なかなか難しい

今書面審査中の決算特別委員会で、道の財政をもっと豊かにするための方策について、経済部に質疑をするための下調べと将来構想について纏めようとしていますが、何しろ決算特別委員会なので、決算に関連した議論の中で現状の問題点やそれを解決する方策を探らなければならないのは普段の質疑と違うので、構想を練るのがなかなか難しいと思い知らされています。道税収入を5年前から比較するとその間殆ど変わっていないことに気付きました。これまでも北海道は首都圏に比べると何かにつけて遅れている(人・物・金を吸い上げられている)と感じていましたが、税の動きを見てもそれを改めて感じます。さて、何をどう纏めるかな?

汚い爆弾

ロシアのウクライナ侵攻による戦端が開かれてからもう八ヶ月になります。日本国内にもこの戦争は攻め込まれたウクライナだけが悪いわけでは無い、「ウクライナは国民のためにも早く和平交渉に臨むべきだ」とおっしゃる国会議員もいますが、忘れてならないことはこの戦いがウクライナ国内で行われていることです。もしこれが北海道での出来事だったら、この方は同じ事を言うでしょうか・軍までもって分離独立運動をしている勢力に対して力で押さえ込む事をしていたのはウクライナで、ロシアはここに居るロシア系住民を守るという口実を持ち、また独立宣言をしたことになって居る国を承認し、その独立を守るとしてウクライナに攻め込んだロシアに正義はあるのだろうか?またこの頃言われている「汚い爆弾」をウクライナが挑発行為として使う恐れがあるとして、核ミサイルの発射実験を行うロシアの恐ろしさを感じるべきです。ウクライナは核兵器を持っていないにも拘わらずロシアがこの様な実験や演習をするのはロシアにこそ核兵器を使用する意図があるのではとしか思えない。悪魔の誘い。

往復

午後3時から自民党別海支部大会が開かれるご案内をいただいたので、千歳から2便で飛び、3便で帰るという離れ業をしました。飛行機の便が3便あるお陰でこの様なことが成り立ちます。別海支部は保守勢力がしっかりしていて、どのような選挙においても自民党候補に対ししっかりした票を出して居ます。今日の大会(総会)は淡々と進みましたが、来年の統一地方選挙を控え今後の活動活発化が期待されています。飛行機はかなり搭乗率が上がって居ることや、中標津空港の駐車場もほぼ一杯になるなど、人の動きは活発になって居ますが、それに伴ったようにコロナ感染者も第八波に入ったように増えてきています。こちらは困ったものです。実にしぶとい!

トロール船操業停止要望

毎年この時期に要望会を行いながら全く解決に向けて前進できないのが、根室海峡の羅臼付近でのロシアトロール船の操業禁止要望です。これからの時期になると現れるロシアトロール漁船により、安全操業海域に仕掛けてある漁網被害や、漁獲が少なくなると水深の浅い標津沖や野付沖まで進出するという無謀操業をし、魚を根こそぎ捕るばかりで無く海底の産卵床までも破壊して、すけそうたらやコマイ、カレイと言った浅い海域の魚までが資源枯渇傾向に危機感を持って居ます。領土問題や、TACのこともあり簡単に解決できないのは解りますが、先細りしている資源回復は日露双方がしなければならない課題なので、その事を強く訴えていかなければなりません。これは根室管内だけの問題ではないのです。

みなくる

別海町が町制施行50周年を迎え、同時に生涯学習センター「みなくる」も完成し記念式典があり、出席しました。50年前の町制施行の時には、日本一広い村だったものが、日本で2番目に広い町になった(一番は足寄町)と言われて惜しまれたものですが、今では人口こそ漸減しているとは言え、日本一の酪農の町になって居る。今後も安定した酪農と漁業の町として存在感を増していくことと思う。この会合で、別海町の姉妹都市になって居る枚方市の元市長(今は国会議員になっている)中司宏氏にで合いました。氏は「なかつか」と読むのですが、こうして書くとめったに見ない姓ですっかり打ち解けて親しく話をさせていただきました。こうした出会いもそうですが、既に別海町には枚方市を中心に関西から95人もの女性が嫁いできていると言うことで、これも最初に縁があって別海の酪農家と結婚した女性が中心となって進めてきたお陰と聞いて、改めて出会いによる縁を感じました。

