道民割りモデル事業

先の道議会で知事が実施を決断した経済対策としての道民割り(地域モデル事業という名称ですが)がいよいよあさってから売り出されます。これに先立って、国の緊急事態宣言が解除されたせいか、地域の温泉には道外からの観光客も訪れているとか。やはり皆さんは一年間という長い間したいことができず、食べたいものも我慢してきて、コロナでも経済的に苦しくない人は発散する場を求めているのだと思います。それにしても、同じ札幌とはいいながら定山渓温泉も巻き添えを受けて対象から外されたことには同情を禁じ得ません。何か良い方法はないものでしょうか>

レジ袋有料化は

海洋などでのプラスチックごみ問題が出て、少しでもプラスチックごみを減らそうと無料だったレジ袋を有料化したけれど、食品の殆どがプラスチック包装されているため、ゴミ袋はすぐにいっぱいになる状態が続いています。ゴミ袋の有料化で、プラごみを減らそうという試みがあざ笑われているようにさえ思います。包装に使っているプラごみは分別して出しているのでリサイクルされているのかもしれませんが、かつて成形がしやすく防火にもなり、腐食しないということで建築関係などに幅広く使われていたアスベストが、その後健康被害を生じたことを思い出します。

予算議会閉会

一ヶ月にわたった第一回定例会が終わりました。今回もまたコロナに関する議論が多くなりました。感染拡大を防ぐ自粛呼びかけは解除したものの思うように収束に向かえないことで、景気対策となる道民割りの旅行を再開する決断ができませんでしたが、観光関連業界や宿泊業の現状を政策審議会メンバーから強く訴えられたことから4月1日からモデル地域を設定して徐々に解除していくことを決断しました。様々な分野に関する議決が行われましたが、人事案件では中の副知事が国の省庁に帰任するため、後任に小玉教育長を、その後任には倉本総合政策部長を、という提案を承認しました。新年度に向かって動き始めました。

道民割りモデル的取り組み

予算特別委員会知事総括での質問は、やはりコロナ対策に集中しました。変異株対策、病床確保計画の見直し、ワクチン接種の見通し、中小企業支援策、そして飲食店対策と観光関連事業支援対策です。昨日意見がまとまらなくて一日延期になったのも、この道民割りで観光を動かすかどうかで自民党と道政理事者の意見が対立したからです。政審の粘り強い交渉で北海道をブロック分けして感染の可能性が小さい地域での道民割りモデル的取り組みを行うと答弁を引き出しました。急に決定したことなので詳細が決まっていませんが、予算を明日議決するに当たって、その詳細を示せと北海道結志会の質問で追求され答弁に詰まる場面がありました。この施策は観光関連産業に光明となることと思います。

知事総括入れず

今日は午後、予算特別委員会の分科会で部長答弁では納得できなかった件について、知事に質問する知事総括のための予算特別委員会本委員会が開かれる予定でしたが、質問に対する答弁予定が会派の意見と合致しないということで、本委員会質疑は開かれないまま待機状態です。いくつかの難問がありますが、特に観光の道民割り事業を開始するかどうかで、早期開始を求める自民会派と、感染拡大を心配する道側の意見が合わないことで、再開のめどが立たない状態が続いています。昨年暮れの第4回定例会に続いての遅延状態となっています。

3回忌

一昨年の22日かねてから入院していた病院から、改選に伴う選挙活動である企業の朝礼で挨拶をさせてもらうために待機中の私に電話が入り、様態が急変したとのこと。まもなく朝礼という時間ですぐ駆けつけることができず、それでも20分くらいで病院に駆けつけたものの既に息を引き取った後でした。前日も会いに行って、姉とともに長い間育て見守ってくれたことを感謝した後だったので、むしろ3年半にわたってお世話をいただいた病院スタッフの方々に感謝しました。あれからもう丸二年。今日三回忌法要を子供と孫の家族だけで行いました。

お彼岸

朝の便で帰り、その後お寺での彼岸会法要に行き、参列した信者の方々とお経を読み、ご先祖に思いをいたしたひとときを過ごしました。遡って知りうる先祖の姿は私から数えて4代前までですが、その前に大げさに言えば何万年もの命があって今の自分があるということに気付かせてもらうのがこの様なひとときなのではないかと思います。命の大切さとか自分の代で終わっても良いという人がいますが、それはこれまで命をつないでくれた先祖に対す裏切りではないかと思う一日でした。

哲学

長年道政に携わってきた方と懇談できる時間がありました。北海道庁というところで行政に打ち込んできた、若しくは打ち込んでいる方々はそれぞれの思いで取り組んでいることと思いますが、そこに哲学がある人は少ないといいます。それはその時々に与えられる仕事をこなしながらも、根本に一貫した思いを持ち続けるということだと思います。ある方が陽の当たるところを与えられなかったのですが、そこでもしっかりとした足跡を残してきたとほかの職員が評価していました。私もその様でありたいものと思います。

ライフデザイン教育

今日の予算委員会で仲間の議員が、将来の社会にとってとても大事な質問をしました。一つは「子宮頸がん(HPV)予防ワクチン」について、もう一つはライフデザイン教育についてです。近年特に出生率の低下、若しくは伸び悩みが顕著になってきて少子化が一段と進み、人口減少とともに社会の縮小が懸念されていますが、若い人たちのライフデザインが昔と変わっていることもその要因の一つとなっています。高学歴の女性が多くなることなどにより、結婚年齢がおそくなり子供を得ようとするときには卵子の老化などが進み妊娠できなくなったり不妊が多くなるという悪循環を生んでいます。解決のために変えなければならないことが多くあります。

貧困の連鎖を絶つために

今日の予算特別委員会で「生活困窮者支援について」質問をしました。現在行われている道からの支援や相談についての状況を聞いたところ、生活相談では昨年度の3倍、特に家賃やローンの支払い相談が6倍にもなっていること、緊急小口資金と総合支援資金の貸付金総額は166億円に達していること、住居確保給付金は昨年に比べて世帯数31倍、金額は47倍とコロナ禍による生活困窮者が大きく増えていることが明らかにされました。道からは相談機能の強化や、支援を必要とする人たちの積極的な掘り起こしをするなど、一人も取り残すことがないよう体制を整えていくということです。