最終便で札幌に出ました。
空港について、外から時刻表を見ると末尾に全て赤い字が並んでいて、一瞬全て満席かとどきっとしました。
と言うのも空席があるときだけ低価格で乗れる「シニア」のチケットを求めて乗ろうとしていたからで、満席だと乗れないことになるからです。
入って良く見ると全て「遅延」の文字で、取り敢えずホッとしました。
この便は15分遅れと言うことでしたが、1便は実に3時間遅れとか。
千歳空港が雪のため、出発が出来ず乗客は乗ったままエプロンで待っていたとのこと。
これから約5ヶ月この様なことに悩まされるのが、北海道の宿命です。
月: 2016年11月
まち惚れの会
根室管内の若手の人達で結成している「まち惚れの会」という集まりがあります。
今回は第22回と言うことでそれだけの歴史を積んできており、集まったメンバーも今ではそれぞれの事業の中心になって活躍している人達で、まさに地域に惚れて地域にこだわり地域を牛耳っている(悪い言い方かな?)メンバーでした。
3年前からの約束だったとかで、山谷副知事も札幌からはるばる駆けつけ、私と松浦道議もゲストで呼ばれ、羅臼、中標津、標津の各町長も参加し、持ち寄ったたチーズやワイン、お酒に、会場となった川北地区のメンバーが作ったソバや「三代付けどん」などを食べ飲みし、賑やかに地域のこと、これからのことなどを話しながら過ごしました。
この活気が地域を創っていると改めて思います。
強行採決か?
国会のTPP特別委員会で関連法案が混乱の中で採決され可決されました。
こうした重要法案の採決の度に繰り返される「強行採決」ですが、本当に強行採決なのでしょうか。
与野党が対立する法案の場合、数で劣る野党が抵抗する手段は、何かと口実を設けての採決引き延ばし戦術です。
こうした事の繰り返しで、野党側は与党が強引に強行採決を繰り返し民意をないがしろにしているとの印象を強調しようとします。
またこの戦術の陰で、対立せずに決められる重要法案が流れてしまう例が沢山あります。
多数決が民主主義の原則である以上議論の上採決し、その結果は受け入れなければならないものではないでしょうか。
少子化
文化の日には相応しくないかもしれませんが、昨日朝の勉強会での話題について書きます。
テーマは「少子化社会と子育て支援の取り組み」でしたが、合計特殊出生率が全国平均の1.46に対し北海道が1.29と、京都府に次いで3番目の低さとなっており、全国の中でも自然減が大きいもととなっていますが、それ以上に、新生児が一ケタしかいない町村が12にも上ることにショックを受けました。
同い年の子供が町村で4人から9人という数では子育て支援以前の問題でしょうし、将来消える町村と言われることが現実のものとも思えます。
ただ、若い人たちに少子化が悪いことか?という認識があるのも確かで、「働き方改革」の中で今一度考えなおしてみるところがあるようにも思いました。
北方領土対策特別委員会
一斉委員会の二日目、北方領土対策特別委員会でのある委員の質問「知事は中央要請でも、四島一括返還と言っているが、道新の世論調査では二島返還容認がほぼ半分いる。いつまでも四島一括返還にこだわっていて返還が実現しないより、道民世論のように現実路線を取るべきではないか」とのこと。
交渉は政府の専管事項で、結果は受け入れるとしても、要求する側が固有の領土である四島返還の原則をくずしてどうするの?と思いますが、如何でしょうか?
因みに今年の8月に開かれた「北方領土返還要求東北・北海道国民大会」でも、「北方四島の一括返還に向け、毅然たる姿勢で外交交渉に臨むこと」との決議をしているのに。
水産資源は?
農政委員会では、災害からの復興計画と進度状況等の説明があり、大部分の地域では復旧作業も進み始めているが、災害程度の大きかった十勝ではまだ復旧に向けた協議が遅れているところもあると報告がありました。
終了後、3時からは議員全員が参加している「がん対策推進議員の会」の研修を、国立がんセンターの近藤院長に来てもらい開きました。
この中では、北海道に「がん対策条例」があるが殆ど機能していないとの厳しい指摘があり、特に教育分野とたばこによる肺がん防止策への取り組みがなされていないことなどの指摘を受けました。
夜は水産団体と、議会、道水産部幹部の懇談会があり、それに先立つ研修会では、北海道水産業の課題についてのレクチャーを受けました。
今年は殆どの魚種で不漁が続き、資源管理や漁業経営について詳細な研究と検討が必要とされています。