自民党セミナー

今年度の自民党道連のセミナーを開きました。全道から党員や支援団体のみなさんが集まって、パークホテルの広い会場はほぼいっぱいになりました。講師は党本部の遠藤総務会長で、参議院選挙の際は党本部の選対委員長として指揮を執り、北海道が念願の2議席を確保した事を高く評価していました。今は総務会長として党内のとりまとめや重要事項決定に係わっていますが、山形県出身と言うこともあって農業への思い入れも強く、北海道は農産物を戦略物資にして日本の食生活自体を変えるくらいの戦略と意気込みを持つべきだと言われました。これからもテロを政略に使って無意味な追求ばかりしている野党のことは無視して、今の様々な危機的状況から脱して将来に備えていかなければならないと思いました。

ウクライナ侵攻は世界と日本をどう変えるか

時事通信社が設立している「内儀情勢調査会」の例会が開かれ、ニッセイ基礎研究所 研究理事の伊藤小百合氏の講演が有りました。ここでは、世界経済の局面の転換期に入っており、グローバル化の後退とパッチワーク化が起こり始めていると言うことです。G7の指導者の支持率低下、ロシアへの経済制裁とロシアのエネルギーによる対抗措置、アジアでの地域連携が世界経済の歯止め役となりつつあると情勢分析をした上で、不透明感強まる世界経済は、低インフレ、低金利局面が終わりを迎える事、2023年は世界のインフレ率は上昇し、成長率は下降するとの見通しを示した。急激な円安が有るが、これは当面口先や実際の介入で圧力が和らぐのを待つ中にアメリカのインフレが鈍化し、緩やかな円高ドル安局面になると見通している。こうなれば良いですね。

ドラフト会議

今日は議会で過去の決算書を遡って、道税収入の推移を調べました。2016年から、コロナ前の2019年にかけては道民所得税や、法人事業税が多かったのですが、コロナ以後には特にサービス業と見られる法人事業税の落ち込みが大きくなっていることが窺えました。今後この原因や北海道の強みや弱点などについて経済の観点から追い求めてみたいと思っています。夕方からはプロ野球ドラフト会議が開かれ、苫小牧中央高校の斉藤投手が広島に一位指名されたことや、日本ハムは望み通り、二刀流の日体大・矢沢投手を獲得しました。今回のドラフトの特徴は甲子園に行っていなくとも、地方の公立高校からでも優秀と思われる選手が見いだされていくと言うことです。大阪桐蔭のように全国から、甲子園ードラフト会議を目指す選手が集まるところからも意外に多くの指名されない選手が残っているという事です。各チームのスコアラー陣が情報網を持っていて、どこからでも優秀な選手を抜擢できると言うことです。がんばれ地方!!

カナダ大使

北海道カナダ協会の主催で、イアン・マッケイカナダ大使を招いての後援会が開かれました。テーマは「カナダと日本、北海道との発展的協力関係」と題したものでした。特に今差し迫っての危機と感じている、東アジア情勢に関して、日外加相会談で合意した、1)法の支配、2)平和維持活動、平和構築および人道支援・災害支援、3)健康安全保障および新型コロナウィルス感染症への対応、4)エネルギー安全保障、5)自由貿易の促進および貿易協定の実施、6)環境および気候変動、の諸問題について解説しました。例えば、エネルギーの安全保障では、カナダから日本へわずか8日間で輸送を出来ること。サプライチエーンの維持、特に中国以外で多くの微量元素を供給できる国であること。来月にはカナダも「自由で開かれた太平洋」の協定に参加する予定になって居る。カナダは移住によって成立した国であるため、外国人に優しい国である事などについて語られた。カナダは少し離れていることもあって、日本にとってはニュージーランドやフィンランドとともにお付き合いのしやすい国の一つではあります。

記憶力テスト

今日は運転免許証交信のための、後期高齢者講習の日で昨夜中標津に戻って、午後から受講とテストを受けました。最近記憶力が落ちてきて認知症になっていないかを調べるための「記憶力テスト」が一番心配でしたが、集中して取り組んだせいか時間も早く終わり、満点(多分)でパスすることが出来ました。その後の目の検査や実車検査も緊張しましたが無事終えて、心配ないという証明書をいただいて帰りました。これで3年間は未だ運転が出来る事になりますが、無事故無違反で過ごしたいと思います。何しろ、田舎では車が足と同じで、これが無ければ何も出来ないのも事実ですから。