一昨日、自民党と公明党の連立に係わる二度目の党首協議が行われ、公明党が四半世紀続いた自民党との連立から離脱すると言うことが決まりました。これまでお互いの得意分野を政治に反映して国民の生活が少しでも良くなるようにと努力してきましたが、それぞれが独立した政党である以上はこの様なこともやむを得ないと受け止めています。特にその原因とされているのは自民党の政治資金問題についてのあり方と言うことですが、私もあの派閥からの交付金不記載問題の処置は不十分この上ないことと思っていました。一昨年この問題が明らかになった時点で、これは世論を動かす大問題になると感じ、何人かの北海道選出の代議士にその事を話しましたが、危機感を持った代議士は殆どいなかったと思いました。勿論、自らはきちんと対処しているという事で、他人(他派閥)のことまでとやかく言うことは出来ないという雰囲気は解りますが、問題はそこに止まらないことは理解できていなかったと思いました。その結果が昨年総選挙からの三連敗を招き、その責任を石破総裁にかぶせて責任論に転嫁し、辞任に追い込み総裁選挙で盛り上がるなど、およそ国民や他党の思いを考慮しないやり方では公明党の離脱に止まらず、政権さえも失うことになると言う事さえ想像できなくなっている自民党本部には、一地方支部の役員である地方議員の私でさえ嫌気がさしています。公明党の離脱もこの自民党のあり方の巻き添えを食らって大幅に議席を失ったという怒りがあるのだと思います。自民党は政治資金の処理と関係した議員の処分の甘さが団体献金のあり方にまで変更を迫られた事をどう総括するのか新しい役員の決断が見ものです。
本当に情けない!