第2回定例会開会

 今日から定例会が開かれました。今回の議会は余り対決するような課題はないと思っていますが、来年の統一地方選を意識した攻防が行われる事になりそうです。
 私たちの代表質問は、今回[人口減少問題]をテーマにして、少子化、自立型経済、地域づくり、人材確保、農業、介護、医療、教育、社会資本、そして人口減少を防ぐ地域デザインなどについて、これまで知事が取り組んできた施策についての質問としています。
 明日から意見交換、どの様な答弁が来るか楽しみです。 

優秀な人材

 今日は常任・特別各委員会が開かれ、今回の定例会に提案する条例改正案や、補正予算等の説明がありました。
 それに先んじて、9時から北海道東部商工会議所連合から来年度予算に向けての陳情がありました。
 この中で、印象に残る話がありました。
 [優秀な人材が地域に残るようにして欲しい]というものです。北見には、国立の北見工業大学がありますが、この大学卒業生を採用しようとして募集をしても、北見に進出している[京セラ]でさえ確保出来ない、まして中小企業など見向きもされず、みんな東京の企業に行ってしまうと言うものです。
 北海道内の国立大学はどこも似たような傾向で、その65%くらいは道外出身者で、就職希望も道内出身も含めて大企業志向が強く道内で就職するのは希有な存在とも言えます。
 何のために大学を持って居るのか解らない状態です。理由は簡単で、道内出身受験生の学力が低く大学入試で道外からの受験生に負けるからです。
 テストの成績だけが教育の力ではないなどと言っている間にこの様になってしまうのです。

消防団技能競技大会

毎年この時期に開かれる、根室管内消防団技能競技大会がひらかれました。
 根室管内1市4町の消防団が一堂に会しての競技大会ですが、この管内は消防団の技能レベルが高く、過去2回連続で管内代表が全道大会で優勝して全国へ駒を進めており、今日の競技でもその訓練ぶりが遺憾なく発揮されていました。
 今年の全道大会は、小型ポンプではなくポンプ車の技能競技となっていますが、基本は変わらず、当番になっている標津消防団では、毎日厳しい訓練を繰り返しています。
 根室管内ここにありという成績を残すよう期待をしています。
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地域農業懇談会

 北海道が今後の地域農業計画を立てる上で、現場の意見を聞くための懇談会を開き、私も同席させていただきました。
 根室管内は勿論酪農の主産地ですから、酪農に関しての意見聴取でした。
 酪農は今大きな減産になって居り、その原因が、一時的なものでなく、構造的なものに由来することが指摘されていながら、その解決策が見えないことが問題なのですが、出席した組合長から、過重な労働時間の中で経営されている現状では、これ以上の規模拡大や、増頭は難しいこと。その解決策には、家族で営んでいる経営の支援策として、個人経営にも適用できる補助のあり方を検討すべきとの意見がありました。
 今では補助事業は公共的立場から、3戸以上の法人か、共同利用に限られていますが、もっと大きな地域単位での生産量維持や拡大の目的で、その地域構成員個々での拡大という考え方を取り入れては如何というものです。
 硬直した制度ではなく、こうした柔軟な考え方を取り入れることは、規制改革よりは効果を発揮するのではと思います。 

道東あさひ

 6年前に南部根室の4農協が合併して出来た農協の名称です。
 「日本で一番先に太陽が昇る、最東端の新しい農協から、新しい農業の動きを作りだそう」という理想からつけた名称でした。
 今日その拠点となる新本部事務所が落成しました。
 この事務所もまたこれまでの農協事務所の概念を一掃するような斬新な作りで、全ての機能をワンフロアーに集約して、コンピューター会社のデスクのような、個々の仕切りのない設計になっています。
 政府では、強い農業づくりを標榜して大胆な農協改革をしようとしていますが、そんな余計なお節介をしていただかなくとも心あるリーダーを得た農協は自ら改革をし、農業をしっかり守っています。

