今日、自民党の新総裁を決める選挙が行われ、決選投票の結果、岸田氏が新総裁に選ばれた。期待された河野氏が意外なほど議員票を取れなかったことで、一回目の結果から岸田氏に流れが行くことは予想されました。もう一つ意外に思ったのは高市氏が議員票で110票を超えて2位になったことでした。安部元総理の後押しがあったとは言え、やはり本来の保守としての姿勢が変わらなかったことが評価された結果と思います。岸田新総裁の政策の中では中間層以下の人たちへの再分配と、その人たちの消費による経済の回復を重点にしているので、野田氏の弱者への配慮も取り込んで、まさに全党一体となって今回の各候補が主張した幅広い政治を展開してくれれば、国民に信頼される良い政治ができるのではと思います。少なくとも間違った規制改革・新自由主義は修正しなければなりません。
月: 2021年9月
気になる答弁
一般質問が続いています。今日も新型コロナ対策で、緊急事態解除後の北海道における再度のまんえんを防ぐための質問がありましたが、最終決定が国であることのため、北海道としての対応を明確に示す答弁がありません。推測ではありながら、新聞などの報道では既に具体策が報じられているにも拘わらず、国に対する要請をする内容さえ示しません。この他でも「国や他県の動向を踏まえながら・・・」という答弁が目立ち、北海道としての姿勢や考えを前面に出さないという役人的姿勢がとても気になります。どうしてもっと「北海道はこうする」という姿勢で行政ができないか、知事の姿勢が問われます。そして、我々議会の姿勢も問われます。
大詰めの総裁選
明日に党員投票の締め切りを迎え居る自民党総裁選挙だが、4人の候補はそれぞれ討論会や議員への働きかけ、事業者訪問や地域の青年との意見交換などに精力的に動き回っています。野党はこの様な総裁選にうつつを抜かしていないでコロナ対策に没頭すべきと言っていましたが、出馬をやめた菅総理を中心に政府として対策を実行していて、今日は月曜日と言うこともありながら、北海道ではたった19人、東京都でも150人台にまで感染者が減少しています。それはそれとして、今回立候補している4人はいずれ劣らぬしっかりした政策の持ち主。最終的に誰が総裁=総理になっても挙党態勢を確立して、それぞれの持ち味を合わせて実現に向かって行けば素晴らしい国ができあがるのでは無いかと思うのは私だけか?
よろず相談
私のような立場の人間には、地域から様々な相談や要請があります。要請は道や地域の自治体に伝えてなんとか実現をしようとしますが、これは難しいと思う案件は最近は「伝えて実現するようにやってみますが、難しいと思います」と断った上で交渉しますが、時には思わず実現することはあっても駄目なことが殆ど。それでも要請者にとっては、自分の願いが届けられたことに先ずは感謝と安心感を持ってくれる。しかし、個人的な要望で、しかも相手が行政や感化違いの自治体であるときは、どのように伝えて受け入れてもらえるか苦慮する。今日もその様な相談がありました。どのようなルートでどのように解決するか悩んでいます。
一般質問開始
飛び石連休で一日休んでは本会議という私のような札幌から遠くを地元とする議員にはつらいのですが、それも役目です。今日からは議員個々が知事や教育長などに直接質問をする一般質問が始まりました。新型コロナの新規感染者数が減り続けていることも踏まえて、緊急事態の解除や、解除後の対応などを質問。知事からは国や他県の動向と専門家の意見を受けて決めていきたいとの答弁で、日々動く国の動向を注視して行く姿勢を示しました。また、政府が進めようとしている「ゼロカーボン」に対する取り組み、ウェブ開催になったアドベンチャートラベルワールドサミットが2024年に再び開かれることも踏まえた北海道の取り組み、がん対策など幅広く質問が繰り広げられました。当選回数の若い議員達が頑張っています。
お彼岸
