ロシアのウクライナ領土併合

今これを書く手が怒りで震えています。軍事的に劣勢となったロシアが、軍が侵攻しウクライナ人を追い出した州で、住民投票を軍の管理の下強行し、圧倒的多数で州の独立が決まったとし、そのロシアへの併合を決めた。他国の領土へ軍事侵攻し、この様な一方的なやり方で自国領土にするという前近代的なやり方が未だに行われることに、北方領土を敗戦のどさくさに紛れて奪われた私達は、これにどう怒れば良いか解らないほどだ。この国のえげつなさ、強欲さは、嘗て満州国防衛の口実で大陸に関東軍の兵隊としてハルビンや、松花江、ジャムス等に派遣され、そこに進出していたロシア人と接した経験のある父が「ロスケなんて信用したら駄目だ、あれくらいずるい奴らはいない」と言っていたことが、今更ながら実感として思い出される。厳しい寒気の中で国を建てた王朝時代から暖かい南に進出していくというのが悲願だとは言え、こうして今の世の中でもそれをやってしまうこの国はこれからどこに向かうのであろうか?

臨時委員長

一般質問が終わり、これから開かれる予算特別委員会と、3定終了後に開かれる決算特別委員会の設置があった。この特別委員会は開催ごとに委員長ほかを選ぶ決まりになっており、その候補は各会派の話し合いで決められているが、それを決定するための委員会冒頭では、委員の中の最年長者が「臨時委員長」を務めることになっており、今回決算特別委員会に参加する最年長は私と同期の角谷議員、その次は私。本委員会の臨時委員長と第一分科会の臨時委員長は角谷議員。第2分科会は私が臨時委員長。もう議員の中で私達より年上の議員は数えるほどになって居て、この様な委員会に参加するたびにこの様な役目が与えられる。名簿を見るたびに”ところてん”のつきだし口に居るように思う。だから引退なのです。「私は会議規則第8条第2項の規定により・・」原稿が無くても・・。

国葬

安倍元総理の国葬が行われた。安倍氏の功罪については議論のあるところだが、難病を抱えながら8年以上にわたって総理大臣という重責を担い、なかなか上がらない景気を何とか上げようと3本の矢に例えた政策を進め、諸外国をメヅッテ中国が覇権を行使しようとすることにブレーキをかけ、東日本大震災という未曾有の震災災害からの復興の道筋をつけてきた功績は、国葬に値すると思う。納得いかないことは説明責任という言葉で一刀両断にしたがる傾向があるが、峡谷そう反対のデモをやっていた勢力はどんなに説明をしても考えを変えようとしないもの。せめて国葬の日くらいは静かに送ってやれば良いものをと思う。菅氏の友人としての弔辞には良く安倍氏の人柄が語られており、聞くものも涙が出るほどだった。今後国会でまたこの問題がしつこく追及されるのだろうが、国民の税金の無駄遣いだという野党が長々とこのことを問題にして大事な経済振興対策や将来の議論を議論するべき時間を使っていくことになるのかと思うと、うんざりする。兎も角これで一区切りがついた。今後は前に向かって進みたいものだ。

北海道ホルスタインナショナルショウ

コロナのため2年間中止していた北海道ホルスタイン共進会(今では表題のように言います)が3年ぶりに開催され、全道の酪農家から選抜された乳牛が、その機能美を競いました。昨日から開かれていましたが、移動政調会のため訪問できませんでしたが、今日は朝から会場に行き、乳を搾っているクラスの部を見学しました。その前にジャージー牛の部の審査もありましたが、こうしてショーの一部を構成できるだけの頭数や戸数が有ることを改めて認識しました。ここに来るくらいの乳牛は体型と乳房が素晴らしい牛ばかりですが、この様なショーを通じて改良の成果を確認しながらより時代に合った体型や、乳房の改良を進めていくのですから、大変な労力をかけながら出品してくる酪農家に敬意を表したいと思います。

移動政調会2日目

第7選挙区支部の移動政調会2日目は、午前・根室市、午後・根室管内四町(中標津会場)で開きました。根室市では行き詰まった北方領土問題関連、高速道路ネットワークの整備、根室・花咲良子大湾の整備促進、漁船等の燃油高騰対策、原魚確保対策、増養殖事業に係わる施設整備、ロシアとの漁業交渉、赤潮被害の究明、酪農情勢、エゾシカ被害防止策、外国人技能実習制度の見直し、クロマグロの資源管理規制の見直し、人手不足対策や、建設事業のコスト割れ対応、浸食の激しい海岸保全、大規模災害時の中標津空港を利用した災害物資輸送体制の確立、地域医療の確保と充実(特に医師等スタッフ確保)、野付・風連国定公園の早期指定、帯状疱疹ワクチン接種への国の助成措置創設、避けます不可事業の電気料金値上げ分経費支援、小規模事業者への資金供給と条件緩和など、こちらも多くの要望や提案がなされました。道東地区は可能性の宝庫ではありますが、可能性のままでは人が居なくなるという危機感を持って実現を図っていかなければならないと思います。

