日鉄がアメリカのUSスチールを買収するという事で双方の合意が成立したあと、バイデン大統領が安全保障上の理由で認めないという中止命令をし、その事に対して合意した双方が共に告訴して居ることの余波が拡がっています。日本政府も同盟国に対して安全保障上の理由で差し止めると言うことはどういうことかと確認を求めていますが、今日は買収をしようとして日鉄に負けた、アメリカの製鉄会社・クリーブランドクリフスのCEOが聞くに堪えない汚い言葉で日本批判を行いました。彼自身も20数年前にブラジルからアメリカに乗り込んできた移住者ですが、「ここはアメリカだ、日本は1945年の時から何も学んでいない。中国も悪だが、日本はもっと悪だ」とこき下ろした言葉には唖然としました。今でもアメリカの一部にはこうしたヘイトスピーチをする者がいるとは思いますが、一流企業を率いるトップがこれほど汚い言葉を同盟国に対して投げつける国とはいかなる者かと、反発しか生み出さない最低の発言でした。さすがにトランプを選んだ国だ。