予定していた日が、衆議院解散総選挙の時期とぶつかり、今日に延ばしていた自民党道連のセミナーが開かれました。今日の講師は自民党政調会長の小野寺五典氏でした。少数与党の現状で、何を決めるにも野党との交渉をしなければ決められない難しさを述べて、その例として国民民主がこだわっている103万円の壁を引き上げることに関し、それで出来上がっている税制による減収分・特に地方税の減収とどうバランスを取るかが非常に難しいところ。また学生が103万円もの収入を得るほど働けば、親の扶養控除から外れる問題にも触れ、「何故学生がそれほど働かなければならないか。そこのところを改善する議論をすべきところではないか」との発言がマスコミに乗り、SNS上で炎上していることに本当に公人の発言は難しいと思いました。本質のところを飛ばして、現状に対する不満が爆発しはしないかと若干の危惧を持ちましたが、その通りになってしまった。小野寺氏の講演は、現状を変えながら何とかして国民が希望を持って行ける社会にしようという熱意溢れるものだったと受け止めているだけに難しいものだと思います。