夕張と旧産炭地

新聞で毎日書かれている、夕張市の財政破綻問題と、その他の旧産炭地の問題についての集中審議が、午前中「総合企画委員会」、午後からは「エネルギー特別委員会」で開かれました。炭坑の閉山後、人口が最盛期の10分の1になったことや、主として「北炭」が持っていた炭坑が、北炭の倒産によって閉じられたため、夕張市が引き受けた遺産が大きく、負担になったこと、地域再生のため観光を目指した投資や、バブル崩壊で民間リゾートが立ち行かなくなったものを引き取ったのも、それに輪をかけることになったことなどが明らかになりましたが、赤字を穴埋めするために一時借り入れを繰り返したことが、一層事態を重症にしていったことなどが明らかになりました。一方、その他の旧産炭地も、夕張ほどではないにしろ、財政悪化は著しく、産炭地振興基金からの借り入れはこのままでは返せないという事態になっています。今後地方交付税の一層の減額が予想される中、道内の自治体は多くが、これに近い状態になることが予想され、一層の行財政改革と、自治体再編が必要になりそうです。


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