知事コメント

知床での「カズ1」事故で行方不明になっていて国後島やサハリンで発見された遺体がようやく返還されて、明日10日の朝小樽港に着くという連絡が入りました。到着後すぐに知事コメントを出すと言うことも同時に知らせてきましたが、その内容が「この返還に努力されてきた関係者の皆様方に感謝します」というもので、発見後返還までに陰ながら人道的配慮をしてくれたロシアやサハリン州政府に対する感謝の言葉が無いことに疑問を持ちました。知らせてきた担当者にその事とを伝えると、ロシアによる交流事業白紙化や、日本政府が制裁措置を講じている中であること、発見から返還まで時間がかかった事による事故家族の不満があること等を上げて、「関係者」という言い方に留めたとのこと。私は今後のロシアとの関係回復の際、この言い方では糸口を無くしてしまうこと、経済制裁という間接的な戦争状態にあるからと言っても、こうして遺体の発見から返還まで人道的配慮を示してくれた相手国に対する感謝の表明は人間としてなすべき事を主張しましたが、受け入れてはくれませんでした。もう少し長い視点で戦略的に考えるべきと思います。