築後60年たって老朽化が出て来ると共に、耐震強度が低く震度6程度の地震で倒壊の危険が指摘される北海道議会庁舎で、立て替えの計画が進められています。
約110億円かかるとの計画に、新聞等が疑問を呈しています。
財政難の北海道には高すぎる計画というもので、他の用途と共有する建物に、とかPFIで建ててそこを借り上げるべきなどの論です。
この庁舎は今から15年前にも一度計画されましたが、その時は300億円を超えるものでした。
その後財政再建の中で先送りとしていましたが、議長室の入り口前の天井が崩落したり、本会議場の外壁がはがれて落下するなど老朽化が進んでいることが明らかになるなど待ったなしの状態に置かれています。
今の庁舎は議員一人あたりの面積も少なく、委員会室では傍聴人が入れないところもあるほか、本会議場の傍聴席の狭く居心地が悪いと不評でもあったので、その部分を改善すると、今の庁舎より大きくなることで100億の費用がかかることになるとの説明を受けています。
批判は甘んじて受けますが、根底には議会の権威そのものが低下していることがあるのではと思っています。
議会庁舎と議会の権威
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