道外調査3日目は、タオルの産地今治市で、今治タオル組合の視察でした。1991年のバブル崩壊と貿易の自由化で大幅なコスト削減を強いられ、経営の存続が困難となり家内工業的な工場は次々と閉鎖に追い込まれ、残った工場も殆どが赤字となるという大変な経過を経て来たそうです。団体も中・四国の範囲から、四国タオル工業組合へ、そして今治タオル工業組合へと縮小して今があります。この間、生き残りをかけてブランド化を目指しタオルの高品質化を進め、ようやく今の状況へと辿り着いたとのこと。従業員の確保のためにも子育て支援制度や家事代行支援制度等も協会として創出するなどの工夫をしているとのこと。地獄から這い上がったところの実態は大いに参考になりました。