今日から一般質問が始まりましたが、改選後の一般質問は新しく当選した一期生が一斉に登場する場となります。今日も6名の質問者は全て一期生で夫々が地元での課題や、道議になる前に取り組んでいたことなどを知事に質問していました。特に有害鳥獣(エゾシカやヒグマ)、農業や食糧問題、医療、教育などでは与野党で大きな姿勢の違いは無いが、核廃棄物や、働き方改革、遺伝子組み換え作物などの質問では私達自民党と野党の姿勢の違いは明らかでした。ただ、質問の姿勢や、課題の捉え方はこれまでに無く新鮮なものに思えたのは単に初めての質問に立った議員ばかりのせいでは無かったと思えています。課題の捉え方、質問の姿勢などが新鮮だったからかも知れませんが、これからが楽しみな1日目でした。
月: 2023年6月
日本列島改造論
最近、田中角栄に対する憧憬が語られることが多い。国民に夢を与えて空前のバブル景気を生み出した「日本列島改造論」と、その実行力、強力な牽引力・政治力に期待をする人々が多いと言うことだと思う。今の政治家は小さくまとまり、実行力も指導力も無く、今の閉塞感を切り開く期待感もない現状に不満を持っている反動としての期待感とも思われます。しかし、指導力は兎も角として、都市と地方の格差が拡大している中では、この列島改造論の目指した人口の一極集中を防ぎ、日本列島の隅々にまで人が住むようにするという目的が今の時代でも求められている事の証でもあります。今一度この列島改造論を研究してみたいと思っています。
信託受益権販売
代表質問二日目、結志会と公明党の代表質問でした。代表質問ですから、内容は道政全般にわたるのは当然ですが、夫々会派ごとの特色が有り、結志会は地域と産業振興に重点、公明党は医療・福祉に重点が置かれているように思います。昼休憩の時間を使って自民党の研修会が開かれました。「道有地信託事業について」でした。財政問題もあり、道有資産の有効活用が時々問題となりますが、今回の件は道警の南向かいにある「プレスト1・7」についてでした。この建物と土地は現在みずほ信託銀行に運用を任せ、テナント等の借り入れ料を徴収し維持管理費を除いたブンについて道の収入となる仕組みとなっていますが、この建物が過去の経過の中で北海道商工会・中小企業団体などとの共同所有となっており、信託期間が令和5年10月31日までとなっているため、結論を急ぐこととなったとのことです。道としてはその信託権を販売したいとのことです。こういうことに全く無知の私には良く理解の出来ないことです。勉強します。
代表質問
今日から本会議で代表質問が始まりました。各会派の代表が知事の政治姿勢を初め、北海道が抱える様々な課題に付いて知事の考えを訊くものです。通常、なかなか知事は自分の言葉で答えてはくれないもので、今日も部下の書いた答弁にわずかに修正をしただけ(と思うのだが)の原稿を読むだけのつまらない議論に終始しました。勿論事前に政策審議会メンバーと担当部署で各質問について意見交換をし、メンバーがある程度納得した答弁書となっているものの、本会議を聞いているとこの答弁をここで読む意味があるのかと思ってしまいます。聞くものには本当につまらない時間に感じてしまいます。いっそ答弁書を質問書と共に公開するだけで良いのではと思うのは私だけだろうか?
