巨星落つ

隣町で長く副議長や副組合長などを勤めた方が亡くなりました。
地域の核となり、面倒見が良く、豪快な性格の方でした。
大正14年生まれの87才だったそうですが、この頃から昭和一桁生まれの方の中にはこうした人間的に大きな方が多くみられるような気がします。
私たち戦争をくぐらない戦後生まれの、現実主義とは違う深みのある何かを持って居ました。
苦労した戦後復興の時代に、こうした方達の力が生かされて、一丸となって地域や農業の発展に邁進して来たものです。
努力の結果戦後とは格段に豊かになるにつれて、個人主義が拡がり、地域の結束も緩くなり地域力が落ちてきたと思うのは私だけでしょうか。
「危機に滅ぶ国はないが、平和によって国は滅ぶ」という中国の故事が、今の日本にも当てはまるのでは無いかと思えてきます。
大震災にあたっても強い指導力と人をまとめる力のある指導者が居ないのはこうした時代のなせる結果とすれば、不信任してトップをすげ替えてもまた同じようなリーダーしか無いのでは意味がないのではと思います。
(それでも菅さんではとも・・・・。)


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