道議会定数是正

 来年春の統一地方選に向けて、一票の格差是正のための検討が行われています。
 今日の道新の社説では、「地方の声が届く配分を」と題して人口比による見直しだけで議論を終わらせてはならないとしています。
 政令指定都市である札幌市内の選挙区定数も課題ともいっています。
 議会の判断で、それぞれの実状にあった区割りや定数配分が可能な仕組みが求められるとしていて、「類似の問題を抱える全国の地方議会とも連携し」としているが、残念ながら全国には北海道ほどの広さも問題となるほどの人口格差を抱えた県もないのが実態です。
 政令指定都市に本当に北海道全体の4分の1を越える議員が必要かとも書いているが、一票の格差で憲法違反として訴えられたとき、3倍以上の格差が勝てないことは、判例を見ても解ります。
 かくして、地方が消える前に、地方から議員が消えることをどうしようもないのが今の憲法です。
 決してこれは自分の身分を保持したいが為の話ではありません。
 少数となっていく地方を守る発言者がどんどん減っていくのは、選挙制度だけでは解決できない問題ということです。
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HOKKAIDO政治塾

 自民党道連が、次代を担う人達を育てるために開いている「HOKKAIDO政治塾」の講師を依頼され、今日は日帰りで札幌に出向いてきました。講演の内容は「道議会政審のお仕事」というふざけた題を付けて、自民党政審のことや、北海道が当面している重要課題についてお話しをしました。
 政治を目指す人が少なくなっている中で、こうして政治感覚を磨き、知識を得ようとしている若い人達がいるのは、将来を悲観することばかりではないと改めて思いました。
 北海道は自立できるまでまだまだ時間も努力も必要ですが、道民に自立の機運を作って行くことが出来るなら、必ず独立も可能な地域になれると信じています。
(独立してロシアの一部にするようなことはしませんが・・・。)

青嵐

 道東の遅い春(と言っても今年は桜が一週間も早く咲きましたが)にようやく咲いた桜を一気に散らすような嵐が吹き荒れています。
 羅臼町には暴風警報が出ていますが、被害のないことを祈っています。
 最近気候変動が大きく振れるようになったと思うのは考えすぎでしょうか。
 震災の福島原発事故以来温暖化が議論になることが少なくなり、特に代替の発電としてどれ程の化石燃料を使っているかは、反原発の方々には全く振り向いてもらっていないように思います。
 再生可能エネルギーが低コストになり原発に変わるまでは、安全を前提に再稼働した原発によるエネルギーを使って行かざるを得ないことは、多分多くの方には理解がされるのではと思います。

農政改革案

 規制改革会議から、農業改革に関する意見が取りまとめられました。
農業委員会の見直しでは、選挙・選任方法の見直しや、農業団体等からの推薦制度の廃止、農地利用推進員の新設などの内容となっています。
新規参入としての企業参入を進めやすくするために、うるさい委員を排除しようという意図が見えます。
また、注目の法人の農地所有も事業要件や、構成要件などの見直しは兎も角として、どうしてこの様に所有にこだわるのかが私には解りません。
また中央会制度の廃止は、圧力団体としてうるさいところは廃止してしまえというように見えますし、全農の株式会社化は、農業組織として、規模の大小や、距離の遠近を問わず、同じ価格で供給してきた飼料や資材が、商系のように大規模の所は安く、また遠距離は割高というような差を付けざるを得なくなるのではとの心配もあります。
単協の専門化に関しても、見直すべき所は一部有るものの、信用事業のあり方については、互助金融の視点と貸し付け決定の敏速化などや、そこでの利益を営農指導に振り向けている所などの組合員負担をどうするか等、全く現場の視点を欠いたものとなっています。
先に出された人口問題の将来予測にある、地方(農業地帯)から人が消えて地域が成り立たなくなるということをどう考えての結論か、議論してみたいものです。

国土強靱化

 昼休み、国土強靱化に関する勉強会がありました。
国の国土強靱化基本法から始まって、政策大綱、基本計画などの説明の後、地域計画の策定スケジュールの中で国の削蹄支援の一環として、「モデル調査の実施」があり、全国から意欲のある自治体を数カ所選んで専門家による助言や、必要な情報の整理を行うということになっており、北海道も名乗りを上げているということですが、国家戦略特区のような惨めなめに合わないようにしたいものです。
 道庁内では、「社会資本整備推進会議」の専門部会として「国土強靱化推進会議」を全ての部局から集まって設置して、地域計画を策定していくことにしています。
 橋や、道路の長寿命化や補修、建物の補強など特定の災害に限定せずに過去の自然災害や、今後想定される自然災害を念頭に広範なリスクシナリオを検討する事にしています。
 万が一の時にも、安心して暮らせる地域づくりが目的ですが、大きな投資もまた必要と予測され、このことも課題となります。

スポーツ王国

 北海道がようやくスポーツ選手の育成に腰を上げる事になりました。
 今年のソチオリンピックでは、本道選手も勿論活躍しましたが、冬のスポーツにとっては条件の悪い福岡や、フィギュアスケートの有力選手は名古屋や、仙台が多いなど、北海道がその最適な地でありながら何故もっと力を入れないんだ、と言う思いを知事部局にぶつけた結果(とも言えないのでしょうが)今日、今後の北海道のトップアスリート育成事業に本腰をあげるという内容の勉強会が政策審議会でありました。
 それによると、スケルトン、バイアスロン、カーリング競技の3競技について、道内の競技団体が整備されていないこともあって、道が重点的にかかわって選手の発掘・強化をして、将来のオリンピック選手を育てていこうという計画です。
 そのほかの競技についても、競技力の向上、裾野の拡大、スポーツ環境の充実などの施策を拡充していくことにしています。
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美味しんぼ騒動

 漫画の「美味しんぼ」が福島や、大坂のがれき受入周辺での健康被害をいかにもあるように書いていて、あらぬ風評被害につながるとして抗議が殺到していると報道されています。
 必死に復興に努めている福島県や、がれきを受け入れた県の周辺住民にすると、これ程悪意に満ちたものはないと受け止めて当然と思います。
 この漫画は、ようやく静まりかけている風評被害をまた揺り起こすことにもなりかねません。
 そのことで復興がまた一段と遅れることも想定されます。そのことが住民を更に苦しめることになると、この作者は考えなかったのでしょうか。
 この漫画を普通に載せた出版社もまた何を考えているのかと思います。
 私は勉強不足かも知れませんが、日本人は放射能については神経質になりすぎではと思っています。
 福島のあの立ち入り禁止区域でも、普通に植物が育ち、野生化した牛や、猪が繁殖を繰り返して王国を築いているという事実があり、そこで何故人間が暮らせないかが良く解りません。

反対をする前に

 小樽市で「カジノ誘致反対の団体が立ち上がった」とのニュースが流れていました。
 わたしも観光のためにカジノを、と言うのには100%の賛成ではありませんが、少なくとも、ヨーロッパでの静かな雰囲気を見ているせいか、即暴力団とか、子供に良くないとか、小樽の雰囲気に合わないとかと言ったイメージだけでこうして反対の集会をするのは如何かと思います。
 シンガポールのカジノは、観光産業に力を入れている国柄を反映していて、ホテルや、会議場をも備えた壮大なものですし、地元のいわゆる普通の人が簡単に出入りできないように、入場料をかなり高く設定しているといった工夫もされています。小樽商科大学の名誉教授の方が発起人とか。
一度反対する人達と、海外のIR(カジノを含むリゾート)を視察にいかれては如何でしょうか。
 反対はそれからでも遅くはないと思います。

街が消える

 昨日「日本創成会議」から発表された国の将来人口推計で、20〜39才の女性が大幅に減少することが明らかになりました。
 この年齢の女性が減少すると言うことは、子供を産める女性が減ると言うことで、地域崩壊と、将来地域が消えると言うこととイコールになるものです。
 特に地方はその大部分が消滅していくということですが、国の政策も、地方の核となる都市もそのことに殆ど配慮しない事にこそ問題があると思っています。
 日頃から私は札幌や、東京はそこだけでは成り立っていないのに、自分の所だけで得た利便などはそこに住む人達のものと勘違いしていると主張していますが、札幌や東京などはブラックホールのように全てを吸収しながら更に利便性や経済性を高めようとしています。
 税金などもこうしたところに集まって行くことで、財政的にも豊になり、地方はそれを吸収されるままになっている現実は、国が調整機能をもっと発揮しなければ解決できないことだと思います。
 こうした中で、更にそれを加速しようとしているのが、農業を大規模化して、国際競争力を高めようという、ばかげた企業や都市の論理を押しつけようとしていることです。

酪農の課題は?

 日豪EPA交渉が大筋妥結し、まだ合意してはいないものの、アメリカとのTPP予備交渉は、アメリカから強烈に全ての関税撤廃を求められるという状況です。
 日本政府も今回はさすがに国会決議等を背景にアメリカの圧力に屈せずに粘りの交渉をしています。
 一方で、まだ関税は引き下げられてはいないにもかかわらず、北海道酪農は減産と担い手の減少という状況に入っています。
 高止まりしている輸入飼料用穀物は無税であるにもかかわらずです。
 この状態の中で、外国との自由貿易の伸展にどう対処していくのか、反対だけしていても決して状況は変わらないと思います。