昨年度の活動を総括し、今年度の運動方針を決める根室地区酪農対策協議会総会が開かれました。前段、農水省の関村審議官による「食料・農業・農村基本法改正と酪肉近の見直しについて」の講演があり(私は不参加)、新型コロナの流行に伴う消費不振とバターと脱脂粉乳の消費跛行性による脱脂粉乳の過剰在庫調整のため厳しい生産調整が行われ、投資間近の酪農家に大きな影響を及ぼした事や、そこから脱するために系統出荷から自主流通の道を選ぶ酪農家が続出している事態を受けての計画のあり方が注目されるところです。乳価の引き上げは消費の停滞を生み、飼料穀物の高値安定は解消せず、全ての物価が上がっている中で、どう離農を防ぎ安定した生産を確保していくか、「食料の安全保障」の為にも政治の力が試される計画となる事と思います。