道内調査3日目

最終日の今日は、農と漁業がコラボしている北見市常呂町を訪問。先ずは多様な担い手を確保するため女性を中心とした農業体験希望者用の女性専用研修施設、教員住宅を再利用した職員住宅を見学した後、農協と漁協で共同経営している給油所の説明を受けました。この様な共同経営は非常に珍しいことですが、地下タンク設置への投資が過大となることから実現したもので、経営もうまくいっているということ。永年の農・漁業の交流が実を結んでいるとのこと。その後地域特産のホタテの貝殻を利用した石灰肥料工場を視察。ここでは粉状のものだけで無く、粒状のものも生産し撒きやすさのニーズに応えているとのこと。最後が、農政委員会として初めてだと言われたところ漁港を訪問。HACCP対応型の屋根を備えた漁港を視察しました。投資額は夫々大きいものがありますが、人手不足の中で何とか機械化しようと集約化したところやより付加価値を高めて売ろうという姿勢が見えました。

道内調査2日目

二日目はかなり強行軍でしたが、それだけ収穫も大きなものがありました。先ずは北見市訓子府にある北見農業試験場を訪問。畑作品目の品種改良が主な役割の試験場です。ここで生まれた小麦品種の「きたほなみ」は冷害耐性のある多収品種として全道の作付けの7割を占めると言う。この他にも馬鈴薯、テンサイなどの品種改良も行っていて北海道農業を支える役割を果たしている。次がきたみらい農協タマネギ集出荷貯蔵施設。100億をかけた施設らしく巨大な建物と一日400トンも処理できる自動化された機械群に驚くほどです。次に平成28年の大雨災害で冠水した常呂の農地を水害から守る排水施設で、これまでの2.1倍の排水能力のあるポンプなどを設置した防災施設。次が端野町にある未来ファームのインフィールドワイナリー。北見でもワイン生産に肉牛農家が挑戦しているところを訪問。課題は如何にブドウの木の冬越しをするかだと言うことです。今日の最後が大空町にある「オホーツクビーンズファクトリー」。ここはオホーツク管内に6カ所有った豆の集出荷施設をここに集めて整備したもので、これを利用してこれまで小麦、ビート、馬鈴薯の3品で回していた畑に豆を加えることで4年輪作を実現しようというものです。

農政委員会道内調査(十勝)

農政委員会の道内調査が久し振りに行われました。一日目は札幌を出発して先ず十勝管内鹿追町の「環境保全センター」を視察。地域の家畜糞尿等を集めてバイオガス発電を行い、余剰電力で水素をつくり、水素ステーションも設置、また発生する熱はマンゴー栽培や、チョウザメの養殖に利用するなど徹底的に利用し尽くすという姿勢が見られました。こことのふん用を処理しているとのこと。のふん用を処理しているとのこと。次に訪れた「めむろワイナリー」は、地域の有志がブドウ栽培に挑戦し、それらを集めてここならではのワインを作っていこうという意気込みが感じられました。

自民党大会

昨年の活動実績と、今年の計画を党員に審議していただく「第8回自民党道連大会」が開かれました。伊東道連会長が挨拶に立ち、出席への感謝とともに、今年行われる参議院選挙での長谷川・船橋両候補の2議席確保と、公明党横山候補の必勝を期すこと。またロシアのウクライナ侵攻に関して、防衛省に西方重視に動いている自衛隊配備を東方重視に戻すことを要望したことなどの挨拶があり、また来賓として出席した福田総務会長は、ウクライナ情勢を引き合いに出しながら、食料の安全保障や、エネルギーの安全保障にとっての北海道の重要性に触れ、今後国としてもそのことに最大の支援をしていくと述べるなど、北海道への期待を示しました。議案は淡々と承認されましたが、先ずは7月10日の参議院選挙で2議席を確保することだと思います。

憲法研修会

かねてから道議会の日本会議でも一度研修会を開きたいとしていた憲法改正についての研修会を、自民党道連が引き受け、道連大会予備会議の前に一時間の研修会が開かれました。講師は自民党憲法改正実現本部事務局長代行の山田賢司衆議院議員で、先ずこれまでの呼称であった「推進本部」から「実現本部」に変わったこと。これは、コロナや、ロシアのウクライナ侵攻など、社会的要請の変化によって、ようやく議論が出来る状況になってきた事によるものということ。改正の条文イメージとしては、現憲法には「国民を守る」という規定が無いことから、9条に自衛隊を明記すること。また緊急事態条項がないことから、大規模な自然災害などの際、国会機能の維持のため「国会議員の任期延長」「内閣の緊急政令の制定」。人口減少都道府県での合区解消の必要性から、人口を基本としつつ少なくとも一人ずつの参議院議員を選べる選挙制度を維持すること。教育充実の必要性から、「各個人の経済的理由に拘わらず教育を受ける機会を確保」など国が教育環境整備に努める旨の規定を提案。併せて89条の文言が私学助成が違憲と読まれてしまう恐れも払拭する等4項目について実現本部として国会の憲法審査会に提案して行く意向とのことです。まだまだ時間がかかりそうなのと、参議院での議席を確保しなければなりません。

3年ぶり開催

中標津町商工会の令和4年度総代会にお招きをいただき出席しました。新型コロナウィルスにより、この2年間は対面での開催は控えていたのですが、ウィズコロナとなってきた今年は思い切っての開催としたそうです。主要行事となっている花火大会や、まちなか賑わい秋の陣も開催を見合わせ、コロナ対策や指導員の事業所訪問などの本来業務を着々と進めている様子が報告されました。代議員だけで70名くらいと言うことで、その10倍・750人の会員を要する大きな商工会ですが、中心市街地からの店舗撤退や、コロナによる飲食業界の苦境などの問題も抱えていますが、一方で若い人が新たなおしゃれな食の店を市街のあちこちに開店するなど、まだまだ可能性も秘めています。

人手不足

ある事業所を訪問しました。ここの社長は、ここならではの事業をしていますが、そのほかにも農業支援事業も請け負っており、そこでの人手不足が深刻だとの悩みを話されていました。近年続々と建設されている酪農のTMRセンターでは、その性格上土日の休みがなく、従業員が交代で休みを取りながら対応しているものの、(最近の)若い人は土日がきっちり休めないところには就職してこないとのこと。大根栽培のように季節性のある作業や、その作物特性のため早朝の収穫作業なども必要なものの、今では作業員確保に本当に苦労し、とうとう外国人研修生を入れることにしたとのこと。これも1年間だと半年は仕事がないため6ヶ月の契約にしたものの、旅費負担を6ヶ月で割らければならないため、結構負担増となるとのこと。外国人労働者受け入れを研修生等という制度でなく労働者として受け入れる諸外国並みの制度にしなければ、こうした地方での現場労力不足は益々深刻になりそうです。

種まき・疲れた

日曜日だったので、トウモロコシの種まきをしました(手伝いました)。昨年は発芽率の悪い品種があったので、今年は85日程度の品種ばかり3種類を蒔きました。先ず堆肥を入れた畑に石灰を蒔き、トウモロコシ用の肥料を半分入れ、耕運機でかき回した後残りの肥料をまいて穴あきマルチビニールを敷き、そこに1.3粒の種を蒔いていきます。1.3つぶとは、大体4穴に1穴くらいの割合で2粒蒔くことです。腰をかがめながら、一列30メートルくらいのマルチ体力が無くなったとしみじみ思います。体力が無くなったとしみじみ思います。後は昨年のように実った頃狐にやられないように周囲に電牧を張らなければなりません。

国政報告会

2年間全く出来なかった、伊東代議士の国政報告会が今日からスタートしました。代議士は今、自民衆議院議院運営筆頭理事、衆議院議院運営委員会筆頭理事、内閣委員会理事など、まさに国会運営や政策推進の第一線で活躍しているため平日は全く地元に帰ることが出来ないこともあって、今月いっぱい土日のみを使って第7支部の全ての市町村で開くことにしています。今日はその第一日目として、根室管内の別海町、標津町、羅臼町で開かれました。(中標津町は会場が確保できなかったため6月4日)酪農や漁業などの基幹産業や時の政策課題などについてじっくりと聞かせてもらいました。私はこの欄や、後援会員向けのはがきで都度お知らせをしていますが、人に会える機会も多いので直接お話しできるのが地方議員かとも思います。

留学生第一号

昨日の鈴木知事が訪問した、中標津に開校した東北海道日本語学校は、予定を立てる段階では国のコロナ対策で、入国ができない状況のため学生はいないこと、webでの遠隔授業も準備が整わずできない中で、施設だけの視察になる予定でしたが、学校に行ってみると偶然というか、タイミングよくというか、バングラデッシュからの留学生第一号が入学していました。もう一人も同じころ成田に入国したものの出身国で受けたコロナワクチンが日本では認可されていなかったもののため、7日間の待機となり埼玉に居る知り合いのところで許可を待っているとのこと。間もなく二人の留学生で授業が進められることになったとのこと。残り8名が一期生となる予定で、何とか今後順調にいくことを期待しています。