自立ということ

総会シーズンで、今日は別海町と中標津町で商工会の総代会が開かれました。この地域だけでなく、北海道全体がそうなのですが、行財政改革のあおりを受けて、建設業を中心に非常に厳しい経営を強いられていますし、自由競争の中で地域の商業も殆ど壊滅状態となっています。しかし、そのことを嘆いていても何一つ解決しないのも確かです。
支庁制度改革について地域懇談会が開かれ、強力な反対が渦巻いたと報道されています。なかなか住民に納得されない説明しかできないことと、本格議論になってからまだ4ヶ月に過ぎないことがこのようなことになっているのだと思います。長年続いた制度を変えるためには、相応な時間が必要なのです。この制度改革の理由に、道側は地域主権の確立を挙げていますが、長年自治らしい自治をしてこなかった住民にとっては到底理解できない理由なのです。
自立を促すのであれば、自由に使えるお金が必要なのです。
中央で決めて交付される事業補助金ではなく、地域が決めて使える予算があって初めて自治も地域主権も育ってくるのだと思うのです。その方が必要なところに効率的に使えるし、地域の中小業者に仕事が回るのです。そうした中で初めて自立する意識が芽生えて地域主権が育ってくるのではと思います。
再度言います。時間が必要なのです。


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