雪は解けるのに

昨日夜から降り始めた雪は道東にも結構な積雪をもたらしました。私のところは10センチ程度の積雪で一日で消えてゆきましたが、太平洋側では30センチも積もったところがあるという事でした。「なごり雪」の歌を思い出しますが、社会はそれほどのんきな話ではありません。「春だー!」と叫んでのびのび遊べる日が速く来るよう我慢がまんの日々です。

飛行機はガラガラ

朝、地元に戻るために千歳空港へ行きましたが、搭乗待合室はほとんど人がいないことに驚きました。中標津への一便はいつもそれほど多くはないのですが、それでも20人程度は乗っていました。待合室はその人たちだけのような状況で、東京との行き来を自粛するようにとの呼びかけが功を奏しているのは確かですが、コロナの影響は人のかかわるあらゆる業界と従業員に及んでいます。この後バタバタと倒産の嵐が吹き荒れ、大不況が来るのを恐れます。

きょうもコロナ

残念ですが、今日もコロナの話題になってしまいました。国が緊急事態を宣言してから2日目、東京都は過去最大の144人、北海道も久しぶりの10人、全国も初めて400人を超えたと報道されています。また今日の交通関係の二つの委員会でも自粛の影響が交通にも表れ、そうでなくとも存廃の危機の中にある鉄道の特急の乗車率が、1月は84.4%、2月は73.2%、3月平均では33.8%と大きく落ち込んでいることが分かりました。これが6月まで続くとすると130億円の影響額(減収)となるとのことです。同様に航空業界でも5千億円の損失が発生するという大変な事態となっています。

教員の働き方改革

今日の文教委員会では、教員の働き方改革について民間のコンサルがまとめた「RORD」という手引書が報告されました。小学校、中学校、高校のそれぞれについての働き方改革の手引きで、それぞれ60ページに及ぶ大作になっている。これについては、民間の視点でのどのようなところに特徴があるか?学校ごと、地域ごとの事情が違うところでどのように活用することができるか?教員の共通認識を得られるか?などの質問がありました。多分活用して改革はできるのだろうと思いますが、説明や答弁を聞いていて私は思う事があって発言しました。「これを実現するために、また教員は学習をしなければならず、さらに負担が増すのではと懸念する。然しそれは時間とともに身につけば解消するだろうが、そもそも学校教育に期待されるものは年々増加して、例えば教育レベルではかつては大学で習ったものが高校に、更に高校レベルが中学にと降りてき、短時間にレベルを上げることが求められ、道徳が教科になり、小学3年生から英語教育が必修となる、いじめ対応もモンスター化している父母対応も昔から見ると圧倒的に増えている。このことを考えずに働き改革だけを解決しようとしても無理があるのではないだろうか?今以上に少人数学級を目指すなどの方向を出すなどの思い切った策を立てなければ子供のレベル向上と教員の負担軽減は同時に解決はできないと思う。そのことを意識しながら今後の教育行政を考えるべきではないか」と指摘をしました。

いよいよ

政府はいよいよ明日緊急事態を発令する決断をしたようだ。増え続ける東京など大都会での感染拡大を止めるため止むなくの決断と思われる。一か月半前北海道知事の決断が、3週間後にようやく効果を発揮したことを考えると、経済の落ち込みを考えうる最小のものにするにはぎりぎりの時期だと思う。それでも北海道の例を見ると、住民の警戒感は続き、飲食業界や苦痛、観光などへの経済的打撃は簡単には解消しないことがわかる。日本は敗戦後以来の不況に陥るかもしれない。

心配

毎日コロナウィルスの話題ばかりになりますが、東京都が検査の陽性者が増え続け、今日はついに143人と発表されています。日本の首都でほとんど全ての機能が集中しているところなのでその先行きが心配です。人口も北海道の2倍ですが密集度は比べ物にならないレベルだし、加えて自由を求めて日本中から若者が集まっているために、自粛要請に従わない若者も多いようで、最近は30代以下の感染者も目立つようになり、感染元や濃厚接触者の調査にも非協力的と言われています。こうした状態が感染爆発につながらなければよいがと危惧しています。

佐藤教育長

道教委の佐藤教育長が亡くなったと道教委から電話が入り、事実だと確認しました。その直後笠井文教委員長からも連絡が来ましたが、あまりにも突然のことで驚くばかりです。夜に家で突然具合が悪くなり、医大病院に救急搬送され治療を受けたもののそのまま息を引き取ったとの事。循環器系の病気のようですが、毎日コロナウィルスの対策でゆっくり寝る時間も気の休まる時間もなかったことでそうなったのではと思います。まずはご冥福を祈ります。

農業者の生活

COVID-19の感染拡大防止の関係で、東京都は外出自粛を都民に要請しましたが、緊急事態を解除した北海道でもすべての面で自粛が続いていて、会合などがなく事業所回りもままならず、ごく限られたところにしか行けないため、自然と家業の酪農に(正確には手伝い)朝晩精を出すことになっています。畑の雪もようやくほとんど消え、後は深く入った凍れが融けていくのを待つだけです。毎日同じ作業の繰り返しの退屈そうな中にも、こうした変化ががみられるのが農業の良さと私は思うのですが・・・。

東京都

東京都の感染者が増え続けています。医療施設や福祉施設などでのクラスター集団感染があるので、一概には言えませんが30名以上の感染先不明の市中感染者がいることが問題とされています。これ以上増えるようなことがあると、都市封鎖というような最終手段に移行せざるを得ず、政治的にも経済的にも大変な状況になる可能性があります。そうならないよう必死で自粛を呼び掛けていますが、そのことで全く収入の道が経たれる人もいるという事で、救済策を示したうえで実施をしていく必要があります。

新年度

きょうから新年度。いつもなら就職、進学・進級などで希望が膨らむ時でもありますが、今年は新型コロナウィルスの恐怖一色となってそれどころではない状況の中での新しい年度のスタートとなりました。とは言いながら、こんな年だからこそコロナ終息後の経済再生策をしっかり練って置くことが大事ではないかと思います。影響は終息後も続き不景気が来るだろうことは誰もがわかっていることですが、備えることは難しくどうすればよいかの解決策を示すこともできません。