やせ細る野付半島

定置網番屋の近くが海岸浸食で定置網を張る「根っこ」(沖に出すロープの端を海岸に固定するところ)が無くなりそう、とのお話しがあり、現場を見に行きました。
野付半島にあるネイチャーセンターのすぐとなりですが、今はまだ砂利が寄せてきて少し落ち着いて見えますが、夏になると殆ど根際まで削られて、その後ろにある道路さえ、時化の時は通れなくなるとのこと。
ブロックを積んで守って欲しいとの希望ですが、今のところ、土嚢なら対応できるが、ブロックは無理と言われたとのことです。
こうした訴えはこの半島のあちこちで聞かれ、野付半島がどんどん痩せて行っている様子が知れます。
ここから流れた砂は、半島をずうっと回り込んで湾内に砂州がどんどん伸びていっているようです。
自然の移ろいとはいえ、このままではここで漁業活動が出来なくなる心配があります。
引き潮でしたが、波打ち際には水がたまっていました。番屋のところまではブロックで守られていますが、そこからは何もありません。いわゆる「根っこ」のところから北の方角を撮りました。2枚目は、道路から写していますが、すぐ側のところまでゴミが打ち寄せられていて、ちょっと荒れるとここまで波が来ているのが解ります。


Categories:

Tags: