昨年2月に北海道が先行して独自の緊急事態宣言をしてから4度目の緊急事態宣言適用地域となりました。この中では、先のまんえん防止措置重点地域となった札幌市とその周辺市町村、小樽市、旭川市がそのまま重点地域とされて飲食店の午後8時までの酒なし営業や、その他地域での7時までの酒提供、8時閉店などの措置が執られますが、これまでのまんえん防止措置との違いがあまりはっきりしません。住民の感染防止に対する意識が高まることで、連休明けの宣言発令の時のように顕著な効果が出てくるものと思います。ワクチン接種のペースを上げてこの様な宣言発令を繰り返さないことができるようにしなければなりません。
月: 2021年8月
感染の拡大やまず
お盆前、帰省してきた学生から始まった新型コロナの感染が拡大し、根室管内では8月1ヶ月足らずの中に90人を超える感染者が判明しています。時に羅臼町での感染の広がりが目立ちますが、今日時点では少し治まる気配が見えてきました。明日からは全道的に緊急事態宣言が発令されますが、既に羅臼町では町長から防災無線を通じて町独自の緊急事態宣言が告げられていることで、町中の皆さんが外出を控えていると言うことで、その効果が徐々に出てきていると思います。羅臼町でこれほど拡大してきた理由の一つに、羅臼町ならではの近所付き合いを含めた人のつながりの強さがあるのではと思います。観光関係者も「今は我慢しかない」と言いますが、一日も早い終息を迎えられることを願います。
雨
8月上旬まで雨らしい雨が無く、全道的には干ばつの被害が報告されていましたが、お盆を過ぎた頃から雨が降り出し、今週の初めには本降りとなりました。既に被害の出ている作物には手遅れかもしれませんし、道北を中心に牧草にもその害が及んでいて、2番草が伸びていない状態が簡単に解消するとは思えません。北海道農業は、冷害などの自然災害に翻弄された歴史から、どんな気候でも草だけは伸びると言うことで有畜農業が取り入れられ、その後気候の厳しい根釧や道北などでは酪農専業に移行して、今の大酪農地域が形成されてきました。今では気候も変わり、この地域でも小麦などの作付けができるようになりましたが、他に餌を頼らない草地酪農地域としての本分は忘れてはならないことです。
夜間中学
来年春から札幌市に開校する、市立星友館夜間中学校に関するシンポジウムがあり、状況を知ることと今後の参考とするために参加しました。公園やシンポジウムはリモートでZOOMを使って行われましたが、会場で行われるのとの違和感が無くこれからは時間を使って移動する必要が少なくなることを感じました。基調講演は基礎教育保障学会の岡田敏之氏で、夜間中学とは、未就学だった人、外国籍や外国にルーツのある人、形式卒業生等様々な背景を持った人たちに中学の勉強を受けてもらうためのものです。岡田氏が夜間中学の教師だった時代、そこに集まる人たちが懸命に学んでおり、そこでは教師の学びの場にもなったと言うことでした。また札幌で遠友塾という自主夜間中学を運営し、夜間中学を作る会の代表をしている工藤氏は、一度奪われかけた学びを取り戻す、「ともに学び共に生きる」場とすることと言う基本を確認しましたが、まだまだ多くの課題があります。
コロナ延期
23日に計画していた北海道自民党第7選挙区支部の中標津会場でのセミナーが、コロナの行方次第で開催するかどうかの判断日を18日に設定していました。管内では中標津と別海を主として陽性者が出ていましたが、家族間や友人など殆ど感染経路が判明しているもので23日までには収束が見込めるとして、昨日、23日に開催するとの判断をしたものの、その後夕方になって羅臼町で一気に4人の陽性者が出たことが判明し、更に診療所に4人が症状があるとして検査を求めてい今朝には今朝には4人の接触者など28人もの検査を行うことになったとの連絡が入り、伊東事務所と相談を重ねた結果、8月25日の伊東代議士の札幌セミナーや28日の第7支部釧路セミナーも含めて全て延期とすることになりました。コロナが治まらなければ何も開催できないのはこれだけでは無いことが実感できる一件でした。
お盆
盂蘭盆会の法要がありました。いつものお盆のように、祭りもパレードも無いお盆でしたが、それはそれで、静かにご先祖様を迎え、そして送り出すという、お盆本来の姿に戻ったとも言えます。今回身近な方が亡くなって初めてのお盆と言うことで家にお参りに行きましたが、49日を過ぎていないとまだ仏様になっていないと言うことで、初盆では無く、それは来年だと言うことを初めて知りました。長年お寺の手伝いをしていながら、そんなことも知らなかったのは恥ずかしい。
終戦記念日
76年前、大東亜戦争を戦っていた日本が、力尽きて連合国側のポツダム宣言を受け入れ、大元帥である天皇陛下が国民に向かって「たえがたきをたえ、しのびがたきをしのび・・・」と玉音放送で国民に敗戦を知らせたのが今日。戦没者慰霊祭を始め各地で慰霊祭が行われて、戦没者のご冥福を祈るとともに、二度と戦争をしないという誓いをしています。誰しも人殺しの戦争を好んではしないと思いますが、その時々の国の置かれた状況の中で追い込まれると戦わざるを得ないことは歴史が証明しています。今では経済力をつけた中国が世界戦略の中で勢力ばかりで無く国土までも拡大しようとして、他国の領土まで自国に組み入れようとすることを黙って見過ごすこともできないのが現実です。主義主張を力によって通そうとしたり、領土は戦ってとるものと、戦争を正当化する国が有る限り平和だけを唱えていることもできないと思います。
大雨被害
九州から中部地方に懸けて線状降水帯が停滞し、各地で大雨特別警報が発令されています。先日までの北海道のように日照りが続いて干ばつに見舞われるのも困ったものですが、この様に全てを奪い、命まで危険にさらされる災害は避けたいものです。その様な危険のある地域に住む人たちには、治山工事などで安全度を高める方策がとられてはいますが、最近の雨は想定外となることが多く、少しでも安全なところへ避難するのが、身を守る唯一の方法なのです。降り始めから400ミリとも700ミリとも伝えられていますが、平らな地面一面に40センチもの水がたまったと思えばその多さが想像できると思います。被害の少しでも小さいことを祈ります。
事務所開き
この秋に行われる予定の衆議院選挙に向けた、第7選挙区支部の伊東義孝支部長の事務所開きが、釧路国際交流センターという異例の会場で開かれました。一般に事務所開きは事務所を設置したところで開くものですが、新型コロナ対策もあって、神事のみ関係者だけに限定して新しい事務所で行い、その後ソーシャルデスタンスのとれる広い会場に場所を移し開いたものです。岩本つよひと参議も駆けつけ、釧路。根室両管内の首町や議会代表、後援会関係者などが集まり、伊東代議士の実績と期待するものを再確認し、改めて結束の大事さを訴えるものとなりました。約2ヶ月の期間ですが、立派な成績で送り出したいものです。
野付半島
先日、野付半島が切れて外海と野付湾内がつながる恐れがあり、そうなると海水が流れ込んだ湾内の植生が変わり、ホッカイシマエビやアサリなどに被害が出る可能性が高いという訴えが重ねてあり、昨日からの強風で現場がどうなっているか見に行きました。現場の標津町と別海町の町境付近の現場では、まだまだ風が強く結構な波が激しく岸の波消しブロックに打ち付けていました。浸食されて一番道路と近いところは1.5メートルほどしか無く、大きな嵐が来ると道路まで削られる可能性があります。防護対策だけで無く、根本的な対策を考える必要があると思われます。