4選出馬します

 今日中司後援会の総会が開かれ、私に4選への出馬を勧める決定がなされました。
 私もこれを受けて、これまで11年間積み上げてきたものを地域に役立てるために引き続き働かせて戴くことを表明しました。
 北海道も各地域も自立にはほど遠く、その原因が経済力や利便性、文化、教育力などの格差にあるのではと思います。
 2040年以降消滅する都市は全国で850ヶ所、北海道だけでも147市町村・地域と言う人口問題研究所や、日本創成会議などの予測は、私たちに大きなショックを与えました。
 これまでは、「過疎化の進展」という言い方で、何となく深刻さを感じませんでしたが、消える地域という言い方に目が覚めたような気がします。
 なんとしてもこれを食い止めなければなりません。
 その為にも、この北海道の東端にある根室管内がモデルになるよう地域振興に全力を挙げていかなければならないと、決意を新たにしているところです。

一体化

 第67回を迎えた農協の総会に出席しました。
 戦後の農地解放で小規模化した自営農家を流通業者や商社など価格決定力のある企業に対抗して守る為に、戦前の産業組合を改変してスタートした今の農協ですが、年の経過と共に農家個々の力の差も変わり、経営形態も法人化したところや、先進的な経営の中で業者との交渉力もついてきた農業者など、同じ組合員でも格差が出来てきました。
 政府が進めようとしている農業・農協改革にも、農業者側からの支持の声もあるのは、一律では対応しきれないものが多くなってきたと言うことでもあります。
 組合の基本である弱いものを守って共働の力を発揮するためには、産業界のような企業間の争いをせずに、大も小も協同の名の下に公平に扱うという原則を保ちつつ、こうした力のついてきた農家も含めてどう協同組合の力を発揮していくか、これからの運営が試されることになります。

北海道の財政

 先日北海道の財政状況のがまとまり、報告書を頂きました。
 これによると、道税収入は全体の19%、国からの地方交付税が25%、借り入れが23%等となっており、自主財源の少なさが目立ちます。

 一方、債務償還の支出は27%の7323億円と際立って多くなっています。

 また、性質別内訳では、一般施策のお金が全体の2割にも満たず、いかに少ないかもわかると思います。

 さて、この状況をどう打開するか、叡知の限りを尽くさなければなりません。
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森林の可能性

 北海道森林組合連合会で組織している、林業政治連盟の総会に、竹内北海道林活議連会長の代理で出席してお祝いを述べさせていただきました。
 この中で、活性化基金の活用によって、「植えて育てて切って活用してまた植える」というサイクルがかなり回るようになったとお話ししました。
 森林は、今後再生可能なエネルギー源や、資源として大きな可能性を秘めています。
 バイオエネルギー源として発電や熱利用への役割、またCLTのような新たな建築構造材への活用、勿論CO2の吸収源や、炭素の保存元としての建築材への活用と、立て替えの時の燃料への再活用など、昔は普通に取り入れられていたものの、近代化のかけ声の下で置き去りにしてきたものが、限りある地球の中で改めて見直される時代になって来たと言うことを、挨拶の中で改めて思わされました。

構造改革

 政府による規制改革会議が、農業関連でつぎつぎと「改革」と称する意見をまとめてきています。
 農業委員会の公選制を廃止し、市町村長の任命制にする。農協中央会を廃止し、単位農協の自由な競争にする。
 総合農協から、金融や保険分野を分離して農林中金や、JA共済の支店に転嫁する、などというものです。
 更に、株式会社の農業参入のハードルを低くして、農地取得をより容易にする。など、現場のことを知る人をメンバーに入れない会議からは、よくもまあと言うほど次々と改革案なるものが出てきます。
 自由競争がどの様な結果を生むか、株式会社が狙う農地はどの様な条件の所か、食糧生産を単に経済活動として競争の中に放り込んで良いものか、農協が北海道においてはどの様な役割を果たしているかなどには全く関心を示さず、ただただ「改革」をすれば全てが良くなるような考えには、とても賛同は出来ません。