8月上旬まで雨らしい雨が無く、全道的には干ばつの被害が報告されていましたが、お盆を過ぎた頃から雨が降り出し、今週の初めには本降りとなりました。既に被害の出ている作物には手遅れかもしれませんし、道北を中心に牧草にもその害が及んでいて、2番草が伸びていない状態が簡単に解消するとは思えません。北海道農業は、冷害などの自然災害に翻弄された歴史から、どんな気候でも草だけは伸びると言うことで有畜農業が取り入れられ、その後気候の厳しい根釧や道北などでは酪農専業に移行して、今の大酪農地域が形成されてきました。今では気候も変わり、この地域でも小麦などの作付けができるようになりましたが、他に餌を頼らない草地酪農地域としての本分は忘れてはならないことです。


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