履修不足

 次々と明らかになる教育関連の問題に、教育委員会は対応に追われています。いじめ自殺、国旗・国歌と思想信条の自由問題、そして今度は教科の履修不足の問題です。道内の高校でも、一部に履修していない教科があったことが解りました。その大部分が受験に必要とされていない教科で、その根は深いと思っています。大学受験では、一般教養的なものは要求されず、また高校卒業生の減少から負担軽減として、教科数を減らすところが多く、特定の教科の成績で合否を決めることから、出来るだけ希望の大学へ生徒を送り出すことを求められる高校が、受験科目の力を付けることを優先した結果だと言えます。私たちの生徒の頃は、もっと受験科目が多かったこともあって、このようなことはなかったとは思いますが、生徒の側では、内職と称して受験にない教科の時間には数学や、英語などの問題集をやっている者もいました。子どもには競争によって力を付けることが必要と、どんどんと大学区制にして行き、学校間にも格差を付けていく中では、高校側のこうした対応もある種やむを得ないものと思います。(容認するわけではありません)難しいことですが、受験のあり方を変えない限り、人材養成のやり方を変えない限りこうした問題は解決できないと思います。

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