接待疑惑

国会は相変わらず菅内閣に関連しての接待疑惑追及が続いています。私も自民党に属しており地方議員として政治にも関わりを持つ一人ですが、ここ数年次から次へと週刊誌発の疑惑を国会で野党が厳しく(?)追求することが続いています。悪いことを悪いとするのは当然ですが、これほど疑惑追及にばかり明け暮れている国会とはなんぞやという疑問が強くなっているのは私だけではないと思います。常に政局を追求して、疑惑で自民党政権からの交代を目指していても、国民はその姿を支持してはいないことは、政党支持率の推移を見ても明らかです。このままだと政治への信頼を失っていくばかりです。

集中的対策期間終了

道が新型コロナウイルス感染拡大に伴って札幌と小樽で、飲食店等に営業時間短縮の特別協力要請をしていた措置は2月28日をもって終了することを発表しました。最大400人を超えることもあった感染者は、ここ最近一週間では50人を割り込む状況が続いていて、道民の自粛効果が現れたと判断してのことです。しかし、依然として感染者は全道に広がっており、クラスターの発生も見られることから、飲食や会合に関する自粛要請は続ける意向です。もう少しの辛抱と思いながら、長期にわたる自粛には疲れも見られるところです。

大雪

空知南部の大雪が止まらないようです。今日もJRは復旧したものの30分遅れくらいで運行、高速道路は岩見沢美唄間で通行止め、岩見沢から江別付近では前が見えないほどの吹雪となっているということで、歴代2番目といっていた岩見沢の積雪はついに一番となってしまったのではないかと思われます。町の中では車を交差することもできない状態で、仲間の道議も車で帰るとその置き場がないということで、帰るに帰れない状態と嘆いています。雪は天然のダムといって、大雪の年は豊作と言われていますが、多すぎても動きがとれなくなり困りものとなっています。(春よ来い、早く来い)

第一回定例会

今日から第一回定例会が始まりました。知事と教育長からの施政方針が述べられた後、2027億円の補正予算が審議され、賛成多数で可決成立しました。この補正は主としてコロナ禍に対応する措置や、ギガスクール構想に伴う学校内通信環境改善措置、東京オリンピック連携補助金、地域福祉推進費補助金、畜産クラスター負担金や生産基盤整備保全補助金、建設費(道路改良、河川改良、砂防費など)が主なものですが、財源はほとんど国の補正予算によるものです。充分な活用が期待されます。

青天の霹靂

高校以上の教育機関のない根室管内ですが、若手経営者の人脈の中で横浜にある総合学園が北海道東日本語学校を開設するという希望を持っていることを知り、話を進めてきていました。今年4月開校ということで認可も下り生徒募集・選考試験を終えて47名が入学予定でしたが、入国管理局の審査でそのうち41名の在留資格認定証明書が交付されないことがわかり、開設準備に当たっていた学校側が困惑しています。町としても外国人受け入れ・教育の拠点としていく構想を練っていただけにそのショックは大きいものがあります。理由は本人や親の預貯金の取引証明や納税証明が不明確ということのようで、この件に関してはいったん決定がなされると追加認定などはないということのようで、まさに期待していた開校に青天の霹靂が降りかかったといえます。

混乱

東京オリンピック委員会会長職を巡る混乱が続いている。森氏の失言辞任で後任を引き受けた橋本聖子氏に対して、その中立性から自民党を離党せざるを得ないことになりました。酔ってのキッスがセクハラだったと今更騒ぎ立てられ挙げ句に自民党道連会長職まで辞任せざるを得なくなりました。貧乏くじとはこのことです。すべてに足を引っ張ってしまうようでは、社会が成り立たなくなります。すべてコロナによるストレス解消にその元があるのでしょうか?週刊誌を含めたマスコミは本当に正義の味方なのでしょうか?

発言

オリンピック組織委員会の森会長の発言が更に波紋を広げています。あの発言を女性蔑視の表れかどうかという議論は全くなく、オリンピックの開催の可否にまで及んで、政治問題にまで発展していることに言いようのない疑問を感じます。影響力のある立場の人の発言は文字通り影響力を発揮するとともに強い波紋を広げることも理解できますが、幅広い許容性のない情報社会になっていることも懸念されます。これでは「モノ言えば唇寂し」となってみんなが黙っている中で他人の発言を非難する声だけが幅を利かせていく社会になりはしまいかと心配です。

丘珠空港シンポジウム

北海道経済連合会(道経連)主催で、「未来の世代につなぐ丘珠空港」と題したシンポジウムが開かれました。日本航空社長が航空業界の現状の中でも空港を中心とした地域づくりをしていきたいと基調講演をしたのち、丘珠空港の将来について札幌市副市長、日本旅行北海道社長、昨年発足した道内7空港一体管理をする北海道エアポート社長などが丘珠空港についてのそれぞれの考えを話していく中で今後の進め方などを模索しようとしていました。今の新千歳空港との関係や、滑走路を2000mへ延長するにあたっての障害(費用や騒音への地域住民の懸念)などをどう解決していくかという事ですが、一番の障害は札幌市民が強力に支持していく将来への計画が示せるかだと思って聞きました。2030年までが最後のチャンスだとの発言が現実味を帯びています。新型コロナで人が集まることが避けられているのに170名を超える参加者が集まり、急遽2会場に分けるという関心の高さでもありました。 

北方領土の日に

 今日は北方領土の日。言うまでもなく、日本とロシアが平和裏に「日ロ通好条約」を結んで国後島と得撫島の間を国境と定めた日です。その後樺太と得撫島以北の千島列島を交換した交換条約、日露戦争後のポーツマス条約での樺太南部の獲得を経て、第2次大戦の敗戦後のサンフランシスコ講和条約での樺太南部と千島列島放棄をして今の状態になっています。この放棄した千島列島の範囲については、日本側は最初に結んだ条約での国後・択捉、色丹島と歯舞群島は放棄した千島列島には含まれていないとしていますが、ロシア側はすべて含まれると主張。結局力によって決められた国境は力によってしか変えられないという現実が目の前にあります。だから、尖閣列島も中国が力をつけてから主張し始め、無理やり力によってそれを現実にしようとしているのです。戦争のない平和は理想ですが、現実はこうです。

溺れる犬はたたかれる

東京オリ・パラ組織委員会会長の森喜朗氏の発言がオリンピックの精神に反すると報道され、謝罪会見ののち、オリンピック開催の是非にまで話題が及んでいるようです。今日の報道ではIOC理事からは、昨日謝罪があったのでこれでこの話題は打ち切りとの発言があったと報じられています。このことに関する私からの発言は慎重でなければならないと思っていますが、このように大々的に問題とされることにもどこか違和感があります。もちろん、女性蔑視と受け取られても仕方のない発言ではありますが、オリンピック開催の是非にまで及ぶ報道の在り方や、その世論の集め方にも違和感があります。どこかでコロナ自粛でたまっているうっぷんを晴らしたいという世の風潮に乗っかっているのではと思ってしまいます。