札幌で自主夜間中学・遠友熟を運営し、道内各地に公立夜間中学を作る会の皆さんが、夜間中学に係る要請などのため議会を訪れ、札幌選出の道議仲間とともにお話しを伺いました。道内には様々な事情で中学卒業相当の勉強をすることができなかった方々が居り、それを今は自主夜間中学という形でフォローしているが、国の教育機会確保法で、各都道府県に原則一か所以上の夜間中学を設置することが義務付けられたことから、札幌市が設置するほかに、北海道においても道立夜間中学を設置してほしいとの要望をされました。必要なことですが簡単でもなさそうです。
月: 2020年10月
スペースジェット開発中断。
三菱重工が開発ウィ進めていた純国産ジェット旅客機の開発中断を発表したとのニュースを聞き、残念の一言です。戦後復興の過程で、技術力やコストなど他の国を寄せ付けないほど優れたものを持っていた日本が、いま世界の中で取り残されつつあるという思いがします。主翼やエンジンなど部分的には世界を飛んでいるジェット機の主要部分を受注生産できる技術力を持ちながらそれの集大成ができないというのは日本の現状の中で何かが足りないと思わざるを得ません。
上空慰霊
今年は新型コロナの影響で北方領土での墓参や自由訪問、交流事業などが全て見送りとなっていましたが、何とか先祖の慰霊をする方法はないのかと北海道など関係者が知恵を絞った結果、航空機による上空慰霊の方法をとることになり、今日その第一便・二便が飛び立ちました。青空が広がる絶好の天気の中飛び立っていきましたが、聞くと歯舞群島は一部雲に隠れ、納沙布岬からも見える島々までしか見ることはできなかったそうで残念だったでしょうが、島の位置やそこでの墓地の位置など昔住んでいた人には見当がついて良い慰霊ができたと話していました。
津波防災
浜中町で北海道と建設技術センターの主催で「津波防災地域づくり講演会in浜中」が開かれ、参加しました。講師は東京大学特任教授(前群馬大学教授)の片田敏孝氏で、釜石や落石での漁船の津波避難対応方式を指導し実際の津波の際効果を実証したことで有名な方です。こうした技術的なことや方式の講演と思っていましたが、霧多布高校の生徒が大部分だったこともあるのか、どうやって自分の命を守るかが主題となっていました。それは家族への思いやりと信頼だという事。そして予想津波高が出されていますが、それは1000年に一度の予想。それにいっぺんに備えるより今できる対策を順に積み重ねていくことだと現実的な講演が好感でした。
クラスター
遂にコロナウィルスによる学校でのクラスターが発生したと連絡がありました。高校で一人の感染者が見つかって、濃厚接触者となっている生徒などの検査の結果、今のとこと8名の感染が明らかになったとのことです。学校でもマスクや手洗いなど感染防止の措置は取られていますが、40人学級では「蜜」の状態を避けることができず心配されていました。取り敢えず休校措置を取り、想定されていたマニュアル通りの対処をするとともに、必要であれば感染対策班の対応もすることになると思います。軽症であることと感染が広がらないことを祈ります。
GO-TOトラベル
国の観光振興策として始められた「GO-TOトラベル」の利用が殺到して発売を制限するという事態にまでなっているようです。確かに温泉旅館や飛行機の利用は、込み合うというレベルまでになっていて、その効果は大きいのだと思います。先ず人が動かなければ経済が動かないので、先におこなった「どうみん割」以上の効果も期待できます。更に、旅行期間中であれば、地域振興券1万円が割り当てられ、旅先での利用ができるというぜいたくなおまけもついています。割引旅行だけで無く買い物や飲食もその地域でという狙いでしょうが、まだそれの使えるところがかぎられているところが今一というところでしょうか。
ウポポイ
初めてウポポイを見学しました。4月の開場予定がコロナウィルスのために二ヶ月遅れての開業でしたがすでに11万人を超えたとの報道があり、どのような展示がされているか興味津々でしたが、正直言って少し期待外れでした。展示の内容、方法、スタッフの態度などまだまだ国立の域を出ていないと思います。福岡の九州国立博物館でさえ福岡市の博物館と対比して内容に見劣りがするくらいですから。まだやむを得ないところかもしれません。今後アイヌ民族文化の集大成の場となっていくことを期待します。
議会見学
後援会の役員研修で新しい議会の見学に同行しました。到着後先ずは議会食堂で名物ともなっている「道議会特ざる」を食べた後、議会総務課の吉田さんの案内で、ロビーからスタートして本会議場、私が委員長を勤めている第9委員会室を見学。その後議長室
などを拝見しましたが、この議会が四季をテーマに作られているとは住人の私も知りませんでした。
水源地
今日の団体との懇談会で水源地のある山が外国資本に買われているのを防ぐ手立てを講じて欲しいとの要望がありました。実際は日本企業か日本人が香港などの外国資本をバックに買っているらしいので、北海道としても届け出があっても規制のしようがないのが実態ではあるのですが。随分問題にしている人達もいますが、私は水源地を取得したとしても、どうやって水をもっていくのか分かりません。土地の所有権のほかに日本には水利権というものがあって大量の水を使用するには許可が必要なのです。
懇談会2日目
今日は懇談会2日目。獣医師会、農業建設協会、林業・木材業関連団体、商工会連合会、商店街振興組合、砂利工業組合の6団体でした。獣医師会では犬の狂犬病予防注射の実施率や、登録率が低いことや、女性獣医師の就業環境改善、北海道動物管理センターの設置などの要望がありました。林業団体では、製材の輸出がコロナの影響で止まっているため、製材会社から木を切るところまで遡って仕事が少なくなっていること。商工会連合会からはコロナ支援を含め小規模企業の支援強化が話題になりました。みんな必死に生き残りをかけていることが感じられます。