終了後、エネルギー調査会主催の日本のエネルギーの今後について、資源エネルギー庁の遠藤量太課長の講演を聴きましたが、先ずは諸外国と比べて経済成長率(国民総生産・一人当たり名目GDP・平均賃金)の数値はこの30年全く大きくなっておらず、アメリカや中国に遙かにおいて行かれている事が示され、やはりそうかと思いながらショックを受けました。この原因は、カーボンニュートラルに向けた社会変革や、エネルギー構造の変革が遅れたこと。特許申請の差に見られるような技術変革への投資の少なさなどいくつもの原因が挙げられています。そうした中で今回の電力料金値上げに見られる北海道のエネルギー価格の高さが、今後の北海道の発展に大きな阻害要因になる事が予想され、一日も早く泊原発を再稼働すべきと言うことでした。
後援会総会
私の議員活動を支えていただいている後援会と、資金団体の政策懇話会の総会が開かれました。20年にわたって支え続けていただいた幹部の方々が引退し、新しいメンバーで組織した連合後援会初めての総会でした。総会では型どおり活動報告、決算報告、活動計画、予算などの審議を行い全て異議なく承認していただきました。これまでの20年間もそうでしたが、今回もこの上ない役員の方々に支えていただく事になり、後顧の憂い無く議員活動に専念できることは本当にありがたいことです。今後もしっかり地域と北海道のために働いてゆきたいと、心を新たにしました。
消防団
今日は令和5年根室管内消防団総合訓練大会が開かれ、各団が小型ポンプ操法を初め四種目で日頃の訓練の成果とチームワークを競いました。人口が減っている中で、地域の安全を守るボランティア組織として消防団がある事は広く知られていますが、最近は人口減少、特に若者の流出で団員の確保に苦労している地域が多くなっています。都会の人たちには消防署の存在が自分たちを守ってくれると思って、消防団に加入などと言うことは考えないで済むでしょうが、人口減少と共に財政難の地方ではその消防署員確保さえ厳しくなっているのをご存じでしょうか?何でも自由なような社会に見えますが、そうして中で自分たちの安全を守るボランティアの存在がある事を今一度意識してほしいものです。
第7選挙区支部大会
自民党北海道第7選挙区支部大会が開かれました。今回はこれまでと違って15年間支部長として地域を纏めてきた伊東良孝氏に代わって、かつては民主党候補として戦ったこともある鈴木貴子氏が新支部長となるという党本部決定の中での大会でした。3月の統一地方選挙前に鈴木親子の新春交礼会で、維新の参議院議員でもある宗男氏が既に決まったようなことを言い、その数日後党本部決定として私達地方支部にはファックスで知らされるという異常な決定の仕方で、私達これまでの自民党を伊東氏と共に支えてきた各地域支部のメンバーは大混乱となってしまいました。その後何度も伊東後援会と自民党支部役員の会合を重ね、その経過や不信感を議論してきた上で今回の大会を迎えました。大会ではこれまでの議論の中で伊東氏が丁寧に説明を重ね、鈴木氏が伊東氏の決断やこれまで自民党を支えてきた皆さんへの感謝と敬意を示してきたことで、混乱無く終えることが出来ました。未だ今後各地域支部での総会を開き役員の交代などが協議される中で党支部を去る方や所属替えをする方、役員の辞職なども有るとは思いますが、何とか大きな混乱無くスムーズな世代交代にしなければならないと思っています。
沖縄慰霊の日
沖縄での地上戦が終わった日を「沖縄慰霊の日」として毎年記念式典が行われており、今年も今日その日を迎えました。戦争の悲惨さ、平和を守ることの大切さを伝えようという働きかけが行われていると報道されていますが、年々私達の心の中ではその想いが薄くなっているようです。北朝鮮のミサイル発射の度に緊急速報が流れ、ロシアのウクライナ侵攻や、中国の力による現状変更の意向を見ると、やはり防衛力の強化は必要と思わされてしまいます。しかし、その結果戦っても結局誰も幸せには出来ない事は歴史が証明しています。これほど世界中に瞬時に情報が届くようになっても3000年繰り返してきた歴史は繰り返すのでしょうか?平和こそ社会を安定させ、人々を豊かに出来ることを私達は学んで行かなければならないはずです。
定例会開会
改選後初めての定例会(第2回定例会といいます)が開会しました。今回は改選後の知事の執行方針で今後四年間の方向を定める重要な定例会です。今日の執行方針では、かなり美しい言葉を並べていますが、果たして実行できるかというのはうがち過ぎですか?また重要事項(私達の)では、例えば核廃棄物最終処分場は受け入れないとはっきり表明していますが、我々の方針と合わないことが将来問題となると思われます。先ずは地方の活性化と人口減少問題をどう解決していくか今後の方向を決める大きな課題に取り組みます。
いよいよ始まる準備
最近はいささか低温気味で牧草の伸びもイマイチと言ったところですが、一番草の収穫時期がすぐそことなりました。冬の間丸めていたサイロビニールの片付けや機械の整備、その他諸々の準備が搾乳などの一般管理の合間を縫いながらおこなわれますが、この時期になって天気が悪く心配な毎日です。今日は活動の予定がないので、サイロに散らかっていたビニールを片付ける仕事をしましたが、やってもやってもへらない古ビニールに腹を立てながら疲れ切って夜を迎えご飯の後ソファーに座って熟睡してしまいました。それでも牧草が適期に刈り取ったサイレージの良さを実感しているので少しでも手伝いになればと頑張ります。