遺伝子組み換え作物

先日、遺伝子組み換え作物栽培について政府機関の今後の検討方向のニュースを目にしました。それによるとバイオ燃料向けの作物や、花卉などの新品種創出などで、試験栽培を広めるというものでした。遺伝子組み換え作物はすでに世界各国で飼料用や、機能性作物などが多くの面積で栽培されている反面、その遺伝子の自然界や、人間に与える影響を心配する声も大きく、「カルタヘナ法」や、北海道における「遺伝子組み換え作物の栽培に関する条例」などで厳しく栽培が規制されているものでもあります。
今、化石燃料資源が世界的な需要増による値上がりをしていることや、地球温暖化防止の目的で、バイオ燃料の生産が一気に増大しています。各国が国家プロジェクトとして取り組んでいますが、飼料や、食料の分野への影響も懸念されています。
そんな中で出てきた考えが、遺伝子組み換えによる収量や、アルコールなどバイオ燃料生産を増大させる機能を持った作物の生産です。単なる品種改良では出来得ないことや、その速度を飛躍的に速められる事が出来ることから、今後この動きは加速されることでしょう。
先に書いた懸念をどう払拭しながら試験・栽培していくかそれが駄目だとするなら生活をどうしていくかもう一度しっかり考えなければならない問題です。


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