東京での来年度の畜産酪農対策や開発予算、ゼロカーボン北海道への取り組みなどについての会合出席を終えて中標津便で帰りました。今回はオミクロン株がじわりと拡がっていることを踏まえて、ホテルと国会議員会館など最低限の範囲しか動かずに帰ることにしました。羽田に11時頃着いて、早めに搭乗口に行きましたが結構な数の子供の声が聞こえます。優先搭乗が始まると、小さな子供連れの女性や家族が続々と入っていきます。中標津空港には待ちかねた実家の人たちが、孫の出てくるのを今か今かと待っています。今夜は久し振りの孫を迎えての賑やかな時間となるでしょう。普段だと、今日あたりから飛行機は混み合い、28日から1月5日くらいまでは満席が続きますが、コロナの心配もあってまだまだ空席が目立ちました。
月: 2021年12月
畜産・酪農対策
今日、国の来年度の畜産・酪農対策が決定しました。補給金単価や限度数量、集送乳調整金、総交付対象数量、肉対策など全て今年度据え置きの数字で、需給状況が緩和している中では上々の結果を出していただきました。更に、過剰在庫となっている脱脂粉乳を仔牛用粉ミルク向けに転用する対策費用の三割28.3億円を支援することにも踏み込みました。自民党畜産・酪農対策委員長を務める伊東良孝氏を中心とする関係者の奔走のお陰です。また、エコ畜事業についても、最初四項目とされて大抵の酪農家は対象にならないものだったところを、六項目、更に八項目として現場の状況を勘案したものになることも決まりました。後は、乳業メーカー交渉と、生産者が今年の計画数量ないで生産抑制に協力することが必要です。今年・来年が頑張りどころです。
体調は不調
先週頃から膝の調子が悪く、びっこを引いて歩いていましたが、それは少し良くなったものの、今度は時々でる不整脈が頻繁に起こり少し動いただけでも疲労感が強く、昨夕の牛舎仕事は休んで、冬至のカボチャと小豆を煮ている番をしました。ちょうど良い堅さに煮上がったところで火を止めるだけのことですが、時々見ながら部屋の大掃除をしていました。妻に負担をかけないようにしたいと思いながら、私の方が先に役に立たなくなっていきそうです。午後、直行便に乗って冬至の夕日とともに東京へ着きました。
好調は不調?
今日の挨拶回りは別海町内。農協や役場では牛乳の需給バランスの話となります。今年の牧草収穫期は好天に恵まれ、良質な飼料が確保されたことで、10月頃からの生産の伸びが一段と高まってきて、バター、脱脂粉乳などの在庫が急増しているところに拍車をかけた状態となっているところに、更に飲用需要が落ちてきて、こうした乳製品に加工している雪印別海工場では既に105%の操業率となっていると言うこと。管内の他の工場も似たような状態と言うことで、チーズ工場も平時は50%程度のことが多かったのがほぼ目一杯とのこと。少々の頭数調整では追いつかない模様です。明日は東京へ行き、国の調整支援策や、来年度乳価などについて情報収集してきます。
夫々の悩み
今日・明日と行事等の予定が無く、日頃ご無沙汰している方々に年末の挨拶回りを始めました。とは言っても二日間という日程では団体のみとなってしまうのはやむを得ないのですが。今日は羅臼から始まって本別海まで。海岸通りを漁協、役場、建設業協会、商工会などを訪問しました。時間が無いので込み入った話は出来ませんが、そうした中でも特に秋鮭の不漁が深刻な影を落としています。特に高級鮭の産地として有名だった西別川河口の本別海では不漁だった昨年から、さらに減少した60%に落ち込んでいて、漁業者はもちろん、組合運営も厳しい状態が続いています。観光関連も厳しく、それに伴ったサービス業も。地域の悩みは深いものがあります。
今年も餅つきが出来ました。
毎年恒例にしている菩提寺での青年部主催「年末餅つき」を無事開催することが出来ました。昨年もコロナが治まらない中で中標津での感染が無いことと、野外で行うのでと言うことで強行しましたが、何事も無く終われたので、今年も早くから計画していました。今日は厳しい冷え込みの中でしたが、例年より若干少ない親子が集まって和気藹々と50キロの餅米を搗きあげました。今では臼で餅を搗くことが少なくなり子供連れで来てもらって、餅はこうして出来るのだと言うことを体験してもらうことや、お寺に気軽に来てくれるようになる事を目指して始めたことですが、もう15年も続いてきました。日本の伝統をこうし伝えていきたいものです。
専門学校
昨日、中標津で横浜に本拠を置く岩谷学園と中標津町で、専門学校開設の協定調印式がありました。岩谷学園は今年から中標津町に外国人向けの日本語学校を開設しましたが、入管で殆どの留学希望者が拒否され、たった6人でスタートすることになったものの今度はコロナで全員出国停止となり、今はオンラインで授業をしているそうですが、次年度からは多くの留学生が来ることを祈るばかりです。今回予定する専門学校は農業や観光業にIT技術を導入する動きに合わせて、それに対応できる技術者を育成する目的で開設するものです。もちろん日本語学校を卒業した留学生にもその門戸を開くことにしています。今まで高校以上の教育機関が無かった根室管内で初めてのもので、期待が膨らみます。
5000tの衝撃
先日のマスコミのニュースで、「年末年始の家庭用牛乳消費が落ちることや、学校給食が休みになることで、処理しきれなくなる牛乳が大量に発生し、その量が最大5000トンにもなり、大量に廃棄される恐れ」と報道され、酪農地帯だけでなく、北海道に大きな衝撃を与えている。5000トンと言えば、乳牛600頭で一年間に生産するに量に等しいもので、私のところの生産量の7年分に相当します。その量が、廃棄することになると、その損失や、環境に与える影響などが、多大になり何としても避けなければならない。今生産現場では、農協などの指示により、生産性の悪い牛や、繁殖で苦労している牛を処分するなどして、何とか生産を抑えようと努力しているが、蛇口をひねるようにはいかない。
第四会定例議会閉会
今日で今年の定例会が終わりました。今回は補正予算や、条例の一部改正、5本の意見書、そしてさいごに追加の補正予算を全会一致で可決しました。先に行われた予算特別委員会も含めて、全ての議案で全会一致の議決は27年ぶりのこととか。これまで殆どの定例会で反対をしていた共産党が、賛成したことで起こった珍(?)現象です。先の総選挙で、立憲民主党と選挙協力で統一候補で選挙をした際、政権に協力して行くと言いながら、その反対ありきの姿勢を問われ、そんなことは無いと否定した事による姿勢の変化か?その後いったんマンションに帰った後、かねてから見たかった「189」という映画を見に行ってきました。時々子供が被害に遭う児童虐待とその対応に当たる児童相談所の奮闘がテーマですが、現実考えさせられる映画でした。
連携中枢都市圏構想
またまた○○構想の好きな政府から「連携中枢都市圏構想」なるものが出てきた。これは、相当の規模と中核性を備える圏域の中枢都市が、近隣市町村と地方自治法第252条の2に基づく「連携協約」を締結し、①経済成長の牽引 ②高次の都市機能の集積・強化 ③生活関連機能サービスの向上、に資する施策を連携して行うことにより、人口減少・少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済の拠点を形成する国の施策 と説明された。似たようなものに、定住自立圏構想があり、それがどのようなものでどうなるのかよく解らないでいる中にまた新しい構想ですか?と問いたい。中枢都市となる条件はあるが、日頃からその都市がその意識を持って周辺に配慮しているなら、特にこの様な構想が無くとも地域はその都市を中心にまとまっていくものだと思うのです。十勝はその良い例かも知れません。今回の対象は旭川市と、周辺の鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町となっており、当然のごとく医療・商業などは旭川市がになっており、旭川市が如何に周辺の産業振興に気を配るかがこの構想成功の鍵になると思う。市長が交代した事に期待したい。