ミルクキャンペーン

いつかも書きましたが、道内の農業の中で比較的順調だった酪農が、飲用消費の減と、酪農家の増産意欲が強いことが重なって、牛乳をどこの工場でも処理しきれなくなるという非常事態となっています。道内の消費も落ち込んでいますので、石井自民党農業振興議連会長の発案で、議員も何かできることをしようということになり、24日には議会でも牛乳を飲もうというセレモニーを、今日25日には札幌駅西口付近のコンコースで知事や、道議会議員も参加して、駅に集まる人達に牛乳の消費拡大を訴えるキャンペーンをしました。道議会議員がこんなにたくさん街頭キャンペーンに参加するのも初めてといわれましたが、酪農家である私をとおして、酪農家の苦労を知り、共感してくれたことに感謝したいと思います。午後からは、タレントの田中義剛氏も参加けられました。何とか消費が回復することと、酪農家に味方がたくさんいるという勇気を与えられたらというミルクキャンペーンでした。明日も続けられ、札幌の道議会議員が参加してくれます。                   
牛乳を配布しています


知事も参加

最終日

今日で、長かった第一回定例会も最終日となりました。財政立て直しや、行財政改革のため、あらゆるものをカットしたり、見直したりする予算や、計画の、多分道民には不人気の定例議会であったろうと思います。議論の中では、耐震偽装のことや、道州制特区推進法案の行方、支庁再編、高校の再編、自立支援に方向転換される障害者等の問題など、が多く取り上げられました。経済再建は、大きな比重を占めている建設業の雇用を大事にしながら、新しい産業の育成、特に物作り産業の育成に力を入れ、将来自動車組み立て工場の誘致につなげたい。などの目標を明確にした議会でもありました。時代状況の大転換期に直面し、次々と降りかかってくる問題に翻弄されそうな政策審議会での毎日でしたが、ある程度の方向付けが出来たのではないかと思います。まだまだ毎日のように変化することも多いのですが、全員で知恵を出し合ってここを切り抜けなければとおもいます。

選挙区

合併や、人口減少などなどがあって、道議会も選挙区や定数を変えなければならず、いまその議論を進めています。まだ、自民党の選挙区定数等検討委員会や、役員会などで何度も何度も繰り返し議論がされています。「定数については、前期からの申し送り事項の、網走管内と、空知管内で一議席ずつ減。今回の国勢調査で、基準の人口の半分を切った深川市と、富良野市を強制合区で、それぞれ一議席減として空知管内と、上川管内選挙区とする、ということで4議席減の106を定数とする。」ということは全員の合意が取れたのですが、市に合併した旧町村を、合併特例法で次の選挙で一度だけ認められている「なお従前の選挙区で選挙をすることが出来る」という項目を適用するか、新しい市になって、様々なことを一体的にやろうとしている市で、道議選挙は同じに出来ないのでは、道民に説明がつかないとして新しい選挙区とするかの合意が出来ていません。

変革期

今日は、朝から予算特別委員会の全体会があり、知事総括で、道州制や、耐震構造偽装問題、アメリカ空軍の千歳共同訓練予定などについて、議論しました。今回の議会では、財政の行き詰まりから、道州制、支庁制度改革、町村合併に、基地の問題、農産物の過剰現象に伴う農業問題、等々、様々な問題が山積しています。加えて、ライブドアのような金儲けとモラルの問題なども加わり、また、少子高齢化の進展と、史上初めて人口減少時代への突入など、これまでの右肩上がりの時代から成熟時代への変換期に入ったとも言えます。そして、大袈裟に言えば、明治維新に匹敵する時代転換をしなければ今後の新しい道が開けないかも知れないとさえ思います。これまでの慣例や、既得権にしがみついてはいられない、変革期だと気付いて、先に切り替えをする準備をするべきかと思います。昼休みには、農業議員団の研修会で、二宮尊徳の報徳思想の入り口を勉強しましたし、その前、11時からは、自民党の農業振興議連で、牛乳の消費拡大について、状況説明と、行動計画を協議しました。様々なことがあります。

彼岸荒れ

昨日夜から、風雪が強くなると予報されていましたが、朝起きると、一面雪景色に戻って、尚吹雪いていました。札幌はまだ楽な方で、高速道路を使って朝10時からの予算委員会に出席予定の議員さん達は、通行止めに合い到着が遅れていました。彼岸荒れという言葉があるように、殆どといって良い程彼岸前後には、このような荒れる日があるものです。以前、ビートを作っていた頃、種まきをして芽が出たばかりのビニールハウスが、雪でつぶれたり、強風で飛ばされたりしたものです。今回もそうした被害が出てはいないかと気がかりです。予算委員会では、第一分科会で、企画振興部所管の、道州制、支庁制度改革、などの議論があり、第三分科会では、経済部に経済再生や、たんぽぽ資金についてなどの質問がありました。道民を代表する私たち議員の考えと、道庁の方針をどう合わせていくかが、与党の役目でもあると、頑張っています。

