昨日平和祈念公園を訪れたあと、一度訪れたいと思っていた端島炭鉱跡地(通称・軍艦島)に渡ることが出来ました。あの小さな島の炭鉱で働く人や家族など、最大5300人もの人達が住んでいたと言うことに驚きますが、学校・劇場・アパートなどが建ち並んでいた事と、それが一気に廃墟となった時代の移り変わりを目の当たりにすると感慨を禁じ得ません。台風襲来の時の30メートルを超える高波のために、防潮アパートという建物がある事にも驚きました。また、ここは世界遺産になっているのですが、島全体かと思ったら「明治の産業遺産」として全国8つの市にある明治の産業遺産と共に指定されているので、世界遺産になっているのはレンガ造りの総合事務所跡と、石灰と赤土を混ぜた「天川」と呼ばれる接着剤を使って積み上げた護岸の石組みだという事も知りました。世の中には現地に行かなければ知り得ないことも多いと感じました。