昨日夕刻、父が94年の生涯を終えました。
温暖の地山口県の瀬戸内海側から、当時は極寒の地・未開の地の根室原野まで両親と共に移住し、成人後は招集によって満州の国境守備隊で戦争の中を過ごし、終戦後は移転した今のところで改めて開拓をしながら私達を育てるといった激動の中を生きていました。
度重なる冷害の中で、酪農への転換にいち早く取り組み今の経営安定の基礎を創る一員として働いたと思います。
後半生はすこぶる平凡な人生でしたが、こうした平凡なことが、幸せなのではないかと今改めて思います。
世の多くの人達がこうした人生を送っていると思いますが、幸せかどうかはその人達の感覚によります。
みんなが幸せと感じながら人生を終えられるように、しっかり働いて行かなければと父の死に接して思います。
人の一生
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