何十年も前の殺人事件の再審請求が、証拠品とされていたシャツが、偽装だったのではという疑いで再審請求が認められていたいわゆる「袴田事件」の再審判決が行われ、無罪の判決が出た。この事件は発生から58年が経過しているが、このシャツが証拠品として取り上げられ死刑判決が確定していた。その後弁護側等の粘り強い証拠品鑑定と袴田さん自身が無罪を主張し続けてきた事で、10年前に再審請求が認められて今に至ったものだ。真実は本人以外には解らないことだが、こうした事件ではそれでは真犯人は誰なのかが話題になるが、時間の経過の中でそれも雲の中と言うことになる。難しいものだと思う。