移動政調会

ここのところしばらくやっていなかった第7選挙区支部の移動政調会を開きました。今日は釧路市で、釧路管内の各団体の代表者に集まってもらっての開催でした。来年度予算に関する要望は管内の開発期成会を通じて受けており、その実現に務めているところですが、多少重複しながらもそれ以外の要望も多く寄せられました。大消費地東京圏から遠い道東では、物流手段の強化が必要なこと、コロナで痛めつけられ、最低賃金引き上げで不安感を強めている小規模事業者対策、3重苦に悩む酪農対策、昨年起こった赤潮対策の継続、世界的な木材不足に引きずられた林業対策、高速道路の建設促進や人手不足、水産加工原料の減少に伴う水産政策など各団体代表からは開発期成会の要望以外からもたくさんの要望が出されました。今後一つ一つを検討し、国、道などの分担をして解決に向かわなければならないと思いました。

地学協働

今日の一般質問で、奇しくも二人の議員から、「高校における地学協働」についての質問がありました。少子化の影響で都市部は勿論、地方での中学卒業生が急速に減少し、高校の存立が危ぶまれる事態になって居ます。そのためもあって、各高校は生き残りをかけて学校の特色を出そうと様々な工夫と努力を重ねていますが、その一環が「地学協働」なのです。これは文科省が最近、実学を含む地域と密着した高校としてのあり方を探る方向として示しているものです。生徒数が減少している中で地域のことを知り、地域に残ってもらうための大事な人材を育てようという試みを広げていきたいものです。

緊急決起大会

今年春から急激に悪化してきた酪農情勢に対し、なかなかタイムリーに支援できない状況に危機感を待った農協酪農対策協議会が主催し、根室釧路管内の酪農家の代表者が釧路に集まり決起大会が開かれました。飼料や肥料、水道光熱費などが上がり続け、一方生産は脱脂粉乳やバターの過剰在庫のため抑制され、その上牛肉消費の減退から大規模に肥育事業をやっていた事業者が民事再生を申請したこともあってF1と言われる乳牛と和牛を交配した仔牛が5分の1程にまで下落し、酪農家は3重苦に苦しんでいます。農協酪対も含め、現状の数字を持って具体的な提案をしてここを乗り切る知恵を発揮しなければならないと思います。こんな時こそ政治の出番だと思う。

定例会開会そして追悼演説

今日から第3回定例会が開会されました。昨日の事前委員会で説明された450億円余りの補正予算などの提案に先立って、6月に亡くなった日高管内選出の金岩議員に対する追悼演説が行われました。演説は故金岩氏の所属していた北海道結志会(ゆうしかい)の大川道議が行いました。私とも、会派が違いますが初当選同期でしかも一期目の前期に同じ「北方領土問題特別委員会」に属し、ビザなし交流事業にも一緒に派遣されることになったものの、始めの色丹島訪問時は船に荷物を積み込んだものの悪天候で中止、その次の訪問団でも船は出たもののやはり悪天候で引き返し、7月のほうもんでようやく国後島に渡ったという思い出の深い同士でした。この悪天候は2年後の北海道・東北ブロック議員研修でも続き、山形での研修を終えて帰ろうとしてところ吹雪で飛行機は欠航、鉄道ならと乗り込んだ列車も函館から先は運休と言うことも有り、すっかり悪天候コンビとなってしまいました。思い出の多い議員でした。

出席批判

明日からの定例会を前に常任委員会と特別委員会が開かれました。今回の定例会に提案される補正予算や条例改正案の事前説明が主でした。この他では、知事が27日に開かれる安倍元総理の国葬に出席するという表明があり、早速野党などが反対の表明をしました。安倍元総理の銃撃死は本来犯人を憎むべきところなのに、その下とされた旧統一教会との関係に焦点が向けられ、国葬に反対したり、これを機に自民党の力を削ごうという動きがマスコミによって扇動され、これによって形成された世論という形で進められています。歴代で最長の総理として、景気回復や国際的な日本の地位の向上、政治の安定のために全力を挙げてきた安倍氏を国葬で送ることに反対し、その功績を貶めることが、日本の将来のためにどのような影響が有るかを思うと、残念でなりません。知事は当然参列すべきです。この様な日本の現状では、自分をなげうって日本や国民のために尽くそうという政治家など現れないだろうと思ってしまいます。