家系から見る政治家

今日の内外情勢調査会はノンフィクション作家・石井妙子氏「現代の政治家、その光と影」と題した講演でした。それぞれの政治家の家系からくるその政治家の性格などについて家系図や、直接会って取材した事からの興味ある話です。小池百合子氏のお爺さんはアピール力があって、そのためにはホラ(嘘)も厭わない実業家だったが、商売に行き詰まってエジプトに行ったこと。百合子氏はその祖父に似たところがある。岸田総理は政治家3代目の家系を持ち、また宮沢喜一氏とも親戚関係にある。その宮沢氏は鈴木善幸氏とも親類関係にあること、亡くなった安倍晋三氏は岸信介・佐藤栄作兄弟の血を引いており、やはりプリンスにふさわしい等出世する政治家は大抵血筋に何らかの縁戚関係を持っている。例外は菅義偉前総理で、秋田の苦労人が中卒で横浜に就職したが、そこで格差を感じ夜間の高校に入り、働きながらためたお金で法政大学法学部に進み、政治家を目指すようになったということです。政権を持つ自民党に世襲議員、特に幹部となる議員に多いと言うことは弱い立場の地域や人に想いが行き届かないと言うことに結びついているというのは穿った見方だろうか?


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