ある漁師の死

羅臼で、議員になってから知り合った遊漁船の船長が亡くなりお葬式に参列してきました。もとは漁船に乗っていましたが、漁模様も悪くなり、合間を縫って釣り船もやっていました。相泊を基地とし、私の近所の知り合いも時々釣りに行って乗っていたようです。私との間柄は、今の漁船を新造する時、資金などの相談に来たのが初めてで、その後、相泊港の改修の話し、緊急避難港としての知円別港の問題、一昨年の爆弾低気圧の際、船が港に乗り上げた時など、折に触れて中標津の事務所に寄って色々話して帰りました。結構口うるさい人だと思っていましたが漁師らしいさっぱりした性格で、うち解けて話が出来る人でした。癌が見つかってからわずか4ヶ月の命だったとか。今後あの釣り船は誰が運航するのだろう、気になってあの世に行けないのでは等と思いながら、わずか58歳で行ってしまった友の冥福を祈りました。
葬儀の帰り道、高台から見た流氷に覆われた羅臼港


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