過疎・高齢化と戦う

2日目の研修は、県西部にある西米良村の一集落「小川作小屋村」(山間の土地で畑が分散して住居から離れていたため畑につくった「作小屋」から名前を付けた)の再生への取り組みについて研修しました。
あの平家の落ち武者が住み着いたと言われる椎葉村の隣村ですが、負けず劣らず山の中の川沿いの一車線道路を曲がりくねりながら約一時間半入ったところにわずかな平地があり、そこに61戸93人の人が住んでいる集落です。
かつては360人くらい住んでいたものが、昭和40年代からどんどん減り始め、しかも高齢化率が70%を越えたことで何とかしなければならないと、この取り組みを始めたと言うことです。
宮崎県の「活き活き集落」事業第1号に認定され、一年で100回にも及ぶ会合を重ねて、イベントなどの事業に取り組みました。
熊本県菊地藩の末裔がここを開いたと言うことで、その城跡を再建し、資料館や、宿泊施設を建て催し物広場で神楽や、物産販売などをして、人の交流を多くしてきたとのことです。
年々参集する人が増えて来、若者が就職してきたり、uターンの若者が帰ってくるなど、今ではまだ高いものの高齢化率が63%に下がりました。
限界集落の再生が、ひとまず目処がついたという事です。
説明にあたってくれた左から、会長、事務局長、副会長、下は地元産だけの材料でつくった昼食




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