一時帰省

昨日午前中で自民党道連大会が終わったので、夕方の便が安芸がないか問い合わせると、空席があるということで、急遽帰ることにしました。何か予定があった訳ではないのですが、家族の顔を見たり、牛舎のことで何かこの際というものがあるかなど、家族の一員として忘れられないようにとでも言いましょうか。最終便でまた札幌に戻ることにしていましたが、天候が荒れそうなので、昼の千歳便に切り替えて、あわただしく出札してきました。その後は、ゆっくり司馬遼太郎の「菜の花の沖」という、高田屋嘉平のことを書いた小説を読みふけりました。日曜日でした。

自民党道連大会

今日は、年に一回の自民党道連の大会が開かれ、初めてといっては失礼だが、という橋本道連会長の挨拶通り、北海道選出の衆参国会議員が全員出席されました。挨拶の中心は、「道州制」で、武部幹事長は、国の行政システムを大きく変える時に当たって、心配する向きもあるだろうが、決して、北海道にとってマイナスになるようなことにはしないとのお話がありました。講演は、久間総務会長が、新幹線について、中川農水大臣はWTO交渉についてを話されました。私も今回は準備委員会副委員長を拝命し、アピール競うと、案の提案をする役目を果たさせていただきました。来年の統一地方選挙モードに一気に入った感じがします。大きな変革期にあって、後顧に憂いを残さないよう、先輩議員の方々としっかり取り組んで行かなければと思います。
橋本道連会長   高橋知事 私

北海道競馬

今日の予算委員会で、北海道競馬の今年の計画等を質問しました。道営競馬は、今年から3年間で、17年度の赤字額を半減させ、しかも収支の均衡する見込みを立てられる、という厳しい条件の中で運営されることになっています。質問に対して、レースに対する工夫や、民間委託、売り場の人が頑張るための工夫などの他、南関東の地方競馬とタイアップしての場外発売や、スパット4という南関東の会員制投票システムへの加入、インターネットサイトの活用の他、レース名に、道内の市町村名をつけ、スカイパーフェクテレビの放映の中でその市町村の観光宣伝や、特産物を紹介するなどして、道営競馬の理解者を増やしたり、市町村の活性化などを図ろうという案などを答弁説明されました。なかなかユニークな良い案で、道新の記者が早速取材してくれました。道庁も、官でなく、民の発想で頑張って欲しいものと思います。

予算委員会(予特)

今日は午前10時から、予算特別委員会に入る予定でしたが、民主党から、昨日の国の、自民党本部道州制調査会北海道道州制検討小委員会に、高橋知事が出席し、これまでの発言と違って受け入れるような発言をしているので、その内容を知事自身から聞かなければ、審議に入れないとの申し入れがあり、断続的に会派間協議を行ったため、午前中は遂に委員会に入れませんでした。私たちは、分科会の中で部と質疑をし、納得いかないことについて、知事総括で、直接知事にただせるのだから、何もそうしなくとも他の部についての質疑にはいるべきだと主張しましたが、民主党は、知事総括の時間を延長するか、知事の出席を求めて集中審議すべきだとかの要求を持ち出して、時間だけが過ぎて行きました。結局、該当する企画振興部の審査を、第一分科会の最後に回して、知事の発言について、十分検討できる時間を取った上で、審議し、その後の知事総括に回すことで決着がつきました。これだけの結論を得るのに3時間を要し、この分は、月曜日の午前中に審査を行い埋め合わせるということになりました。(いつもは、月曜日は、地方の議員の集まる時間を考慮して、午後からの開会となっています)

移住促進

今回の予算委員会で質問を予定している、移住促進について、知事政策部との意見交換をしました。この移住促進事業は、北海道が全国に先駆けて取り組み、全道14のパートナー市町村を先頭に50の市町村が協議会に参加し、それぞれ町の特徴を競いながら、定年退職に入る団塊の世代をターゲットに移住を進めるプロモーションをしています。勿論北海道はその最初の年となる昨年、東京都などでアンケートや、体験ツアーを企画し、その意向の把握や、モデル作りに努めました。今後は、各市町村が独自に様々な形態の移住(シーズンステイや、短期滞在も含む)の推進を競うことになります。出身者や、関係者も含めて、その町の特徴や、特色などを売り込みながら、交流人口を多くし、町の活性化を図ろうというものです。質問は、残念ながら、自民党道連大会の予備会議に出なければならなくなり、仲間の菅原議員に代わってして貰うことになりました。