今日の道議会議論では、GO-TOトラベルと感染拡大の関係や、ステージを上げたタイミング、自粛要請の遅れなどが知事に問われた。私は結果論だと思うのですが、GO-TOトラベルそのものが感染を拡大したのか、GO-TOによって人の動きが大きくなってきて、それが気のゆるみを産んで主として接待を伴う飲食店で感染を拡大することになったのかはわからないことです。もとより、人が動かなければ経済活動は活性化せず、逆に人が動くことが感染を拡大することになるというジレンマがあります。結果論を批判しても何も良くはならないのではないでしょうか。
月: 2020年11月
移動自粛
昨日の札幌へのGO-TOトラベル除外に続き、今日札幌からの出発も除外することが発表されました。札幌市で急拡大した感染者はその後地方都市へと広がり、旭川市や函館市、帯広市、清水町など地方都市へ、さらには利尻島、奥尻島など離島にまで広がり、国の対策委員会では「すでに個人レベルでの段階を超えた」として行政レベルでの強力な対応を求めています。北海道も不要不急の札幌市への移動を自粛するよう求めていますが、人の動きを無くすることはそのまま何とかつないでいるサービス業などの強い影響を受けてきた業種がますます経営困難になる年末を迎えることになります。
コロナ対策
新型コロナ陽性者急拡大に伴って札幌では接待を伴う飲食店に休業の要請をする方向になったと伝えられています。やむを得ないことですが、休業することで経営に多大な影響が出ることで生活に困窮する人がまた増えるという事に対する対策はどうするのかがまだ決まっていません。一店舗当たり40万円の休業補償をすることも検討されているようですが、働いている人達にはどうするか、この視点が欠けているように思います。春の時のように必要のない人にまで一律10万円を給付する大盤振る舞いはもうできないでしょうし、どうするのでしょう?
GO-TO除外
国が感染拡大地域でのGO-TO継続について、地域をよく知る知事に判断を委ねていましたが、今日、札幌市と大阪市の除外を決定しました。SNSなどでは中途半端な決定だとの不満が多く書かれていますが、北海道の主な観光地ではコロナの地元感染や観光客などからの感染例もほとんど無く、もし北海道全域が対象になると年末に向けて経営が非常に苦しくなるという状況を予測してのつらい判断だったと理解します。感染が多い札幌や東京から無症状の感染観光客が来るかもしれないことは恐ろしいことですが、そのリスクを考えても人の往来を喚起して経済を守らなければならないという事です。
内外情勢調査会
月一回の内外情勢調査会例会に出席しました。講師は同志社大学法学部教授の高橋晃嗣氏。題は、「変動する国際情勢と日本の課題」で、先ず安倍政権の評価から始まり、退任表明の際の支持率が71%に跳ね上がったことをとらえ、国内では批判もあるものの景気と失業率を改善し、3822日という歴代政権では最長期で、国際的にも顔の見えるリーダーとして認められていたこと。プーチンと24回もの直接会談にもかかわらず北方領土問題が進展しないのは米ロ関係が冷え切っているから、といった見方のほか、バイデン政権となるアメリカと日本の関係、その中での日中関係、菅総理の政権運営と解散総選挙の時期などについて熱のこもった講演を聞くことができました。2024年が日米共にトップの交代を迎える年になり、この年の結果が今後の日本と世界の大きな転機となるかもしれないとの話も興味深いものでした。
新型コロナ
東京と北海道が相互に先行する形で感染の拡大が続いています。北海道では札幌市での感染が大多数を占めるものの、次第に北海道全域に広がり、振興局の名前がないのは根室だけかというほどです。地元感染があったかどうかは発表からはわかりませんが、インフルエンザのように全道に広がっていることは間違いないようです。気温と湿度の上がる5月以降の夏場に克服できると思っていたものがそうはならず、乾燥と寒さでウィルスがしぶとくなる冬に入ってしまったのが、拡大の原因でしょう。気を付けるしかないというのが情けないのですが、最大の防御でしょう。
なまけ癖
最後の投稿からすでに半月が経ってしまいました。一度投稿をしなければそれが楽に感じてついついこのように長い間投稿をしないことになってしまいます。これをなまけ癖というのでしょう。今ではこのようなブログはすでに過去のもののようになっているのでしょうが、SNSでは文章を投稿してもほとんど反応がないことを思うと、自分の文章力を磨くためには自分にとって必要なことと思っています。もしこのページに訪れている方がいればそのように理解していただきたいと思います。
久しぶりの質問
今日の文教委員会で久しぶりに質問をしました。テーマは「子供たちの可能性を伸ばす取り組みについて」で、学力向上へのこれまでの取り組み、それをより効果的にするための「少人数学級について」これに係る必要な予算額についての試算、教員の確保、教科担任制とそれに関連して働き方改革について、最後に教育部長にこどもたちの可能性を伸ばすための想いを質問。部長からは「自然豊かな北の大地で世界を見つめ、自立の精神にあふれ自らの夢に挑戦し共に支えあうような次代を担うこどもたちを育んでいくことが道教委の使命」とした後で、「学校ばかりでなく家庭や地域としっかり連携し本道教育の充実発展に取り組んでまいる」との答弁をいただきました。道教委のみならず北海道全体がこのことを意識して臨むなら、必ず北海道が子育てや子供の教育先進地域として若い人たちが集まり、活性化していくと信じます。
文化の日と新型コロナ
11月3日は文化の日。例年だと各地で菊祭りが開かれ、公民館などでは文化活動に係る催しが目白押しとなりますが、今年は「コロナ」のせいでほとんどが規模縮小や中止となっています。文化は流行性疾患に勝てないという事でしょうか。人々を心豊かにし、より充足感のある社会を実現できるのが文化であると思いますが、それ以前に「命」が大事という事なのでしょう。感染拡大を続ける新型コロナですが、インフルエンザとどの程度の違いがあって、どの程度より恐ろしいかという事も十分比較検討された報道がないことは、疑心暗鬼を拡大しているようにも思います。
11.1 今後を占う日
最後の投稿からすでに一週間たち、時間が経つのは早いと改めて思い知ります。今日から11月ですが、今日は今後の日本や世界の行方に大きな影響を与える二つの選挙があります。一つは、今開票途中ですが「大阪都構想」への賛否を問うものです。二重行政解消をうたっておおさか維新の会と公明党が推進しようとしています。道府県と政令市の関係はある意味二重行政となっており確かに様々な面でやりにくいところはありますが、これが政令指定市を無くして特別区にするとどのように解消されるのか分からないところでもあります。アメリカの大統領選挙も大接戦のようで、この二つの選挙が今後の世界が分断された社会につながらなければ良いと思います。(最新情報では反対が上回りました)