道がTPPによる北海道への影響試算を公表した。
これによると根室釧路地域に最も影響が大きいと考えられていた酪農・畜産部門が、予想通りの数字となっている。
特に牛乳乳製品は、無関税枠の設定や、将来チーズが無税となる影響で、北海道での生産額が179億円から最大258億円減少すると見込まれ、肉についても牛肉で48億円から97億円減少などの資産が発表されて、業会に様々な波紋が拡がっています。
私はこの減少額がそのまま出て来るとは見ていませんが、少なからず影響が出るのは確かで、対応するためには出来るだけコストを下げる努力が必要と思っています。
その為にも購入飼料を自給飼料に置き換えるための草地更新や、飼料用トウモロコシの一層の品質アップなど5年後10年後を見据えて着実に進めていくことが必要です。
それよりもいたずらに不安感をあおって担い手が減っていくことの方が、北海道農業にも地域にとっても余程大きな問題で、この対策こそ急がれるものと思っています。
TPPの影響試算
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