豪雨被害

先週初めには北海道内でも大雨による被害がでて、私たち自民党道連にも対策本部を作りましたが、人的被害が出ていないことが何よりです。しかしここ数日の西日本の豪雨による被害には言葉もないほどで、今現在55人の死者と65人の行方が確認されていないなど大きな人的被害が出ていると伝えられています。北海道の被害もかなりのものでしたが、今後前線が上昇すれば西日本と同様の事態にならないとも限らないため、10日火曜日に緊急の大雨対策本部会合を開きこれまでの被害の状況を集め、今後の対応策を協議することになりました。

移動政調会

日頃の地域の課題を聞いて解決に向かう目的で開いている、移動政調会の第一弾を今日日高管内で開きました。午前は平取町で平取ダムの早期完成、国道、道道の整備促進、河川改修整備促進、アイヌ文化の総合的な伝承と理解を目的としたイオル(伝統的生活空間)の整備、日高地域の公共交通への支援などのほか、農業・建設等での人手不足、養護学校の問題などについて要望を受け懇談をしました。午後からは日高町、新冠町、新日高町を訪問し、同様の要望を受けましたが、これまで私も縁あって四度ほど参加していますが、依然解決されていないもの、進行が遅いものなどもありもどかしい思いを共有しました。特に鉄道関連の海岸浸食対策は、鉄道護岸としてJR北海道がすることになっており、廃止の決断がされなければ国や道が整備できないということには私自身疑問に思いました。法は人々の暮らしの安全を守るためにあるのではという疑問です。

議会最終日

第2回定例会は今日が最終日を迎え、アイヌ議連の総会や、議員会役員会、総会などを経て本会議で各委員長報告の後、議案について賛成多数で議決(共産党が道路予算について反対・・)し、その後国に要望する意見書(消費者行政の充実強化、地方財政の充実・強化、北海道再低賃金改正等に関するもの、木材産業の成長産業化に向けた施策、道路の整備に関すること、下水道施設の改築に関すること、義務教育の機会均等などの確保、私学助成制度に関わる財源措置の確保)について議決。また受動喫煙ゼロの実現を目指す決議も可決しました。受動喫煙防止はこれでようやく次の段階に進むことができると思います。

JR北海道

明日の議会最終日を前に常任、特別の各委員会が開かれ、今回の議案として上程されている補正予算案や条例案について審査して委員会議決をしました。このあと17日から18日にかけて来年度予算等の中央要請をする内容についても説明があり委員会承認としましたが、地方交通問題特別委員会でもこのことが予定されていながら、要望内容も提出されていない異常と言える事態についてや、その承認の委員会開催について、JR北海道の言う高速化が新幹線についてしか触れられていないことなどについて質問をしました。JR北海道の再生計画が具体的にならないため要請内容がまとまらないのではとの印象です。

タイ王国

タイ王国の選挙管理員会のメンバーが、日本の政治制度について研修するために北海道を訪れました。最初に道庁で選挙管理委員会を訪問し、日本の選挙制度について研修をし、その後議会に来られ、自民党という政党や、国と地方議会の関係などについて私から説明した後、政治資金はどのように確保しているのか、党員になるメリットやその党費の額は?選挙の際お金で票を買うようなことはあるのか、軍や天皇は政治に関与しているのか?など多くの質問をされました。最後に団長から、「日本とタイは150年ほど前から同じような歴史を経過しながら、自由と民主主義の政治という面ではタイは大きく立ち遅れているので、今回の研修を帰ってから生かしたい」という挨拶をいただきました。

    

ぺーパレス

議会や行政を効率化するために、ペーパレス化を進めようという、自民党道連IT委員会主催の研修会が開かれました。講師は東京インタープレイ株式会社社長が務め、タブレットはNTTドコモが貸し出しをして、SideBooks という名称のペーパレス会議システムを使いながら研修を行いました。このシステムは、会議機能と文書管理機能を合わせ持ち、資料として図書館機能もインストールすることで持つことができるということで、そのうえ引き出しやしおり、書き込み機能も持って、紙媒体を使うより効率よく会議や資料の閲覧を進めることができるということで、早く導入する必要がありそうです。北海道議会も議会庁舎を立て替えるのに合わせて導入していく方向です。

受動喫煙防止条例

東京都で国が成立させようとしている法改正案より厳しい内容の受動喫煙防止条例を可決したとのニュースとともに社説で、北海道議会は以前の条例案より後退した決議でお茶を濁そうとしていると批判しています。これは私の力の無さの結果と深く反省をしています。70%の非喫煙者よりも30%の喫煙者に配慮する政治の在り方や、勇気をもって批判を受けながらも将来に向かって決断できない道政であってはいけないと思います。