北の発言最終号

西部邁氏という方が主催をしている”札幌「発言者」塾”と言う集まりがあります(私は一度しか参加していませんが・・)が、その西部氏が編集長を務めてきた「北の発言」という政治経済などの考えを発信してきた機関誌がありました。
基本的には、保守主義ということですが、戦後民主化という時代の流れの中で育ってきた私には少し理解しがたい論文が載っていることに違和感を感じながら、購読し続けてきました。
その「北の発言」がとうとう廃刊の最終号となってしまいました。この最終号では、これまで執筆してきた方達の対談が乗っていて、これまでの一方的な論文とは違った受け止め方をさせてくれるものでした。
本当の保守主義とはと言う中で、今自民党が保守で、民主党が革新だというけれど、自民党はむしろ保守ではなくて、社会主義政党の最たるものだということです。
確かに言われるとおり、戦後の復興を果たして、一億総中流といわれる時代を築き「世界で最も社会主義をうまく実現した国」といわれたことを考えるとそういう見方が正しく感じます。
今後自民党が民主党と取って代わるための違いが保守対革新にあるとすればもう一度本当の保守に進むべく歴史と理論から考え直さなければならないとおもいました。


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