今日で11月も終わり

今年もあと一ヶ月。そして統一地方選挙まで4ヶ月。

更に私の任期はあと5ヶ月を切りました。月日の移ろいは早いものと思います。

毎日追いかけられるように過ごしているうちに時間が矢より早く過ぎていきます。

札幌は今日、朝から雪が舞い議会に向かう足下はうっすらと白くなっていました。未だ降った雪はすぐ溶けて消えていきますが、そのうち積もって根雪になる日も近いでしょう。

多くの課題を抱えている北海道です。残された期間で出来ることにしっかりと取り組んでいくつもりです。

第4回定例会

今日から第4回定例会が始まりました。今日は本会議で先ず決算特別委員会での審議と結果に関する報告があり、その後決算案についての採決が、賛成多数で議決。その後補正予算や条例改正案について知事からの提案理由説明があり、最後に「朝鮮民主主義人民共和国によるミサイル発射に抗議する決議」を全会一致で議決しました。その後、議会議員として20年、15年、10年の勤続表彰式があり、ちょうど20年目を迎えた私達5期も表彰を受けました。長く議員をしてきたなと言う想いがあります。毎日議員として懸命にやってきたかと思うと、反省することばかりです。農業という根回しも何もいらない真っ直ぐな努力の通じる世界から複雑な人間関係の絡む世界に入って、20年経ってもそのままな為、うまくいかないことも多いのですが、100人十色であっても良いのではと、自分を納得させています。

農推協

自民党の農政推進組織である農推協(農政推進協議会)の研修会と懇談会が開かれました。自民党北海道支部連合会の農業者組織ですが、全道組織でありながら上川・空知・十勝地域の組織に止まっており、この拡大が課題となっています。今日の研修会は宮田農政部長から北海道農業の現状と課題についての講演をして頂き、稲作の転作(水活事業)、飼料作物(実取コーンや大麦など)の作付け、可能性のあるチーズへの仕向け変更のための考え方などの酪農情勢について講演の後、参加者との意見交換を行いました。今後若い人たちも巻き込みながら、自民党本部に向けて政策提言をしていけるような組織を目指したいものと思います。

一転して

今日は午後7時からのキックオフだったサッカーワールドカップカタール大会のコスタリカ戦ですが、今週末の帰りの都合で釧路から特急に乗ったために丁度時間が重なり、時々試合状況の速報を見ながらの移動でした。前半は0-0で終了し、後半も攻勢を続けながら双方得点できずに経過していました。帯広を過ぎたあたりで速報ページを開くと、コスタリカ初めてのゴール!という見出しが飛び込んできて、あれれと思いましたが、それでもドイツ戦のことがあるので少なくとも同点には追いつけるものと思っていました。非情にもそのまま終了となり、まさかの敗北。やはり激戦の中南米でもまれているチームらしく、したたかで粘り強いチームでした。またサイドバックの酒井やゲームメイクの出来る富安がけがのため出場できなかったのも痛かったと思います。サッカ-は一点勝負のところが有って一寸した事で勝敗が決まる。次に向けてまた「番狂わせ」という見出しを期待したい。

月形高校

9月に開かれた北海道町村会の民生文教常任委員会との、地域連携特例高などの再編に関する懇談会から問題提起された、人口減少や少子化に伴う小規模高校となった高校の存続についての調査のために、道議会自民党教育振興議連で月形町を訪れました。月形高校も地元の中学卒業生減少と共に、札沼線の廃止で当別町からの通学生徒が無くなり、一層状況が厳しくなっています。そうした中でも町が、周辺の新篠津町や岩見沢、浦臼町などから生徒を集める事、どの町から通学する生徒も町の将来に係わる子どもとして様々な助成を用意していること。高校もこれに応えて進度別授業や、遠隔授業を効果的に取り入れ、生徒の力をつけることや、少ない教員では出来ない授業を受けることが出来るように工夫しています。どの町も何とか高校の存続をするための様々な努力をしています。この努力にどう答えて公平に教育を受ける権利を確保していくために私達もしっかり取り組んでいかなければならないと思います。

