ワインとチーズ

先日、北海道の新しい産業としてのワインとチーズについて書いたことがありました。
加工販売を伴ったいわゆる今言われている6次産業化の旗手のようなものです。
最近の日本人の嗜好の変化から、ワインは随分と愛好者が拡がっており、輸入ワインも価格も種類も本当に様々なものが大量に輸入されています。
今行われているEUとのEPA交渉では、EU側からこのワイン・チーズ・バターといった農産物の関税撤廃を迫られているというものです。
現在ワインは15%、チーズは22.4〜29.8%の関税で、先に述べたようにもう大量に入って来ており、これ以上の関税撤廃を何故求めるのか理解に苦しむほどです。
関税は、それぞれの歴史も含めたその国の事情を平準化するものであり、何でもその国内と同じにと言うのであれば、世界を一つの国にし、人も物も(日本に於ける東京のように)豊な所へ自由に移動できるようにすればいいのです。
その結果がどういうことになるかは、規制緩和と新自由主義で格差を生み、今のようになった日本を見れば明らかではないでしょうか。
これは一国の中だから紛争という事にはなりませんが、国同士ではそうはいきません。
お互いの国情を考えながらルールを決めるのが国際交渉ではないでしょうか。
従って、TPPで安易な妥協には反対!


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