第3次緊急事態宣言

大阪圏に続いて東京圏でも第3次の緊急事態宣言を発することになりました。新型コロナの変異株による感染拡大が急増しており、やむを得ないことかと思いますが、いくら注意していても感染が拡大することに様々な面での不安感が募ります。北海道も札幌を中心に急拡大する傾向が見られ、札幌でのまんえん防止等重点措置の発動を目前としている状況です。今のところ札幌以外への感染拡大は抑えられていますが、時間の問題かもしれません。イスラエルやイギリスの例のように、一日も早くワクチン接種が行われ感染拡大が防がれることを待ち望んでいます。

地方交通は?

2030年新幹線札幌延伸に伴って並行在来線となる函館本線の後志ブロック対策協議会が開かれ、道からの今後の試算が示された内容の報告がありました。これによると第三セクターで存続するとすると初期投資に191億円かかるほか毎年24億円程度の赤字が発生するとなっています。これがバス転換では初期投資が18億円、毎年の赤字が2億円程度となることや、利用の多い余市小樽間を存続した場合の試算も示しています。初期投資は鉄道資産の買い取り価格も含んでおり単純にこの様な計算とはならないものの、その後の運行経費はこの様に大きな負担となることを考えると、新幹線で都市間交通はスピードアップして便利になることと反して、地方交通は益々困難となることになり、問題です。

桜咲く

道内周りを続けています。岩見沢・江別市を訪れた際にはあの2メートルを超える雪が見事に消えており、畑では春耕が始まっているのを見ると大自然の力を感じます。雪のトンネルをくぐりながら雪と格闘した人たちの苦労も、春の陽気の中で一緒に消えていくことがあるからこそこの地で生きていくこともできるのです。既にコブシの花は咲いており、札幌でも早いところでは桜が咲き始めています。今年は大雪と12月からの強力な寒気の冬でしたので、豊作に恵まれるのではないかと期待が膨らみます。

北海道は広い!

議長選に向けての各議員事務所への挨拶回りのため、早朝から出発してオホーツクから宗谷・上川・留萌を経て旭川に着きました。時間的にかなり無理もありましたが、対応してくれた議員の配慮もあり今日の予定をこなすことができました。今日の走行距離は700キロにもおよび、士別市から高速道路に乗ることでその無理な日程が達成できたことを考えると、この広い北海道にこそ高速道路が必要と改めて感じます。地方から札幌への人口移動が続き、過疎化に悩む地域が増えることは、格差の拡大を生み北海道の活性を損ないます。隅々まで血の巡りの良い北海道を作っていかなければなりません。

百人力

議長選のことです。グループを持たず最も弱い候補と言われる私ですが、ある方から「がんばってください、誰にもいっていないけど」と言って励ましの言葉をいただきました。お酒に弱いので飲み会を行わず、ゴルフもできずただ真面目に議会活動に取り組んでいるだけですので、どれ程の支持があるかも解らず、マルバツ三角をつけることも人を区別(差別)するようで嫌いなため、全く予想がつかない状態の中でこの様な言葉をいただいたことは、人はしっかり見ていてくれると涙が出るような気持ちでした。この言葉に百人力を得て私らしく実直に取り組んでいきます。

歩いてみれば

あることで仲間の議員の事務所訪問をしました。事務所体制もそれぞれ違っており、コロナの中でも活動をしている仲間を見て、改めて教えられるところもありましたし、そうした中で会派のあり方や、役職にある者に対する意見を言えないもどかしさもあったりしていることも理解できました。議員はそれぞれの地域や支援者などの期待や要望を背負って議会に来ているのですが、会派の一致した力の結集こそ大事なときの政治を動かすことができると思うのですが、そこの整理ができていないことも感じました。 

戦いと争い

道議会自民党内での今年交代する議長候補選びへの出馬予定者の活動が活発になってきました。5期生は元々大人数でしたが、今は8名。それでも前期手を上げなかった3名を除く4名が立候補を予定しており、激戦となっています。5回の選挙を勝ち抜いてきたメンバーは実績・人望とも充分で、いずれ劣らぬ面々となっていて、働きかけられた議員も選択に戸惑うことでしょう。私も手を上げている一人ですが、多数派工作よりこれまでの議員としての思いや行動を知ってもらう活動に徹したいと思います。争いは見苦しいが戦いは必要と誰かが言ったような・・・。

スパイの女房

テレビでこの映画を見ました。最後のシーンで聡子が精神病院の面会室で言った台詞が妙に印象に残っています。「私は少しも狂っていません。でも、この社会で私だけが狂っているということです」社会の大勢に従わず生きているということの、体制側から見た見方は全く逆になっているということです。示唆すべき言葉です。

新型コロナと社会生活

新型コロナ感染症は変異ウィルスも現れて第4期の感染拡大に入っているのではと言われるようになり、なかなか収まる気配がありません。北海道は中位安定期のように60~70人台で推移しており、特に札幌市での艦船数が多い状態となっています。道は感染拡大を懸念して道民割りの旅行関係の支援策を開始するのを渋りましたが、待ったなしの経済状況の中、先の定例会で道内をブロック分けした上でそのブロック内での旅行について適用できるようにしました。人気の温泉地などは問い合わせが多くなり、一定の効果が出ているようです。もう少しがんばりましょう。

女性活躍

先の森元総理の発言で改めて意識されるようになったジェンダーや女性活躍のことが注目されていますが、今日の文教委員会でも同僚の女性議員から、教員や教育委員会での女性職員などについての質問がありました。女性が子育てもしながら働くことは大事なことですが、同時に容易なことでもありません。それが途中退職をしていく大きな理由であり、またその後親の介護などでも途中退職していくのは女性職員でもあります。日本が世界の女性活躍の分野では120位と後進国と言われる程女性幹部や議員が少ない理由はここにあります。