ドーハの歓喜

昨日のワールドカップドイツ戦で勝利したことには、日本のみならず世界から驚きと賞賛の声が拡がっている。最後の最後で決勝ゴールを上げられて負け、ワールドカップ出場を逃したドーハの悲劇が日本サッカーの原点とも言われています。あの悔しさがあったからこそ一歩一歩進んでこられたと思います。昨日の勝利を改めて考えると、後半シュートを決めた堂安や浅野はもちろんだが、先発したメンバーが、一方的に攻められながらペナルティーによる一点に抑えたことが伏線になっていると感じる。前半を見ているとボールの支配率が圧倒的に違い、防戦一方のように見えました。これが後半での日本のシステム変更と攻撃的な選手交代でドイツに戸惑いを与え、劇的な勝利になったと思います。得点を挙げた選手だけがヒーローでは無いと言うことでしょう。

やめるのも難しい

来年の統一地方選の道議選に出馬しないと発表してから早8ヶ月が経過した。次の選挙では出馬しないと決めたのは5期目の選挙に入る前でした。この期が終わるときにはもう75歳になり、しかもこの管内では3期を全うした方が居なかったのに5期20年も務めさせていただく事になると言う理由からです。その方針に従って3月に早々と記者会見を開き退路を断った上で、次の候補選考に入りました。先ず各町で各界の代表者による選考会議を開いてもらい、その結果を集約して4町の代表者会議を開くという手続きをした結果、推薦すべき候補がいないということで、私から指名して交渉を始めたが、3顧の礼を尽くしても結局断られて断念。なかなか次が決まらないことに、やめるのも難しいと感じている今日この頃です。

功労者表彰式

中標津町の各種功労者表彰式に出席しました。町長からの授与の後、来賓挨拶の指名があってお祝いを述べさせていただきました。こうして表彰式で感じることを率直に述べさせていただきました。それは「縁の下の力持ち」という言葉と「継続は力」と言う言葉です。この表彰式で受賞される方々は、決して表てで華々しく活躍された方より、地道に目立たないところで永年貢献された方が多いのです。こうした方を「縁の下の力持ち」といい、家で言えば基礎や土台のように、人の目に触れないところでしかし欠かせない存在として組織や社会を支えている方々です。そしてそれを永年続けながら、後進を育て、社会の安定と発展につながっている本当に大事な存在です、と感謝と敬意を持って挨拶させていただきました。表彰された方以外にも町にはこうした方々が多くおり、それが今の町を構成しています。

落語堪能

午前中、島根空港から帰路について羽田空港に到着。私は明日の[東京中標津会」出席のために羽田空港で別れましたが特にすることも無く、かねてから行きたかった「浅草演芸ホール」に行き落語を聞く?ことにしました。昼の部の1時から入場し、それが終わる4時半まで落語や講談、漫才、漫談、曲芸などたっぷりと堪能しました。落語は古典ものから今の話題まで、夫々の個性が出ていてとても面白く笑わせてもらいました。演芸場でのライブなので、客とのやりとりも面白く、また若手とベテランの差も感じられました。やはりベテランはゆっくり聞かせながら味のある芸を効かせてくれてさすがだと思いました。翻って私の議会での質問はまだまだ素人の域を出ていないなどと、関係ないことまで思い知らされましたよ。

吉田ふるさと村

道外調査2日目は島根県に移動し、雲南市吉田村の「吉田ふるさと村」を訪問しました。山口市から防府市を経て山陽自動車道から広島県で中国自動車道に入り、その後三次市から鳥取県に向かい雲南市で県道を引き返す形で吉田村川手にある青嵐荘という宿泊施設を訪問し、事業内容についてレクチャーを受けました。ここは第3セクターではあるが、市と企業のほかに村民からの一口5万円の出資が2750万円有るのが特徴で、進む過疎に危機感を持った住民が、雇用の場と特産物販売を目指して設立した会社だと言うことです。青嵐荘は国民宿舎でその指定管理者を引き受けています。そこから約7キロ離れた本社工場に行き、そこでの製品のパックや出荷の状況を聞きました。今は正月に向けた様々なお餅の製造と出荷の最盛期で段ボールがうずたかく積まれていました。農家との契約栽培や、有機栽培農産物にこだわりながらの醤油製造、何より、日本で初めて卵かけご飯専用の醤油を生み出したことが特筆されます。全国各地で地域おこしの知恵を絞っていることが認識された道外調査でした。