今日の酪農乳業速報で、幌延町が酪農家支援のためⅠ億5千万円の予算をつけた、という情報がありました。その理由が農村のコミュニテイを守るためというものです。今ある施設の改良など、今の経営を続けられる事を主眼にしている点が優れていると思うのです。近代化・合理化のうたい文句の元に自由競争を取り入れ、ひたすら規模拡大に向かってきましたが、その結果個人経営では今後これほどの投資が出来ないと、一昨年からの困難な状況の中で若い人やまだまだ続けられる人がリタイアして行った結果、更に地域のコミュニテイが壊れていくという現象が加速しています。法人化して規模拡大をして残った経営では雇用を確保できず、外国人研修生を入れざるを得ない状況のどこが近代化・合理化になっているのか推進した方々に聞いてみたいものです。幌延町の例は参考になります。