新聞報道によると、道は来年度もBSE全頭検査を継続する方針を固めたとのことです。
BSEについては、平成14年生まれの牛を最後に日本での発生は見られず、今年のOIE総会で清浄国として認められる予定となっていて、厚生労働省でも、30ヶ月以下の牛については、検査の必要がないとすることになっているはずです。
もともとBSEは、伝染性の病気ではなく、異常プリオンという物質による移行性の病気で、原因となる動物性飼料を禁止し、新しい発生を防いできた結果、先のように清浄国として認められるようになるものです。
最初大発生したヨーロッパでさえも既に抜き出し検査に移行しているのに、何故発生の心配の無くなった北海道が全頭検査をするのか理解できません。
消費者の安心を得るためだけに、意味のない検査を3千5百万円という膨大な費用をかけて行うほど、北海道の財政は豊かではないはずです。
安心を得る為には繰り返し丁寧な説明をすることではないでしょうか。
BSE全頭検査
Categories:
Tags: