ノーベル文学賞と中国

このところ毎日ノーベル各賞の受賞発表が続いて居ます。
先日の医学・生理学賞で日本の山中氏が受賞したのに続いて受賞が期待されていた文学賞は、村上春樹氏ではなく、中国の莫言氏に決まりました。
中国は、平和賞や、文学賞を政治性を含むと軽視していたものの、今回の莫氏は解放軍の出身で、中国の農村部を描いた作品での受賞ということと、本命視されていた村上氏を押さえての受賞ということで、一転歓迎しているようです。
「まったくもって身勝手な国だこと」と思うのですがね。
政府関係筋のコメントでは「中国が強大となり、世界への影響力が向上したことも反映している」とは、何とも貧しいコメントかと思います。
嘗て「中国は覇権を求めない」といって世界から認められようとした国は何処へ行ったのでしょうか。


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