTOで輸入義務を課せられている77万トンのうち7万トンを長粒種など食料に向かないものに変えるなどの配慮をしたこと、注目の乳製品は毎年緊急輸入している分の半分ほどの量を無税枠として設定したことなど、枠外の関税を撤廃していないことから、国会決議を守ったといえる内容ではないかと思えます。
 しかし、牛肉の関税はアメリカの他国との交渉で初めて認めさせたというものの、オーストラリアとのEPA合意の半分の9%にまで下げるというのは、ホルスタインの肉に大きく影響するのは間違いなく、このための対策が重要となります。
 今後もさらに詳しい説明を求めながら、北海道の農業を守る決意です。

自衛隊父兄会

 道東自衛隊父兄会理事会が開かれ、招かれて出席しお祝いを申し上げました。
 自衛隊に子供を送り出し、家族として、よき理解者として、自衛隊の支援を続けている団体です。
 安保関連法制に「戦争法案」という不当なレッテルを張られて以来、子供や孫を戦争に行かせないとか、徴兵制になるなど全くいわれのないことを流布され、自衛隊に応募する人が減って、今年の募集に苦労していると聞きます。
 さらに、そんな危険なところへは子供をやらないという父母も増えたとか。
 しかし、時には命を懸けてでも任務を遂行して社会のために尽くす警察官や、消防士、海上保安庁なども危険さは同様で、このような職種に入る若者がいなければ誰が人々を守るのかという事まで考えていない親がいて自分のことしか考えない世の中になったらと思わずにいられません。

台風被害

 心配していた台風の被害調査で管内を歩きました。
 避難勧告も解除され、天気も回復しての土曜日のため、別海町では役場も農協も人がいなく、様子はわかりませんでしたが、別海漁協では普通に水揚げをやっており、網の被害は少々あったものの修理できる範囲とのことで、少しホッとしました。
 野付漁協でも目立った被害はなく今日の水揚げは3日分とはいえまずまずだったとのこと。
 しかし、隣の標津漁協では水揚げできなかった定置が3ヵ統、そのほか極端に水揚げの少なかったものが3ヵ統など、かなりの被害とのことでした。
 羅臼漁協でも甚大な被害が1ヵ統あったほか水揚げされなかったものが10ヵ統あったとのこと。
 このほか酪農家でも屋根が飛ぶなどの被害が出ています。
 風連この走古丹へ通じる道路が2日も冠水して通行できなかったことや、野付半島に通じる道路も舗装が部分的にはがされるなど昨年来の度重なる爆弾低気圧は留まることがないようです。
DSC00703.JPG

厳しいTPP交渉結果

 今日はまた団体政策懇談会の再開でした。
 北海道体育協会に始まり、バス協会まで、農業3団体を挟んで8団体からの聞き取りと意見交換でした。
 特に農業団体からは、TPP交渉の結果についての不信感と猜疑心が農家にあって、今後の選挙に影響するという厳しい話もされました。
 こうした気持ちは私も同様ですが、政治の側にある私たちにも、中央でなされていることに殆ど情報もなく、ただ決着した内容についてのみの説明では納得できないというのが正直なところです。
 改めて国会決議を読み返しても、重要5品目の関税撤廃は行わないと書いてあり、曲がりなりにも守られているというように読めてしまいます。
 しかし特に大規模になっている北海道農業に与える影響は決して少なくないものがあり、将来不安から早めに足を洗おうという動きが加速されないよう、しっかりした説明と対策が必要です。