一昨日が旧暦の8月15日で、中秋の名月でしたが、8月15日はお盆。今日はお彼岸。何かご先祖様を忍びお祭りするのが重なったように思うのは考えすぎか?お寺に拘わっているため、議会中で明日はまた一般質問がある(金曜日)のだが昨夜遅くに帰って今日また夜札幌に戻るという、それぞれ一日だけのことで札幌と中標津を行ったり来たりするのは結構つらい。それはともかくとして、お彼岸は私たちの生活する此岸(しがん)に対し、無くなって仏となった方の住む悟りの対岸を彼岸というのだそうで、お寺やお墓にお参りしてご先祖様を偲ぶのも、この彼岸にいる仏様と対話するようなものかも知れない。思えば、今の私達は何億年前か解らない昔にできた生物の遺伝子が、代々伝わってきたからで、どこかでそれが途切れても今の自分は無いことを思うと、今ある命(遺伝子と行っても良いが)を粗末にせずまた次に伝えていくことがどれほどのことか思わされるお彼岸の一日です。
みんな病んでる
自民党総裁選真っ盛りで、毎日それぞれの候補とズームなどで対話や討論をした様子や主張が報道されている。一方野党はコロナが終息しない中で国会もやらずに総裁選をやっているときか?と批判を強めている。緊急事態宣言が効果を発揮して全国的に新規陽性者が減少傾向を示しているが、自民党政権に批判的なマスコミを先頭に、自宅療養者が亡くなったのは政府の無策のせいなどと言う。コロナのせいでみんな心が病んでいるのではないだろうか?その証拠に、嘗ては病んでいる人ぐらいしかしていなかったマスクを全員がしているでは無いか。感染リスクを避けるために推奨され、呼びかけられているのだから当然なのだが、コロナのために行動制限や仕事や生活の不安感などで、精神的にイライラすることを含めてみんな病んでいる。全員のマスク姿を見ながらそう思う。早く抜け出そうよ。
代表質問
第3回定例会代表質問2日目。北海道結志会と公明党が代表質問を行いました。コロナ対策への質問に始まって道政全般にわたっての質問は他の会派とそれほどの違いは無いのですが、議員数9人の結志会が質問時間50分と、大会派と同じなのに、一人少ない8人の公明党がその半分の25分の制限時間だと言うこと。50人の自民党道民会議と9人の北海道結志会が同じ質問時間なのは、議員数割りで設定される原則の設定に不公平があるのでは無いかと言う議論があり、中間会派という設定でもう一段階もうけても良いのではと検討されましたが、今期はこのままとされました。尤も、小会派とされる公明党も質問の仕方に工夫をし、説明を省いて質問項目を維持し、25分の質問に対し、答弁は大会派への答弁と同じ50分でした。
緊急事態宣言の効果?
一日のコロナ新規陽性者数が二桁を続けるまでに減少してきた。9月12日までの宣言が今月いっぱい9月30日までに延長されることが決定された頃から減少してきて、ここ一週間は二桁になって(一日だけ100人を超していましたが)今日は50人と発表されています。その7割が札幌市でまだまだ油断のできない中で秋の飛び石連休(シルバーウィーク)を過ごしており、キャリーバッグを持った帰省の若者や旅行客とみられる人が増えているのが見られます。この人たちから感染が広がるとは思いませんが、春の連休やお盆帰省から地方に広がった事を忘れずにいてほしいと思います。 ともかく緊急事態宣言の効果は見えていますので、今後一層ワクチン接種が進めばと期待しています。
特集・再エネ
経済誌で「特集ー再エネ」と題して脱炭素社会実現に向けた国のエネルギー基本計画の実行方策を点検しています。最も期待している再生エネルギーについて、「環境対策が環境を壊すジレンマ」として、秋田県での風力発電の実態を書いている。秋田県は風力発電の適地とされており、近年建設ラッシュを向かえているが、地上での設置は限りが有り、砂防林を伐採して風車を建設する例さえ出てき、更には海にまで進出しているという。また原発はあまりにも厳しすぎる規制庁の安全審査と停止してから10年がたち、再稼働までまだまだ時間がかかりそう技術と人材が先細る懸念が出ていること、太陽光発電も発電量が少なく、原発の再稼働が制限される中、これで代替しようとすると地上の殆どを太陽光パネルで覆わなければならないことと、発電適地が消費地から遠く送電網の整備に莫大なお金がかかり、電気代も高くなることなど、理想の実現にはいくつものハードルがあるようです。